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子どものイヤイヤにご褒美作戦はアリかナシか!?

私の仕事を知っている、2歳と3歳の年子を子育て中のママ友から、こんな質問をされました。

「お風呂に行きたがらないときに、お菓子で釣ってるんだけどいいのかなぁ…」

結論から言うと、私はOK派です。大人だって、大変な仕事の後や日々の労いのためにご褒美を用意して、モチベーション上げたりしますよね。

私のご褒美はこれ…


もう少し専門的な話をすると、目標遂行のための行動や思考・情動調整をする実行機能は、乳児期後半~幼児期前半(3歳~5歳くらい)にかけて育ってくると言われています。つまり、ちょうどイヤイヤ期真っ只中は、この機能がやっと成長し始めたくらいの頃なんです。私の実感としても、5歳6歳くらいになると、我慢する力、自分の気持ちと折り合いをつけて現実にあたる力がぐっとついてくるなと感じています。
なので、それまでは“ご褒美”の力を借りるのもアリだと思っています(それで親のイライラが減って、親子が笑顔で過ごせる時間が増える方が大切だと思ってます)。

ただ一つポイントがあって、それは物理的報酬と社会的報酬を対提示すること。つまり、お風呂に入るためのお菓子と一緒に、入れたときには褒めることも一緒にすること、です。そうすると、だんだんと年齢と共に物理的報酬から社会的報酬に移行してくると言われています。社会性の発達とともに、褒められることの意義が増してくるわけですね。

…という話をママ友にしたら、ホッとしたようでした。自分がしていることが、子どもの育ちにとってマイナスになっていないか、心配になりますよね。子どもを専門にしている心理職の私でも、そうでした(というか、今でもそうです)。

また折に触れて、誰かの気持ちが少し軽くなるような、そんな記事を投稿できたらと思います。


※アイコン画像設定しました。息子5歳が母の日に描いてくれた私の似顔絵。そっくりです。笑


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