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地球の終わりより先に来るのは人間の終わり

地球のため、全人類、夜は戒厳令(118)

「地球の終わりより先に来るのは人間の終わり」

TICADにからみアフリカの実態を伝えていた。
そのタイトルで「温暖化 欧米排出のツケ」(2022/8/24読売新聞朝刊13版6面国際面)と断じている。
「アフリカの二酸化炭素(CO2)排出量は、世界全体の4%程度にすぎない。だが、干ばつや洪水などの影響は甚大だ。アジアや欧米が排出するCO2のツケを支払わされている形だ。」という。
「気候変動により、50年までに世界で2億1600万人が国内移住を強いられ」「アフリカは1億5000万人とほぼ半数を占め」、「難民の増加や新たな紛争の引き金となることも懸念される。」という。

昔、欧米列強諸国は領土を侵略する「帝国主義」を展開していた。その帝国主義により、領土のどこかが必ず昼間で、陽が沈まなくなった国もあったくらいだ。
今は、経済がグローバル化し、先進国は「経済帝国主義」を展開している。

領土の侵略を伴わないから、グローバル化をきれい事とし、途上国から搾取して経済帝国主義を展開している。

この経済帝国主義は、途上国の環境も搾取していることがよく分かった。
これについては「環境帝国主義」とでも呼ぼう。

環境帝国主義は、結局、途上国の環境を毀損し、現地の方々の生存を脅かす。
そして、「難民の増加や新たな紛争の引き金となる」。第2次世界大戦などを招いた帝国主義と起こる事象は同じだ。

核が拡散している実態を考えたら、紛争の当事者に核を持つ者が居ない保証はない。
水や食糧で争うことになれば、核使用は大義が立つ。「死ねっていうのかよ」と。

地球の終わりを待たず、人類は紛争で終わることになる。

地球は既に量的限界、機能的限界を超えているから、温暖化、気候変動が鎮静化しない。
もう世界のGDPの総和をこれ以上増やす事はできない。

先進国は、直ちに「経済帝国主義」「環境帝国主義」を止めるべきだ。


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