楽しんだ後にキレる?ASDっ子脳の不思議
楽しい時間を過ごした後にキレる、暴言を吐く。
理解に努めているのに
もう、何が正解か分からないーー!!
と、ASDっ子の態度に悩んだことありませんか?
この記事は、楽しい出来事の後にもやってくるキレるASDっ子脳について、解決に役立った本を紹介します。
ソレは、楽しいことの後にやって来た
楽しいことを増やしてもふてくされる娘。
衝突が続いたのは、成人式を迎えようとしていたある冬の日。
ASDだから仕方がない…と、気持ちを理解して努めるも、それは全く意味をなさなかった。
怒りのコントロールが制御できず、どんどん横暴になる娘。
終いには、娘の暴言に暴言で返してしまうことも増え、かなり凹む。毎回これじゃあ…と楽しむことも諦めた方がいいとさえ思っていました。
なぜ、楽しんだ後にキレるのか?
相談につながっても「特性理解が足りない」と告げられるばかりで。。。
誰に何を言っても分かってもらえない。
これ、今でいうカサンドラ症候群なんですが、
どうすれば良いのか、全く先がみえませんでした。
でも、答えはあったんです。
愛甲修子さんの「脳みそラクラクセラピー」の中に、それはサラっと出ていました。
療育の次の日に体調を崩してしまう子、楽しいことがあった後に荒れる自閉症の人にたくさん会ったことがある、という会話の後に愛甲さんがこう続けています。
楽しいことの後に荒れるのは、副作用とか反動のようなもの らしいんですね。本を読んだ時、一気に答えがわーっと出てきて目の前がパッと明るくなりました。
以前、読んだ本では、ASDの人は元々ドーパミン少なく、そのドーパミンが放出されるから枯渇して荒れる、とありました。
ドーパミンが枯渇して荒れる。
あ、これって糖分の取り過ぎの癇癪(かんしゃく)も同じですよね。
納得できる伝え方で解決する!
でも、なぜそうなるのか?が分からない時は、親もプチパニックです。
暴言(問題行動)が出たときに叱責を繰り返し、押さえこもうとする。私もそれが当然だと思っていました。
でも、そうじゃないんですよ。
(本人が)納得できる伝え方の工夫が大事だった、と本を読んで理解できました。
そう。
私も納得のいく答えが探せたので、次のステップを踏むことができたんです。
今では以前のような暴言で互いに傷つけ合うことはありませんし、少しずつですが「お互いさま」な関係を作ろうと努力する娘に、私が励まされたりもしてます。
例え、喧嘩してもすぐくに互いに距離を詰められるようになりました。以前からは、本当に考えられないほどです。
ASDっ子への支援を「周囲の理解」に留めることなく、解決するための行動へ転じられるか、が鍵です。一緒に暮らす親だからこそ、荒れている原因を冷静に捉え、導くことができるのだな、と経験を通して思います。
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