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うまいこと他人には言えないような心の機微を一つひとつ摘み取って並べてできたもの。
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2024年2月の記事一覧

詩「杞憂」

詩「杞憂」

大切なものが増えて臆病になった

手の届くところにいないと
憂いはなんて果てしなく
その先には一番見たくないシナリオ

失うことを恐れる心が
なにかを必死で守ろうとする

だって私は弱いから
愛する人を守れなかったら
いつまでもいつまでも後悔するでしょう

ひとたび哀しみの津波に飲み込まれたら
きっともう浮上できない
私の時計は完全に止まってしまう

雪が解けて 春が訪れても
ずっと水の底
止まっ

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