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こころ(詩のようなもの)

悲しいときに泣けなかった。
その〈悲しみの余白〉は
いったいどこへ向かうのでしょう。

怒れなかったときの〈怒りの余白〉は?
喜びたかったときにできなかった
〈喜びの余白は〉?

そんなものを持て余しているから
わたしはこんな風に詩のようなものを
書いているのかもしれない。
ある人は歌を歌い、
ある人は絵を描くのかもしれない。

感じたものは感じたままに
受け止められてはじめて
成仏するとわたしは思う。
いつまでも浮遊霊のように
さまよわせておくのはよくない。

泣いて
笑って
怒って
悲しんで
喜んで

一人でもいい。誰かとでもいい。
余白を埋めてあげないと、
前に進めないことがある。

あなたがちゃんと
あなたでいられるように。
こころはそういう風に
できているようです。

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