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無駄マウンティング

僕はここ半年以上
義母との関係性に悩まされてきた。


一言で説明するのならば
嫁姑問題ということになるのだろうと思う。

よくあることね、
と言われればそれまでだし
親しくない人には
そのくらいに認識してもらっていたほうが
かえって気が楽だなと感じている。


義母の言動について
微に入り細を穿って記載していると
1クール分のドラマが出来上がるレベル
かつ非常に不愉快なのでやめておくが、

よく行ってくることのひとつが
マウンティングである。


僕の容姿や性格的特性、
美点となることについて
夫や義父が言及すると、
自身の話にすり替えたり
自身もそれをできる
という風に言ってくるのである。


正直、僕は義母のことは
「夫を産み育てたヒト」
としか認識していない。


なるべく尊重して接するようにしているだけで
闘う相手や競い合う対象としては見ていない。


それは義母から見ても同じようなものだろう。

「可愛くて優秀な息子が
騙されて結婚させられた
そこらへんの馬の骨」

嫁に対する姑の認識なぞ
その程度ではなかろうか。
そのくらいで構わないと思う。


たまたま義理の子として
関わることになった女、
というだけの僕に対して
気になるトピックが出るたびに
マウンティングしてくる。


全部拾わないと罰ゲームあるんか?
というくらいいちいち見逃さない。


疲れる。

なぜなのだろうと疑問に思い
マウンティングしてくる人の心理なるものを
あれやこれやと調べてみたところ、
どうも義母は不安なのだということに気づいた。


自身の居場所を
自身の大切にしている、
築いてきたと思っているものを
僕によって侵害されうると認識し、
必死に自身の優位性を示そうとしているのだと。


義母は恐れているのだろう。

僕を、というか
自身の大切に握りしめているものを
侵しうるものすべてを。


不安や恐怖心、
嫉妬心など
人間として抱きうる負の感情については
僕も親しんでいるので理解はできる。


ただ義母のようなやり方で
不安や恐怖心を発露し、
自身を安心させることを続けていると
周囲から人が離れてしまうだろうと思う。


不安や恐怖という類のものは
腰をすえて向き合って
克服すべく努力することでしか
解消あるいは軽減しないのではないだろうか。

そもそもの話として、
僕は家族に関する以外の物事には興味がない。


最近もっぱら
考えていることといえば

ネリーコルダにヒールで思い切り踏まれたい

だとか

ネリーコルダとアッタヤーティティクン、
どちらと交際し結婚したらよいのだろうか
(自分が求愛されている前提)

ということくらいである。

そんな僕にマウンティングしても
時間と労力の無駄だということに気づいてほしい。






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