#220 うつ病発症56~57日目・発症後365日目 ~調子が少し回復~

今日は雨が降って通勤に使う電車が止まっていたので,出勤するつもりでしたが,予定を変更して休みました。早めに帰ることを前提に午後から予定も入れていたので,出勤してしまうと間に合わなくなる可能性もあり,昨日の調子も悪かったので,無理せず休みました。

こうやって,自分で自分の行動を決定するのは,本当に大事です。僕のように,自分の行動に責任を持たず,なーなーで生きてきた結果として,うつ病を発症してしまった人にとっては,自分の人生を自分で決めるという「決定感」とも言うべき感覚が,これから先必要になっていくと思います。「自分の行動に責任を持たず」なんて書くと言い方が少し悪いですが,要は,「自分の人生(=自分の時間)の決定権がすべて自分にあり,拝金主義や学歴主義などの常識にとらわれることなく,むしろ,その常識がコロコロと変遷することを前提に,自由な発想で,この厳しい現実世界を生き抜いていく」という決意がないまま,自分の行動を,自分が勝手に作り上げた「常識」に任せてきた結果として,僕はうつ病を発症したと考えていて,これはまさに「自分の行動に責任を持たない」だと思うのです。

こう書くと「自分の行動に責任を持て!強くなれ!」という意識高い系のメッセージに見えるのですが,もちろん,そんな強い人間ばかりではないことはわかっているつもりです。僕自身も,強い人間ではなく,いつ,どのタイミングで,生活保護を受給して生きていかなきゃいけなくなるかわからないと思っています(現に,今この瞬間の生活費を国に頼っているわけですから)。

とはいえ,変化する環境に適応できない個体が死に絶えていくのが,この残酷な自然の世界,進化の世界です。環境に適応できずに多くの動物が絶滅したことを僕ら人間は知っていますが,大事なのは,その「動物」に人間も含まれるということです。

こんなことを書くと,悪名高い「優生学」っぽくも見えますが,僕が「優生学」を信奉しているはずもなく,「社会に適応できない人間は死に絶えていい」なんて一切思っていません。むしろ,現代の人間社会は「知識社会」ですが,人間(ホモサピエンス)という種は,この知識社会に適応するように進化してきてはいません。人間は,旧石器時代の狩猟採集生活に適応するように進化してきていて,その進化なかで,偶然にも,今の知識社会にピタッと適応する人が生まれただけです。

じゃあ,「知識社会」という環境に適応できない人間は死んでよし!となると,それはまさに「優生学」で,そんなことを言う人はヒトラーなので,『我が闘争』のバージョン2でも書いて自殺してください。

そもそも,今の知識社会は,あらゆる人が互いに繋がって成り立っているので,「知識社会に適応できない人は死んでよし」なんて価値観を貫くと,知識社会が維持できなくなります。だって,知識社会を維持するために必要な「人間」は,知識社会に適応するよう進化してきてはいないので,大多数の人が適応できないわけで,↑の価値観を貫くと,「みんな死ぬ」というトンデモナイ結果が待ち受けています。

だから,知識社会に適応できない人は生きる価値がないと切り捨てるのではなく,知識社会に適応できないことを前提に,全員が幸せに生きるにはどうすればいいのかを考えなきゃいけないわけです。なぜなら,「共存」しなきゃいけないからです。たった1人だと,電気・食料・インターネットなど,生活に不可欠なインフラすら維持できません。知識社会社会に適応できない,僕を含めた全員を幸せにしないと,この知識社会は維持できなくなってしまいます。

ここで,知識社会にうまく適応した人々,いわゆる「成功者」と言われる人々は,「たくさん努力したんだ!」と(エラそうに)自分が成功した理由を「努力」に求め,自分の成功を正当化しようとします。しかし,それは科学的に間違いです。学力や知能にも遺伝の影響が大きく出ることは,「行動遺伝学」という学問が,数え切れないほどのデータを蓄積して,科学的に証明しています。だから,「努力」だけで知識社会に適応したわけじゃありません。自分が生まれつき持ち合わせた遺伝子のおかげで,知識社会に適応できたわけです。

しかも,その持ち合わせた遺伝子は,完全に偶然です。旧石器時代を生き抜くために必要だった遺伝子が,偶然にも,知識社会にフィットしたのです。その幸運は,本当に恵まれていて,「ラッキー!」としか言いようがありません。

いくら努力したって,遺伝の影響で努力できない人が大勢います。僕もそうです。僕は,どれだけ努力したくても,1日8時間ほどしか行動できません。少なくとも8時間の睡眠時間が毎日必要で,おいしいごはんを食べる時間や,ゆっくりと安らぐ時間を確保しないと,翌日にやる気が出てきませんから。

だから,少ない睡眠時間で努力し続けられる人たちは,間違いなく遺伝的な才能に恵まれています。なのに「僕は努力したから!」と努力によって正当化するのは,やっぱり間違っている。「努力する才能」が「遺伝的」にあったからこそ努力できたわけで,その才能がない人達に「お前らも努力すれば僕みたいになれる」というメッセージを送るのは,科学的に間違った方法で自分を正当化しているだけです。

偶然にも遺伝的に知識社会にフィットした人以外は全員,知識社会にフィットできないという事実を前提に(,この豊かな社会を,より長く繁栄させるため,繁栄に必須の「共存」=知識社会にフィットできな大多数の人たちも幸せに生きる,という方法を考えなきゃいけません。

ひたすらに「努力」を振りかざすやつらはクソなので,さっさと退場してください。そういうやつらは,社会の繁栄に必須の「共存」を壊してしまうので,社会に深刻なダメージを与える前に,さっさと消えてほしいです。

僕は,この豊かな現代社会が,より長く続いてほしいと真剣に考えています。インターネットがどこでもスマートフォンで使えて,おいしい食べ物がコンビニなどでいつでも簡単に手に入るなんて,めちゃくちゃに豊かです。もう僕は,この構造なしでは生きられない身体になっています。だからこそ,この社会がずーっと続いてほしいんです。

僕は,インターネットとスマートフォンとおいしい食べ物(コンビニ含む)と図書館があれば生きていけますし,幸せになれます。家は別にどこでもいいし(定住しなくてもいい),服は既に持っています。

僕が大好きなこの社会は,「共存」がなければ維持できない。知識社会に適応できない人たちに「努力」を振りかざすのは,科学的に間違っています。知識社会に大多数の人たちが維持できないことを「正しい事実」と認めた上で,社会の維持に何が必要か,それを考えていく必要があります。

まあ,僕が言える結論としては,とりあえず日本でベーシックインカムを導入することです。そして,「金持ち叩き」を完全にやめることです。金持ちの足を引っ張り合うから,日本では金持ちが生まれにくくなってしまいます。ベーシックインカムが導入されたら,多くの人達が,金持ちたちが納める税金で暮らすようになります。だから,金持ちにはもっとお金を稼いで納税してもらわないと,自分の暮らしが立ち行かなくなるわけです。金持ち叩きは,自分の暮らしを苦しめることになるのです。

そうやって,金持ち叩きを完全に撤廃した後,「幸せはカネじゃない」ということを素直に認めて,ひとりひとりが自分だけの幸せを追い求めれば,行き着いた先に,優しさに溢れた幸せな世界が待っていると思います。

なんて,「頭の中お花畑」と思われかねない前置きを書いた上で,今日もうつ病の経過を記録していきます。(第1回目はこちら。第2回目も大事なのでこちらからどうぞ)

(でも,「自分だけが幸せ」なんてことは,現代社会では原理的にあり得ないので,「自分の幸せ」のために「みんなの幸せ」を真剣に考えるのは絶対に必要だと思いますよ?),

【過去のこと・思い出したこと(発症56~57日目)】

・9月2日㈪:7月22日㈪に実家にとんぼ返りして,この日で43日目です(とんぼ返りした経緯についてはこちら)。この日は午前2時頃まで寝付けず,しかし,午前6時には目が覚めてしまっています。睡眠が悪かったことが原因で,かなり調子を崩しています。そのため,急遽,次回の整体の予定を繰り上げて,この日に整体に行っています。どうやら,かなり調子を崩したようです(笑)。午後1時29分に実家を出発して,午後3時43分に帰宅し,再び,3時43分からウォーキングにも行っています(笑)。

こう書くと,整体とウォーキングにすがっている様子が見て取れます(笑)。また後で書きますが,実際に,この日の晩は,とてもよく眠れていて,この日の一連の出来事は,整体やウォーキングに「すがる」根拠を与える結果となっています。

結果的に,僕は,「整体行ったら眠れた!」「ウォーキングしたら眠れた!」という幻想を抱くことになります。というか,不安だからこそ,何かすがる対象がほしくてたまらなくなるのです。「整体行って眠れたから,今日も整体行ったから大丈夫」「ウォーキングして眠れたから,今日もウォーキングしたので大丈夫」,そんなことを思っていたほうが,メンタルがめちゃくちゃ楽になるのです。

でも,そんな幻想は簡単にぶち殺されます笑(#上条当麻©)。この頃は,こういう幻想を抱いていましたが(それくらい,まだまだ不安な気持ちが大きかったので),だんだんと,現実が見えてきます(笑)。現実が見えるまでには,だいぶ時間がかかりますが(#まだ見えていないのかもしれない

・9月3日㈫:この日は前日の午後10時40分~午前10時40分の睡眠が記録されています。よく眠れていますね(笑)。

振り返ると,僕の回復は,当初から,不眠の症状が出て調子を崩す→よく眠れて調子を取り戻す,というサイクルを繰り返して進んできているようです。だから,また不眠の症状が出ても(実際に今も出ていますが),「また調子良くなるだろう」と思えます。でも,実際のところ,寝つけずに苦しんでいるときに「また調子良くなるだろう」と冷静に思うことはかなり難しいです(笑)。調子が悪いと,思考が鈍り,視野が狭くなります。とはいえ,「また調子良くなるさ!」「何度も良い・悪いを繰り返してきた!」と思うようにしたいのですが,うーん,やっぱり難しいかも(笑)。

この日は,外出することもありませんでした。昼ごはんや晩ごはんの支度を手伝っているようです。この日も午後11時と早めに眠りについていて,なおかつ,よく眠れているようです。

→今日はここまで

【今日経験したこと・経験して考えたこと(発症365日目)】

・今日できた仕事・勉強

今日は雨で電車が動いていなかったので,無理せず休みました(#今は晴れている)。図書館に本を借りに・返しに行き,買い物して,ブログを書いているので,勉強はまだしていません!

・仕事・勉強以外に今日やったこと

特にありません!

【今日のうつ病】

昨晩は午後10時20分頃に布団に入りました。寝つくまでしばらく時間がかかりました(30分くらい?)。寝ついた後も,1時間ほどで一度目が覚めてような気がしますが,ほどなく眠りにつくことができ,今朝の6時48分までぐっすり眠れました。昨日に比べれば,調子も上向いてきました。昨日は,結局,午前中だけ出勤して帰りました。調子が悪くて,人の声や電話の着信音も気になってしまっていました。午後から整体に行き,そのおかげか,ぐっすり眠れました。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!

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それではまた明日!

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