ライブペイントと夜中
夜中の3時前 目が覚めてしまった
まだしっかりと夜の色している。
眠れなくなった。
7月に個展をすることになった。
場所は、10年前に学生の時に5年働いてた喫茶店。
在廊中にピアノ奏者の方と少しライブペイントをすることが決まった。
私が働いていた時に、ピアノやアコーディオンで
演奏していた素敵な方。
喫茶店ではグランドピアノがあり、よくコンサートが行われる。
アルバイト時代は、コンサートの時間は、電気を落としたカウンター内で音を立てないようデザートなどの用意をしながら聞いていた。
いつも絵を描くのはひとりぼっちで、潜っては息つぎをしてまた潜って描いている。人前で、音を聞きながら描くのは、どのような風景や心なのだろう。
消えてしまう音と、形に残る色。
「私にできるかな」が浮かんでくる。
私は普段はとても臆病だけど、絵を描いてる時だけ、何かを超えるような気持ちになる。まわりが気にならなくなるようなただ息をしているような。
「麻衣ちゃんの作品と人柄、好きだなって思っていたからライブペイントをしてどんな形になっていくのか楽しみ」とピアノ演奏者のラインを読み返す。
7月にやってのけてる私を想像する。
軽やかに。表現をする。
薄暗いカウンターにいる、エプロンをつけた私が、スポットライトのピアノの演奏者と聞いてくれてる方のもとへ、ケーキを届けているような気持ちがした。
今週は、新しい絵をどんどん描いていく。
詩と短歌も。
なにか新たしい変化の予感がしてきた。こえれる気持ちがしてる。
文にしたら、だんだんと安心してきた。
外はまだ暗い。
4時前。
読んでくれた方がいたらありがとう。
今日が良い一日になりますように。
おやすみなさい。
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