お子さんの自発性を伸ばすために行っていたこと
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ラインスタンプもひっそり始めました
お子さんが自分のやるべきことをやらない という大人の嘆きをよく聞きます
お子さんが大人の手助けがないと行動しない という話はよく聞きますし、
実際にそんなお子さんはたくさんいます
今回は、療育的な観点で見たお子さんの自発性に対して、どのような取り組みをしたのかを記述していきたいと思います
お子さんの動きやすい流れを見極める
基本的にお子さんの自発的な行動を引き出すために「行動するための意欲」に注目していました。
要するに、次にやることが魅力的である、お子さんの好きなものである
といった具合に調整します
例えば、支援者側の場面でいえば、
遊び→お支度
ではなく
お支度→遊び
という流れに変えます。「遊びをしたい」気持ちを動機付けに、お支度を行う行動を引き出すのです
そして大事なのは、そこにしっかり大人の評価を入れることで、徐々に褒められてうれしいというのが動機付けになり、
徐々に整理されていると分かりやすい が動機付けになってきたりします
この動機付けの幅を広げていくことが非常に重要です
思い出せるようなシステム、環境づくり
私の知ってるお子さんには、お支度の最中に気がそれてしまったり、何してるのか忘れれしまう等
転動してしまったり、短期記憶が弱いお子さんもいました
自分ではどうにもならないことに対して、大人が「早くやりなさい」とせかす環境は子どものやる気をがクンと
落としてしまいます
なので、お子さんの見える位置に、「今のやること」を思い出せるような写真や絵を貼っておきます
例えば お支度であれば連絡帳、歯ブラシ、タオルなどのやることを一つずつ写真や絵で掲示して置き
お子さんの目につく場所に貼っておきます
そうすると、自分でその掲示をみて思い出して行動でき、大人の声掛けでやる気を失う場面を減らすことができます
また大人も視覚的に見える掲示があることで、「余計な声掛け」をする必要が少なくなり、逆に「目線」や「あれ?」と指をさして
お子さん自身に気づいてもらうような声掛けのレパートリーが増えます
大人ができるだけ声をかけない努力
これは大人の意識的なものなのですが、一つ一つ声をかけることをしているとそれが
ルーティンとなり、なかなか自発的な行動につながらないことが起こります
お子さんの動機づけを上げ、思い出せる環境を整えたのち、見守ったり、思い出せる最小限の誘導が
大切になってきます。上記のように環境が整うことで、大人の声掛けを減らしたり、お子さんに最小限の
アクションで気づきを起こすことができます
我々は一生懸命言葉でやるべきことを伝える努力よりも、いかに声をかけないことに努力する方向を目指したほうがいいのです
報酬の危険性
よくお子さんの「できた」、ご褒美、評価として、お菓子、玩具を提供する方もいますが、正直本当に最終手段だと思ってます
なぜなら、本来自分の自立の成長は最終的に「自分の中でできたことを完結させる」形を目指すからです
一人で「自分の成長を自分で喜べる」「これをすると自分にメリットがある」と感じてもらう心を育てないといけません
なので、報酬をしているとそれがなくなると動けなくなる状態になりやすいですし、自分の成長に目がいかなくなります
この状態からの報酬なしの状態に戻すときには大きな負担を大人は覚悟する必要があるのです
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以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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