くもり時々炭酸シャワー
なりたかった私はどこへ
手を伸ばした瞬間
いつもシュワッと消えてゆく
「今日の天気はくもり時々炭酸シャワー。
お出かけの際はカッパを忘れずに。
弾けて消えないようご注意ください」
何人もの私を見送ってきただろう
これが最後なんて決められなかった
こわかったのは私
どんな自分にも自信がなかった
でもほら空を見上げると
浮かんだ泡の数だけ“夢”が
出会いと別れみたいに
くっついたり離れたりしながら
新しいものへと形変えてゆく
最後に弾けたラストコール
「未来で待ってる!私を信じて」
(終わり)
………………………………………………………
皆さんの作品からインスピレーション受けて、
参加させていただきました((o(^-^)o))
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?