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対人援助職アカウントが業務上の愚痴をSNSでつぶやくことについて考えた話

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note マップ – おがさんの絵本 (ogasan-ehon.com)

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SNSは

・愚痴をつぶやくところ

・自分のやったことを宣伝するところ

・承認欲求を満たすところ

・悩みを相談をするところ

・怒りをぶちまけるところ

・自分の意見をぶつけるところ

それは基本的なことです また多くの人はこのような利用に仕方をしているのではないでしょうか

しかし、SNSの発信は現実で面と向かって言えることをつぶやくのが基本なのです

なおかつ、専門職(社会福祉士、介護福祉士看護師、保育士、幼稚園教諭、心理士、教師等)

が使う際には、その運用は気をつけなければならないと最近強く感じます


信用失墜につながる行為


対人援助職の多くには「倫理」が定められています。その目的は、

その職業の「信用」を守るためなのです

「信用失墜行為」を防ぐためにあるのです

それは勤務時間以外でも常に守らなければならないルールなのです

最近私はあるツイートをみて、以下のような呟きをしました

教員、支援者が子どもに、「叩かれた」、「殴られた」、「蹴られた」っていうツイートをよく見るのですが、その目的は何でしょうか?

支援・関わりで怪我をするのは私もよくありましたが、そこだけ発信すると子どもや保護者が悪者になるのは分かり切っている事でしょう?

いつまでも被害者意識を発信して仲間同士で悪者を作り出して批判するのではなく、何が必要で、どんな取り組みが必要かの具体的な発信が必要です

このツイートをして、反論のツイートはきましたが、趣旨をまとめると

・誰かを悪者にしたいわけではない

・誰も守ってくれないから発信している(子どものいじめのように)

・現実で言えないことを楽になるからそれを責めないでほしい

・それを言われると辛い

・我々はアンドロイドではない

等など 私自身このツイート自体の意味は分かるのですが、被害者意識が強すぎる、議論の体にならないと思いブロックしました ここでいくら言葉を重ねても納得しないし、私自身その労力は無駄だと考えたからです

上記の反論は、SNSではどんどんやってもらって構わないと思いますし、むしろ私はオススメしてします

ただ、対人援助職が上記のような理由で、利用者さん、患者さん、生徒さん、保護者さんの愚痴をこぼすことは

「信用失墜行為」にあたり、

その業務資格の信頼を著しく落とす結果になります。社会的評価を落とし、その業界で働く同業者の価値も落としているのです。これは大変迷惑な話です

自分で自分の首絞めて、頑張ってる人の足を引っ張ってるんです

SNSの性質上、匿名性も相まって偽物でも本物でもそれができてしまうことが問題なのです

その愚痴が本当のことなのかを知る術がSNS利用者にはありません しかし、名乗って愚痴を言えば

それが真実かのように、都合のいいように拡散されるSNSで、対人援助職がつぶやくのはとても危険なのです

楽になるために相手を傷つける行為

このような発信の裏には対人援助職の苦悩、劣悪な業務環境なども背景にあるとは思います

しかし、信頼を得なければならない利用者さん、相談者さん、生徒さん、患者さんをその背景を理由にした愚痴で傷つけることが

許されるわけではありません 八つ当たりではありませんか?

対人専門職の資格を取った我々は子どもではないのです。自分が楽になるために、相手を傷つけて楽になる方法は厳に慎むべきなのです

SNSには被支援者さんも多くいることは周知の事実です。あえてここで専門職の愚痴を世界に発信する意味をもう一度考えてみてほしいのです

・文章に攻撃性や報復性をいれて相手を傷つけて、留飲を下ろすことが目的になっていませんか?

・賛同者で徒党を組んで、自分の正しさを証明しようとしていませんか?

・自分が楽になるなら、相手を傷つけてもいいのですか?

・お言葉を借りるなら「これは子どものいじめ」ではありませんか?

・お言葉を借りるなら被支援者さんもその愚痴で辛いと思ってるんじゃないですか?

まず呟く前に考えてみてもいいのではないでしょうか


自分の至らなさを棚に上げる

そして、このような呟きに多くみられるのは

「自分の至らなさは棚にあげている」傾向がみられます

まるで自分のやり方は正しく、相手が間違っているような文法になっているのです

業務上、実態を知り、工夫ができるのは対人援助職に就いている方なのですが、それを被支援者の方がおかしく、変わるべきという方向性にもっていくのです

例えば 保護者の理不尽な苦情に対しての愚痴ツイートで言えば、

・できること、できないことをはっきりお伝えするするシステムの構築

・事前の話し合いや、納得を得るための工夫

等を棚に上げて、「こういう保護者はおかしい」と決めつけてかかるのです

相手の立場からすればたまったものではありません。今度は保護者の方から愚痴が飛び出すでしょう

こういった負の連鎖をいつまで続けるのでしょうか 少なくとも数年以上やっているでしょう

ここでもお言葉を借りるのですが

愚痴を吐くアンドロイド化してませんか?


まとめ

これからもやっていくことなのでしょうが、結局のところ、匿名だから許されてるのは普通におかしいねって話です

今までそれが許されてきたのがそもそもおかしいのです

SNSでつぶやいて何か大きく変わることを期待しているようにも感じられます

ただ、これは他責的思考であり、結局のところ自分が変わらなければ変わりません

分かってほしいという愚痴なら大いに結構です どんどんやっていいと思います

しかし、専門職を名乗るからにはそこには責任が付きまといます

資格一つ、言葉選び一つ、バイアス一つで、多数の人に影響を与える肩書であることは忘れてはいけません

その愚痴一つで、誠実に取り組んでいる同業者の首を絞めることになるのです

大きなくくりで批判され、一部の努力している人まで同じような目で見られるのです 私も迷惑です

あくまで困って、信用失墜をし、醜態をさらしているのは「あなた」なのです

愚痴を言われて不快な人もいますし、立場が違えば責められてると感じる人もいるでしょう

全世界に発信したら「愚痴」で終わらずに「議論」に発展します

そして議論になったときに

・「やった人にしか分からない」

・「楽になるから愚痴くらい吐いてもいいじゃない」

という言葉で安易に逃げるのは、専門職を名乗ってすることではないのです

普通に鍵垢にしたり、サークルで行うことをお勧めします

その機能があるのに使わない意味をもう一度考えてみましょう

受け入れられるかはまた別が、いっそ、お互いの主張をバチバチにぶつけ合う方が道理にかなっていると感じます。「あなたの主張に対してこう思う」と…

自分以外の誰かをこき下ろしてしか自尊心や気持ちの回復ができないのなら、それこそ向いていない職業であると自覚しなければなりません

身体と心を壊してしまってはそれこそ取り返しがつかないことになるのです

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以上になります

これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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