恩本の紹介リベンジをさせてほしい
今回とりあげるのは
やまもとりゅうけん 著
金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン
サラリーマンという生き方じゃ貧乏なままだから早急にフリーランス転身しちまおうぜ!!!
と一見すると誤解されがちなタイトルだが実際は
「自力で稼ぐ力を持つことの重要性」を実感させてくれる1冊です。
著者のやまもとりゅうけんさん(本名です)はプログラマーとして就職後27歳でフリーランスに転身し、現在は「人生逃げ切りサロン」というビジネス向けのオンラインサロンを開設し今に至ります。 (本書巻末を参考)
この本は「読書をする大切さ」「視野を広げる大切さ」を教えてくれた私にとって恩人ならぬ恩本の1つです。
実はこの本、数ヶ月前にいちど感想いれた要約を作りました。
しかし、早急に作ってしまった為、投稿してから今まで私の中ではリベンジしたいという後悔が脳内で渦巻いていました。
理由としては
この2つが頭からどうしても抜けなかったので前以上に読み込んでリベンジしたいと思ったので再び選ばせて頂きました。
前置き長くなってきたので本題に移りましょう。
日本は「お金が全て」の社会
日本は 資本主義社会 という分かりやすく言えば
「お金が全て」な社会。
皆様は「やりがい搾取」という言葉をご存知でしょうか?
会社が従業員に対して "お金が全てじゃない" と言い聞かせながら安月給で働かせるという構図と説明すれば分かりやすいかもしれません。
つまり経営者などのトップ層は多くのお金が入っていき、安く雇われるサラリーマンは貧乏になっていくというのが今現状の社会というわけです。
確かに「お金が多いことが幸せじゃない!」とは私も思いたいが、実際のところ 「お金があれば自由の幅も広がる」「お金があっても幸せは買えないが不幸は避けれる」とメリットの方が多いのが現状です。
そんなジリ貧な状況を脱出する手段の1つがお金持ちになるただそれだけというのが本書の内容です。
中堅サラリーマンが1番損している
とは言っても具体的にサラリーマンがデメリットと言われても実感は湧かないでしょう。
サラリーマンのメリットを先に挙げれば
など多くの恩恵が存在します。
しかし
サラリーマンという肩書きをフル活用できる人は「会社の上層部」または「ヤル気なくぶら下がる気満々な人」で1番損を被っているのが「やる気のある中堅サラリーマン」です。
会社としてはヤル気のないサラリーマンを簡単に切ることができない問題を全員の給料を一定にすることで維持しています。
本書では中堅サラリーマンが本来貰える額の3分の2しか得られておらず、ヤル気のないサラリーマン達を養っているようなものと表現されています。
ここまでが中堅サラリーマン基準の話ですがサラリーマンの苦しい点はまだございます。
サラリーマンが貧乏になる理由
中堅サラリーマンの話をしましたがここではサラリーマン全般に響く話になります。
貧乏になる理由でパッと浮かびやすいのは税金でしょう。それも正解です。どんどん引かれますし勘弁してくれ〜という文句言ってても進まないんで切り替えましょう。
1番響く点といえば経費で通らないものが多い!
経費とは この仕事していないと買っていないものを指します。
分かりやすい例だと「取引先に向かうための交通費」「取引先への接待費用」など該当します。
仕事の為の支出で思い浮かぶものは
など人によっては更に多いことでしょう。
これらは、よくよく考えれば仕事のための支出にも関わらず経費で通りません。
当たり前と言ってしまえばそれまででしょうが給与から税金と引かれる+αが大きいのはサラリーマンが損を被る要因の一つという訳です。
サラリーマンは安定していない
それでもサラリーマンという生き方が当たり前。
というより社会が敷いたレールというものが学生を企業に属させるための悪く言えば出荷工程ですから。
最初にもサラリーマンのメリットを述べましたし、まわり皆同じ生き方なのだから「安定」という単語が似合う生き方というイメージは拭えないでしょう。
しかし、著者いわくサラリーマンは安定していないと書いており、主な理由は2つございます。
ひとつは福利厚生のカット
家賃補助や家族手当などの社員が得する施策が大きいイメージの強い福利厚生ですが、こちらも年々少なくされています。
ふたつは景気に左右される
イメージしやすいのは2020年以降のステイホーム期間でしょう。
とくに旅行業界は手取りが下がる程の大打撃を受けていましたし、今まで信仰されてきた「大手企業の安泰」という神話も崩壊したようなもの。
ここ最近明確になりつつあるサラリーマン神話は崩壊とまではいきませんが、生き方の多様化を見直されるフェーズに入ったようにも思えます。
フリーランスという生き方
先程までサラリーマンの現状を説明してきたので、ここから本題のフリーランスについて話していきましょう。
契約した会社から仕事を発注される働き方が主に多いでしょう。
サラリーマンという生き方が合わない人なども多く転身しています。
著者は、サラリーマンの当たり前をこなせる人ならフリーランスとしても充分に戦えると書いております。
フリーランスの中には納期遅れたり音信不通になる人も多いので当たり前にサラリーマンをこなせていた人なら参入障壁は少ないと言うのが著者の考えです。
フリーランスのメリットを本書では多く書かれていましたがピックアップするなら2点
ひとつが節税効果
これが圧倒的利点です。
サラリーマンの話でスーツなどが経費で通らないと書きましたがフリーランスなど自分のビジネスを持っていれば確定申告で経費として計上される可能性が上がります。
というより仕事で使うものや、極端な話それでまかり通りそうなものなら経費で計上する形で買い物ができるというのも最大の利点です。
ふたつめは自分の力で稼げる点
わかりやすく言えば給料以外で手元にお金が入る体験をする。
フリーランスやこの後に説明予定の副業も自分が柱となって行うビジネスなので良くも悪くも自己責任になってしまいますが働くという事に置いて自信がつく!会社が無くなったor切られたとしても生きていけるというメリットの方が大きいでしょう!
一部わたし個人の感想込ですが。
この本の感想を初めて投稿した時に感情的に触れてしまった部分も恐縮ながら触れさせていただきましょう。
本書ではフリーランスに「リスク」はないと書かれています。
理由は、フリーランスの中には無断欠勤をする人、納期を守らない人も多くいるので普通にサラリーマンとして働ける人は無双できる。というのが著者の考えです。
気をつけなければいけないのがやりたい事をやりつつ「数字」から逃げてはいけない。
冒頭であげた「やりがい搾取」と近い話で「やりたい事できているから儲からなくても満足」という思考に陥る恐れがあるからです。
これは他の本の内容込の意見ですがお金を稼ぐ事を「汚いこと」という固定概念は捨てた方がいいという理論に直結すると思いました。
お金があれば挑戦できる事を増やせたり、使っている製品やサービスを継続させる事ができて社会を潤わせる事が可能。といい事づくしです。
まずはお金をいい物という思考に慣れさせていくというステップが大切かもしれませんね。
そして日本は雇用保険や職業訓練などセーフティーネットが充実しているので生活が厳しくなった時の最終手段もちゃんとあるという意味ではノーリスクという訳です。
ここに関しては抵抗ある人がほとんどでしょうが、あくまで著者の考えとして書かれています。
この部分は私も抵抗ある人で少々攻撃的になってしまったのが前回から罪悪感残ってて苦しかった点でした。。
読者様及び著者様に深くお詫び申し上げたいです。
文章いや言葉を使う者としても以後気をつけます。
とはいえフリーランスのハードル高いと思う人も多いと思いますので(私も)次に進みましょう。
まずは副業からでもいい
ここまでフリーランスのメリットを見て私もなりたい!と感じた人も多いかもしれない。
ただ、今までサラリーマンという生き方が全ての人に「いきなりフリーランスになれ!」と言われても何すればいいか分からないことでしょう。
フリーランスの魅力を書いてくださっている著者もサラリーマンを辞める必要はないと書かれています。
初めにあげたサラリーマンのメリットも大きいですし。収入の土台なく慣れない生き方にシフトするのも言うまでもなく不安でしょう。
そこでまずは副業から始める事がベターと言えるでしょう。
フリーランスの魅力を伝えた後で恐縮ですが勿論のことデメリットも存在します。(他本参考)
フリーランスに興味を持ってから調べたものの一部ですが想像以上に厳しいです。。。
逆に言えば確定申告の流れ覚えて、信用得れるくらい稼げるようになればいい話ですが最初は不安でしょう。
不安を解消してくれるのがサラリーマンという有難いシステムなのです。
仮にサラリーマンとしてワークライフバランス崩さず生活持つのなら副業と合わせた二刀流で無双するのも可能でしょう。
ただ気をつける点として
「副業 = 店のアルバイト」じゃない点
体力業務のあとに飲食やコンビニに行くのは気が重くなるはずです。
ちなみに私もこれに近いダブルワーカーなので説得力皆無でしょう。。
ですが実体験としてマッッッッジでオススメしません!!!
それで2つ合わせて共倒れすれば本末転倒でしょう。
副業最大の魅力はパソコンなどの少ない手持ちで大金を生み出せる可能性もある!
カタカナで言うレバレッジ(テコの原理)ってやつです。
サラリーマンとして働く時間以外で、時給から解放された際限のない稼ぎ方も実現可能というのは何とも魅力的です!!!
真のお金持ちはYouTubeやブログといった自分が寝てる間にも稼ぎを生み出すストック収入があるからこそ差をつけられるのですから。
本書では短めに触れられていたので大半わたしの補足になりましたがフリーランス、副業を合わせた自分のビジネスの重要性がすこしでも伝わったのなら嬉しいです。
私の場合まずは転職から踏んだ方が早いかもしれませんがね。それは置いといてと。
貯金より蓄財せよ
ここを含めて残り3項目とまだ続きます。
3項目こそが著者が1番伝えたい箇所だと私的に思いましたので今時点で長くなりますが紹介していきます。
著者は
と書いています。
ここでいう「財」とは不動産や車、宝石などの価値あるものではありません(あげた1部は実際のところ負債にあたります)
財を蓄積させる意味で「蓄財」と呼びますが貯める財というのが
の4つ書かれていました。
貯金をするより、そのお金を投資などに回せというわけです。
お金は確かに大切ですが価値がいつまでも絶対とは限らないですし、詐欺に逢うなどして失う場合だって有り得ます。
そこにスキルや稼ぐマインド(知識)があれば這い上がることだって可能でしょう。
または築いた人間関係の中であなたを助けてくれる人、手持ち資金が足りないにしても協力者として手を差し伸べてくれる事だってあるかもしれません。
影響力についてはSNSなどのインフルエンサーを想像すれば明白だと思います。
タレントでも一般人配信者でも「人気な人」
つまり多くの人の行動や欲求を巻き起こせる存在になれ!というわけです。
私も推しがあげたタピオカやスタバのトッピング説明入の写真見せながら買ってしまう側なので影響力の凄まじさは実感させられます。
自分が「この本オススメ」といえばフォロワーがこぞって買う流れを作れれば個人としてファンをつける事だって可能なのです。
まとめますと最後に信じられるのは自分が今まで築いてきたものというのが私の解釈です。
それと私個人としての意見ですが。
お金が手元にある安心感は誰もが否めないでしょうし、貯めるだけにシフトするのは良くないという話だとおもいます。
手元のお金がないと心の平穏を維持できないのは明白なのである程度の貯金は大切というのも恐縮ながら私なりに補足させていただきます。
「商流」を上げよ
著者が最も伝えたいメッセージこそこの商流だと思います。
おそらく聞き馴染みのない単語と感じる人も多いので説明いれますと。
わかりやすく説明すると
という商品やサービスが届いていくための流れとイメージして頂ければと思います。
またまた別の参考で申し訳ないですが過去に読んだ『年収300万円から脱出する「転職の技法」』という本の中にも似たような内容で年収の限界は業界で決まると書かれていました。
これも説明しますと生産者→消費者と下がるほど収入は下がっていくという構図になるということです。
もちろん業界、業種によってお金が流れる量が桁違いという意味でも解釈取れますがどちらにせよ上の地位に立たなければお金持ちになれないということこそ避けられぬ道となります。
本書はフリーランス基準の説明なので参考に説明させてもらいますと。
フリーランスは取引先から案件を頂くことで仕事をする生き方です。
仕事をこなしていけば自分ひとりで抱えきれない案件が来ることでしょう。
1人でできない時のために信頼できる仲間を作っておくのです。
仮に1つ10万の発注×5件を手数料2万で仲間に配分すれば、2万×5で10万円手に入る計算になります。
この10万を生み出すためにやった作業は「仲間に振ってやってもらった」主にそれだけです。
これが動画編集者なら、自分の得意分野以外をキレイに完成させられる知人に任すシステムにも変えられます。
つまり自分が発注する側に回れば、少しの仕事で稼ぎを得る事だって可能なわけです。
ここをまとめますと、ビジネスの流れる中で上側に立ち、仲間の時間で自身の利益を増やす戦略もあるというのがここで学べた章です。
「視野を広げる」ことは超重要
長々と書いてきましたが、最後は私個人に響いた所をピックアップして終わります。
この本を恩本と題しましたが、この本に出会う前は『 我々凡人が生きる術は転職しかないんだ。社会不適合な私は耐えるしか無いんだ。。 』とばかり考えていました。
過去に営業職で2度も失敗し、正社員のチャンスを2度も失って焦りもあったので尚更。。
嫌な思いもしながら暑い外で働くしか無くなるからクーラー効いたオフィスで働きたい。
そのためには資格が必要や!それしか生きる手段はない!!と思いつつも上手くいかず絶望的でした。
そんな時に、本要約をされているフェルミ漫画大学というYouTubeチャンネルを見つけました。というより前の「フェルミ研究所」を見ていたので復活知った時は嬉しかったです。
そのチャンネル内で知った本が金持ちフリーランス貧乏サラリーマンでした!!!
見た当時は衝撃でした。
いつもなら見て購入に移らないことが多かったのですが、この本は動画を何周もしてから実際に買いに向かいました。
転職、資格しか知らなかった私にフリーランスという生き方が身近にある事を教えてくれたまさに革命本です!
この本を読んでからその他のフリーランスされている人を見つけたり、読者をする事の大切さを教えてくれたりと間違いなく私を変えてくれた1冊こそがこの「金持ちフリーランス貧乏サラリーマン」でした!
今でこそりゅうけんさん以外の「この人の生き方を参考にしたい!!!」という人が出てきたと言うのが正直な本音です。
私の場合まともにサラリーマンとして生きれない社会不適合者の部類なので、できるサラリーマン思考にたどり着くまでには程遠いと思ってしまったので。。。
元々読書は好きでやっていましたがほぼ毎月読むような生活はしていませんでした。
しかし今わたしはほぼ毎週読者に心を救われていますが、その大きなキッカケをくださったのは間違いなく本書です!
今回の感想を作るためにもう一周しましたが、その中で気付かされたのが他の世界を知ることの重要さでした。
これを見て思い浮かんだのはやはり身の回りの人達から受ける価値観。
私の親も知人もサラリーマンという世で言われる正攻法で経験を積んだ人ばかりでした。アドバイスも会社やかつての価値観一択になってしまうのも仕方ない話です。
更に恐ろしいのは価値観形成におおきく響くであろう学生時代。
学校というのは教育を受けさせつつ、成長と共に会社に入り、学校は内定企業の経歴を得るというシステム。
学校は文字や計算、人間関係の形成を義務教育までは無料で受けられるというメリット以上にとんでもない仕組みなので受けれるのは有難いこと。
ただ悪く言えば企業やビジネス、税の知識すら覚えさせてくれず『サラリーマンのなり方』しか教えられないという負の側面も存在します。
コミュニティは社会や仲間という意味では必要不可欠です。
ただ定期的に外の世界、つまり『他の生き方や価値観』に触れることはこの先の人生において必須事項というわけです!!!
実際フリーランスに転身された人の中には、会社員という生き方に馴染めなかった時に初めてフリーランスに出会い、今はフリーランスとして各企業をクライアントに持つ人もいます。
過去に見てたチャンネルで、ステイホーム期間が始まった時点で独立歴10年弱の経営者YouTuberもサラリーマンとして雇われる以外の生き方を何かしらで知ったからこそ目指すことができたということでしょう。
「視野を広げること」「他の世界を知ること」は人生に超超チョー重要というわけです。
とは言いつつ私自身なにも変えれていない分際のままなのでこの本に出会った頃の初心を思い出しながら " 井の中の蛙 " にならないよう突き進んでやろうとおもいます!
ここまで超絶ながーーーく書いてきましたが、これでも本書の一部分に過ぎません。
他にも
・効率よく学ぶ方法
・今回取り上げなかったフリーランスのメリット
・格上の人に気に入られる方法
など書かれております。
読み始めてから1時間半〜2時間くらいで読み終われるので読書慣れしてない人にもオススメです。
・就職活動を控えている学生さん。
・働いてるけど充実感を感じられない方。
・このまま今の働き方でいいのか?
・サラリーマンの仕組みを知りたい人。
・稼ぐ人の思考が知りたい方。
など抱く人にオススメの1冊です。
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