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理想に近づくためのアニメを使った自己分析法

自己分析って、疲れませんか? 私は何度も試したことがあるのですが、自己分析シートに書いていくと、考えながら作業するため、脳が疲れて途中で辞めてしまうことが多々ありました。お恥ずかしい限りです。

ただ、自己分析は自分の価値観を把握し、これから生きるためのコンパスになることも、良く理解しています。そこで、どうにか飽きないで楽しく自己分析できないか考えてみました。

そこで、思いついたのが「アニメ、漫画キャラを自己分析に利用する方法」でした。この方法がかなり楽しく、簡易的な自己分析ができます。今回はその方法をご紹介したいと思います。本当に楽しいです。

1:価値観リストと憧れるキャラクターを準備

アニメ、漫画を見ているときに、「このキャラは好き」、「このキャラは嫌い」って思う時はあると思います。まずは、本当に好きなキャラクターを思い浮かべてください。

結論を書くと、まず憧れであるキャラクターの価値観を分析します。そして価値観リストに、そのキャラクターはこの価値観があるか無いかを〇、×と根拠と共に記載していきます。ケースバイケースでわからない場合や、作中で描写が無い場合は△をつけてください。

図2

イメージはこのような感じです。また使用した価値観リストはメンタリストのDaiGoさんがリスト化していましたので、そちらを引用しています。https://ch.nicovideo.jp/mentalist/blomaga/ar1819322

また私はあの有名アニメ「コードギアス」の主人公「ルルーシュ」が大好きなので、カッコいい、かつ超シスコンの彼で考えさせてもらいました。

この価値観リストですが、約80個あり非常に多いです(流石、DaiGoさん)。しかし、この作業、めちゃくちゃ楽しいです。私が作成した表を見れば楽しさが伝わるかと思います(正しいか間違っているかはさておいて…)。好きなキャラクターについて考えていくので、自然とスラスラと項目が埋まっていきます。

項目が全て埋まったら次のステップです。

2:自分と価値観を比較して、重要かどうかを判断する

その次には、その憧れのキャラクターが持っている価値観、表でいうと〇の部分を抽出します。そして、〇の価値観が自分にあるか否かを〇、△、×で書きます。憧れのキャラクターの〇部分のみで考えるので、約80個の価値観項目を減らすことができます。

図1

そして最後に、自分の項目で△と×がついた部分で、その価値観は自分にとって重要か、重要でないかを分析していきます。

これを解説すると憧れのキャラクターが持っている価値観を自分が現状持っているか、そして、その価値観は自分にとって重要かどうかがわかることとなっています。

まとめると以下のようになります。

図3

自分の項目で△ということは、

・価値観とし取得出来ているかどうか曖昧

このような評価となるため、憧れの価値観を頑張れば取得できる状況を表します。つまり、憧れの価値観との乖離度はそこまで離れていないということです。

また、自分の項目で×であることは、

・価値観として、まだ取得出来ていない

そのため、憧れのキャラクターとは遠く、この価値観を得るために重要視していくとなるわけです。

このように自分が欲しい価値観と、その価値観が取得出来ているかどうかの距離感までわかるということになります


3:アニメ、漫画キャラを自己分析に利用する利点

①作業中はキャラクターのことを考えて作業するので没頭する感覚があり楽しい。
②キャラクターというイメージしやすいモデルケースがあるので、自分の項目を考えるときに考えやすい。    
③欲しい価値観が理解できた後のアクションプラン、取得のためのモチベーションに繋げやすい。

この3点があります。

特に③の「欲しい価値観が理解できた後のアクションプラン、取得のためのモチベーションに繋げやすい。」

この点が重要かと思います。

例えば、私の場合、欲しい価値観の中に「義務:自分の義務と責任を果たす」が超重要強化ポイントとして挙げられました。この時に、憧れのキャラクターがなぜこの価値観を持っているのかを分析していきます。

ルルーシュで考えていくと、彼は世界貢献など考えていなく、「妹のため」に平和な世界を創るという行動理念で義務感を強く抱き行動しています。

つまり「ルルーシュは自分のためでなく、身近な人のためが原動力である」ということが理解できます。

この後は、自分がそのキャラクターに憧れている感情を利用します。

自分もルルーシュみたいになりたいから、この気持ちをマインドセットとし、実行してみようと思い込んでみるのです。そうすると挫折しそうなときも「あぁそういえばあの時にルルーシュで考えたな…。ルルーシュもXXXXという環境で努力してたし、もう少し頑張ってみるか」と、このような感情で価値観取得の原動力に繋がることができます。

もちろんこの方法は、アニメ、漫画の環境が現実生活とは違うので、乖離はあるものの、実行してみると価値観のおおよその方向性が見えてきます。また、日常系のアニメであれば家庭観の分析にも使えます。アニメ、漫画の題材を変えることで様々な場面での自己分析に利用できるということです。複数のキャラクターで実行することで、先ほどの乖離も埋まっていき、自分の価値観がブラッシュアップされていきます。

また、今回はキャラクターの価値観を〇でソートしましたが、×でソートして、自分の価値観の〇項目と比べた場合は、「捨てたい価値観」の分析にも使えたりします(キャラクターの価値観に△をつけた場合は、分析段階で曖昧なことが多いため、その後の自分の価値観との比較検討が難しいです。そのため、あまり考えなくて良いです)。

通常の自己分析が苦手で、私と同じ悩みがあった人は是非試してみてください。アニメ、漫画の考察にも繋がるので、楽しいですよ。

参考資料

メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」

→「ムダに悩まない理想の自分になれる 超客観」という書籍には正式な自己分析の方法が掲載されています。

コードギアス 反逆のルルーシュ

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