今までの経験に無駄はない！

#転職してよかったこと
今の職場に転職して良かったと実感することは多々あります。

前職と比べての内容が主にはなりますが、自分のキャリアは確実に上がったと思っています。

前職も今の職場も福祉の仕事になりますし、主たる資格は変わりありませんが、福祉の中でも前職は福祉系で、社会福祉法人。福祉の中の福祉、THE福祉、という立ち位置が母体でありました。

そこで１６年頑張ってきたのですが、割と何でも器用にこなしていたためか、「使いやすい」だけの人材になってしまってはいないか?という疑問を持つようになっていました。

途中で出産、育児等もあり、完全復帰と言ってもフルタイムパートの待遇でした。何度か正職員の話は出ましたが、条件に朝七時から夕方六時まで出来るか？と言われていたので、その条件をのんで正職員になるのってどうなんだろう？と言う疑問もあり、フルタイムパートで甘んじておりました。今なら完全ブラック企業ですよね。

そんなもやもやした状況で２年程経った時に仕事の関係で知り合いになった医師（現職場のトップ）から、今度立ち上げるからうちで頑張ってもらえないか？とお誘いが。

これは何かの御縁だと思い、話を伺い転職を決めることにしました。当然給与は上げて頂いていますが、何よりモヤモヤを抱えながら仕事をし、自分のキャリアってこれでいいのかと思っていましたので、何かのCMではありませんが、「えいや」と転職。

前職は辞めるとなったら、「なぜなんだ」「この仕事誰がするの」「裏切り者」「私だって他から声がかかったけど行かなかったわ」「辞める人間が良く笑える」と様々な声。そういう体質が嫌になっていたとは理解できないんだろうなと、このやりとりで辞める決心が強固にもなりました。

転職先は同じ福祉をおこないますが、医療法人。医療系は職種も多く、個性派揃い。ただ、間違いなく今まで以上の専門職と関われるのは、自分の知識も増えるし、すぐにわからない事が聞ける人脈も増えました。

立ち上げということで１から組織づくり、関係づくりと作り上げる事ばかりでしたが、そこは前職のある意味「何でも屋」が生かされ、その知識や経験を他の職種職員からも認めていただく事が出来ました。

当然今の職場でも嫌になることや、上手くいかないことは数しれず。ただ、その全てが自分の血や肉になり、自分のキャリア形成に繋がると信じて対応しています。

良く「やらされている」と言う人がいますが、それではせっかく経験値を上げるチャンスを逃しているかもしれません。「経験させてもらっている」と思えば、もし、違う場面で同じような事に遭遇した時に「前より上手くできるかも」と前向きに捉え、確実にキャリアアップになり、それがあなたの市場価値になるのでは。

転職したことで、自分が経験して来たことに無駄はなかった事を気づけた事が、転職して一番良かった事なのかもしれません。