音楽生成第2弾「歌あり音楽生成を試してみよう」
こんにちは!AIで遊んでみようのコーナーです。
以前記事で、音楽生成について取り上げました。
このときは、BGMとして歌なしのインスト曲が生成できるツールを紹介しました。今回は、歌なしの曲から歌詞、歌声を生成してくれるツールもご紹介します。
今回は使ってみたツールはこちら。
・Mubert(海外):https://mubert.com
・Beat bot(海外):https://beatbot.fm
・CREEVO(国内):https://creevo-music.com
それでは、早速生成していきましょう!
Mubert
まずは「Mubert」の紹介をしていきます。
Mubertはプロンプトを入力するか、作成されているジャンル、ムード、アクティビティ(楽曲の雰囲気)を選択して生成することができます。
海外サービスなので全て英語仕様です。
Mubertの音楽生成手順
1、「Enter prompt」にどのような音楽を生成したいか入力する、あるいはその下の choose: Genres、Moods、Activitiesのどれかを選択し、好みのジャンルや雰囲気から音楽を生成することができます。
※「Genres、Moods、Activities」から選択する場合は、ひとつしか選ぶことができません。
2、「Set duration」で曲の長さを指定します。分単位の長さで曲を生成することも可能です。
3、「Generate track」をクリックで音楽生成
数秒で音楽を生成してくれます。それでは、まずプロンプトで生成した楽曲を聴いてみましょう。
入力したプロンプト↓
「Celebrating the start of a new journey, rap battle beat」
続いて、ジャンル選択で生成したバージョンです。
選択したジャンルは「Rock/Metal」です。
どんなふうに仕上がっているでしょうか…
いかがでしょうか。今回は動画用に曲の長さは短く設定しましたが、分単位の曲も生成できます。3分の曲も生成してみましたが、問題なく仕上がっていました。Mubertは無料版だと、音楽の間に音声クレジットが入ります。
こんな曲が欲しい!というプロンプトでも生成できるし、幅広いジャンル、雰囲気などからでも生成できる。そして長い曲も作れる。
英語のサイトですが、ジャンルなどを選択するだけでも曲が作れるのは便利ですね。
BeatBot
続いてBeatBotで音楽を生成してみましょう。
BeatBotは、どのような音楽を生成したいか、というプロンプトを入力します。登録の必要もなく利用することができます。
Mubertと同じプロンプトを入力して、楽曲を生成してみます。
入力したプロンプト↓
「Celebrating the start of a new journey, rap battle beat」
このようにBeatBotでは歌詞を生成、さらに自動音声で歌までつけてくれることがあります。ただ生成する音楽は比較的短く、数十秒。
それでも、歌ありで音楽を生成してくれるのはすごいですね!
しかも、短いながらも高いクオリティ(個人的感想)で生成してくれています。
CREEVO
最後に「CREEVO」を紹介します。CREEVOは日本発のサービス。
京都大学が研究のために一般参加協力型のサービスです。利用者の評価をもとに新しい自動作曲モデルがうまれる実験です。
CREEVOは”おまかせ作曲”と”デザイン作曲”の2パターンから楽曲を生成することができます。
どちらも、自前の歌詞を用意する必要があります。
歌詞はすぐ考えることはできないので、ChatGPTに考えてもらいました。
それでは、まず”おまかせ作曲”で生成してみましょう。
おまかせ作曲
歌詞を入力します。
歌詞を入力後は読みがなを確認、編集し、タイトルを入力します。
最後に3種類のサンプルから好みを選択します。
生成された音楽を聴いてみましょう。
The 自動音声という歌声ではありますが、このように自動でメロディーを生成し、歌声をつけてくれます。
続いて、デザイン作曲で生成してみます。
デザイン作曲
おまかせ作曲と同じように歌詞、読みがなを入力後、曲調をデザインするページに移ります。
デザイン作曲は、歌詞に加えて、コード進行やメロディーのスタイル、テンポや伴奏などを自分好みにアレンジすることができます。
今回は下記のように設定しました。
コード進行:[8小説]新宝島サビ
調:Cメジャー/Aマイナー
メロディーのスタイル:1980年代Jポップ風
テンポ:120
メロディー楽器:ギター
伴奏パターン1:ストローク4分8分ミックス
伴奏楽器:アコースティックギター
伴奏パターン2:単純4ビート 伴奏楽器:シンセベース
ドラムパターン:8ビート型15
それでは、生成された音楽を聴いてみましょう。
いかがでしょうか。正直、新宝島っぽいかどうかはわからん!というところですね。デザイン作曲に関しては、音楽のコードのことなど理解しておいた方が自分のイメージに近い音楽を生成できそうです。
発展中ということもあり、歌声のクオリティは十分とは言えません。しかし、歌詞から生成できる点とデザイン作曲で様々な曲調などから生成できる点は面白いです。
まとめ
音楽を生成するだけでなく、歌詞、歌声も生成してくれるツールをご紹介しました。Mubertなんかは、曲の長さが分単位で生成できるのが良いですね。
動画、ショート動画などSNS用の自分だけの音楽として、気軽に生成してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました!
動画版↓
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