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魅力的な人はドジを隠さない。

大人になるって、
イメージしてたものとは少し違った。

小さい頃、できなかったことができるようになった。

自転車に乗ることも
ひとりで買い物をすることも
包丁を使うことも
場の空気を読んで静かにすることも
今では当たり前にできるようになった。

だけど反対に
小さい頃できていたことができなくなったものもある。

いろんなことを知り、いろんなことが怖くなった。
失敗したくなくて、挑戦しなくなった。

大人になったらどんどんできることが増えて
どんどん賢くなって
どんどん怖いものがなくなって
どんどん失敗しなくなるのだと思ってた。


だんだんと「大人なんだから」と
「ちゃんと」しなきゃいけなくなって
お利口さんになって、真顔でいろんなことをこなしている。

だけど私たちは
完璧になんてならなくてもよかった。

一度覚えたことはもう二度と失敗しないような
ロボットみたいな人間を目指すのではなくて

できないこと、足りない部分を
もっともっと出しちゃってよかったんだ。

隙がある、その部分こそが魅力になる。

その隙を、人は好きになる。らしい。


コンプレックスだと思っているところを
チャームポイントだと褒めてくれる人がいたり
え?そこ?と思うところを好きだと言ってくれる人が
たまにはいるものだ。

見た目も性格も最高に可愛い友達は、よくドジをする。

そのドジエピソードが最高に可愛いし
人間らしくてとっても好きで
「最近はどんなドジした?」って聞きたくなる。

確かに私はその「隙」に魅力を感じていて
さらに好きになっていたのだった。


大人でも、失敗していいしドジしていい。
隙があるってとても可愛いこと。
ダメな自分を隠そうとするより
おもしろおかしく話しちゃった方がいい。


できないこともさらけ出すと
「それやろうか?」と言ってくれる人が現れたりする。

欠けている部分があるから助け合えるし
そこに「ありがとう」が生まれる。


できるフリ、すごいフリはやめて
そのまんまでいる方がきっと魅力的だし
ずっと楽だ。

私も、完璧なロボットを目指さず
隙のある魅力的な大人を目指そうと思ったのでした。


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