2.ESG投資の歴史 ~ESGは止まらず~

あくまで私個人の意見ですが、ESG(環境、社会、ガバナンス)投資は金融機関のキャッチコピー、お金集めの宣伝文句だと感じています。運用成績のみならず社会貢献も考慮する投資は、50年代のCSR(企業の社会的責任)に始まり、その後SRI(社会的責任投資)、CSV(共通価値の創造)と折に触れてもてはやされました。温暖化に警鐘を鳴らしたアル・ゴアの「不都合な真実」の大ヒットが追い風になった時もありました。けれど結局、運用は“儲けてなんぼ”であり、いつの間にか立ち消えています。ESGという造語が生まれたのも2010年とかなり前になります。

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