見出し画像

人はなぜ戦争をするのか②

地球のため、全人類、夜は戒厳令(81)

「人はなぜ戦争をするのか②」

戦争のすべては、経済的に良くなろうとする者同士の戦いだ。
古今東西、これに外れるものは無いような気がする。
たとえ宗教戦争であったとしても、自分らが正義を得て、明日の暮らしを良くしようとするものだ。
十字軍遠征も、結局はそれだ。

世界中から「経済帝国主義」がなくならないかぎり、人類は戦争を捨てられないだろう。

日本は、今、参院選の真っ最中だ。
やれ物価だ、景気だ、賃金だと各党切り口は違えど、経済の拡大を訴えている。

日本は食糧自給率、エネルギー自給率を見ただけでも、「経済帝国主義」を世界中に展開し、その権勢を振りかざしてきたことがよく分かる。
カネの力で人件費が奴隷的な国、各種資源が豊富な国から購入していたためだ。

領土の実効支配を伴わない植民地だ。

今後、何党が先頭に立って権勢を振りかざすか知らないが、引き続き経済帝国主義を突き進むことになる。
今後、食糧・資源・エネルギーが外国から入ってこなくなったとき、誰が「帝国」を助けてくれるのか。
私なら助けてなんかやるものか。

それと、中国だって、そんなに馬鹿ではない。

これまで、日米の経済帝国主義の植民地に甘んじていたのだ。

日本人は、そんなつもりはなかったかもしれないが、日本国内では作らず、いろいろな物を中国に作らせてきた。
つまり、日本国内ではできないほど安くやらせてきたのだ。
中国は経済植民地だったのだ。

いろいろな思いもあるだろう。
中国が「倍返しだ」と考えたとしても不思議ではない。
人命・人権・環境を度外視してやってきたのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?