【月曜断食日記】5/18mon~前半~

はじめまして。
こちらのnoteは、居酒屋で仲良くなったおっちゃんにおごられる術を身に着けてしまったために体重が史上最高を更新したパラサイトシングルのOL(※半獣半人)が、
おうち時間をきっかけとして月曜断食をはじめ、このままでは続かないと思いnoteを開設し日記をかいてみたという次第です。

とはいえnoteとかやったことないのでwordに書き溜めてたものを更新しております。そのため日付がちょっと前です。良ければ読んでください。

~はじまり~

前日夜遅くまで起きていたので、始業時間ギリギリに「うおおー!」という声と共に起きる。
着替えつつパソコンをバーンと開けて電源をボーンと入れて、なんとか朝礼へ出席。
もう2度とテレワークではなかったころの自分になど戻れないのである。
いつもなら、朝礼後にいそいそとキッチンへ行き朝ご飯を持ってくるのです。
ですが、今日は「なんかいいかな」と思いました。

遡ること2か月前、緊急事態宣言が出されてから、私は完全に家畜のような生活を送っています。
自他ともに認める正真正銘デブの父、幼少期より現在までニックネーム「pig」に揺るぎのない弟、彼らを作り出してしまった罪深い(自宅居酒屋ごっこが好きな料理上手の)母。彼らと過ごすおうち時間、もとい24時間居酒屋体制が経過するにつれて、私の頭に一つの疑問が浮かんできた。
「空腹…ってなんだっけ…。」
そう、私はここ2か月弱、空腹を経験していないのではないか。そして、空腹という感覚を忘れてしまったのではないか。

そんなことを考えながらも、昨夜の私は「駅前のケンタッキーが営業再開したよ!!」と、まるで「緊急事態宣言解除されたよ!」張りの勢いで家族ラインに入れていた。秒で「買ってこい!!」と返す家族。あかん、痩せるんじゃなかったんかい、私、あかん。そう思いながらケンタの軟骨まで余すことなくぼりぼり食べる。ケンタの軟骨は本当にうまいなあ。衣も格段に違うなあ。

ただ、おうち時間になり一つ良かったことがある。それは、夕食が早く終わること。
職場まで遠い私は、大抵9時10時に夕飯を食し、大体とてつもなく疲れてるから酒も飲み、命からがら風呂に入ってすぐ寝る。食後1時間空けばいい方。
それが、今では2時間は余裕で開けられるのだ。
昨夜は7時に夕食が終わり、その後ずっと友達とZoomしていたためノンアルビール以外口にしていなかった。ジョシカイの定番の議題、ダイエットの話なんかもした。だから、なんとなく、「夜7時から朝7時まで12時間断食しようかなあ、私えらいぜムフフッ」とか考えていたのである。

話は戻るが、そういうわけで今朝はなんとなくダイエット&断食しちゃう私カッコイイんじゃね?という気分であった。朝礼後、実際そこまでお腹もすいていない。
「月曜断食ダイエット」は知り合いが行っていたので、興味はあったけれど、正直めんどくさいなあと思っていた。
実行自体にハードルがあったというよりも、それに伴う周囲の状況を打破しなければならないことが億劫だった。
ランチに誘われても「ダイエットなんで…」って断らなきゃいけない、休憩室で「食べないの?」「いや、断食してるんすよ…」って毎週会話しなきゃいけない、飲み会の予定を入れちゃいけないし、かといって家に帰れば居酒屋家庭が待っている。そもそも私は朝食を食べて会社へ行っても、到着時には「お腹すいた」以外喋れなくなるような人間であるのだ。

しかし、今なら、このおうち時間ならば、そんな周囲の状況ハードルも家族さえ打破すればよいので、半減する。家から出ないのでエネルギー消費量も少ないし、コンビニにふらっと入って気が付いたらからあげくんを買ってましたなんてこともないだろう。(ちなみに私はファミマのポケチキの方が好きである。でもからあげくんだとしたらレッド派である。)

よっしゃあ、人生はノリと勢いじゃあ!今日から月曜断食やってやらあ!!と意気揚々を始業を開始したのであった。(9時20分現在)


~カミングアウトと前頭葉~
10時ごろ、私の部屋の近く親がうんたらかんたら喋っている。私は思った。私は弱い。意志なんて油とり紙より薄っぺらい。だから、このまま「月曜断食の決意」を自分の胸だけに秘めておくのは良くない。大体、昼休みになってリビングに行くと意気揚々と母親がランチを準備しているのが目に浮かぶもの。
「今でしょ!」頭の中の林修先生が叫び、私は部屋のドアノブを捻った。
「おかん!」私は真剣なまなざしで告げた。「私、今日は断食するから!」
おかんは思ったよりも静かに「わかった」と答えた。あの人も人間だ、健康のことも少しは考えているみたいである。

さて、そこからが戦いであった。
私は自分の口で「断食をする」と言語化して告げてしまったがために、それまでなんとなく「ゆるくやればいいべさあ」と思っていたはずの脳みそが「こいつ、、、断食するんやと、、、!」とガチモードであると認識し始め、真剣に捉えだしたのだ。途端に、なんかそれまで感じていなかった空腹感が襲ってきた。
「これが、、、空腹、、、の、、、つらさか、、、!!」
つらい。
いや、普通につらい。
脳みその言語を司る部分が憎い。前頭葉だっけ、そこ。
しかし、私は我に返った。今は仕事中だ。午前中までに上げなきゃならない仕事がある。うっしゃああああととりあえず仕事に集中するという普段到底できない行為を行うことで、なんとか空腹を忘れようと、必死に仕事をした。
結果、めっちゃ早く上がって、先輩とチャットで無駄口まで叩けた。
すげえな空腹パワー。(※違う)

なんとか午前中を切り上げ、リビングへ行く。
家族がランチの相談をするなか、「姉ちゃんa.k.a野人は何食べたい?」と聞く弟に「月曜断食するねん!(ドヤァ)」と告げた。
告げたものの、家族がおいしそうに何か食べているのに私だけ水ってのはすげえなんか嫌だ。意志が折れそうやねん。
そこで、ハタと気が付いた。
「手数料かからない時間帯に銀行へ行けるやん!!」
手数料のかからない時間に銀行へ行くには、昼休みをつぶすしかないのだが、昼休みゆっくり休みたい私は、特におうち時間以降、土日にATMへ行き普通に手数料を払う形で銀行の経済に貢献してはいたがやはり我が財布もそんなに経済状況が良くはない。
せや、ごはんを食べていた時間を有効活用することでなんかいい感じに「人生の時間も節約してカラダも痩せてハッピーヘルシーライフ」的な感じになりそうじゃねえか。
そう思いついた私は昼休みを使って外出し、銀行へ行き、ついでに切れていた化粧水を買いに行った。
しかし、外は想像以上にデンジャラスな場所であった。

薬局が近づく。その手前に、なんと、「チキンタツタ」ののぼりがあるのだ。。。くう~!食いたい。これ緊急事態宣言出てなかったら入ってたよ。その後も、ことあるごとに「ファミレス」「牛丼」「クレープ」「タピオカ」などの文字が私を襲ってきたが、何とかクリアして、銀行で目的を果たしたのである。

(後半へ続く)

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