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ファンタジーに銃。そして活躍させたい白兵装備と弓。

連載ファンタジー小説を書いてはや150話を超えました。

私の作品はハイファンタジーなのですが、銃と弓どころか刀まで出てきます。昨今、ツイッターの小説界隈では「ファンタジーに銃」が話題となっております。

ツイッターにいる色々な方々に土下座しつつ、軽く概要がわかりそうなものを抜粋。

まあこれだけじゃなく、本当に沢山の人が「ファンタジーに銃を出す事について」呟いておられました。個人的な感想としては、全体の流れとしては、確かに不合理だけど皆どうにか銃を出したりしつつ白兵戦なども映えさせたい。しかし銃が入るのはやはり厳しい。って感じなのかなと思いました。

ところで私の小説には銃も弓も剣も魔法も出てきてしまうんですよ

はい。今回の主題。

界隈で話題になった以上、出すときはそれなりの覚悟を持って出さないといけないのだろうなと思っています。私の世界、唐突に刀も出てくるので今更感はあるのですが、何に気をつけなければいけないかくらいは考えて良いはず。という事でちょっと整理してみましょう。

私のスタンスとしては、なんとかして「銃も肯定するし、白兵戦も肯定するし、弓も肯定する世界」を守りたいところ。なぜならその方がかっこいいから。そもそもの前提として、そこを目指して考えているという点はこの先読むのに注意です。

私、考えてみたんですが、銃と比較した時の弓に利点を残しつつ、銃を扱う側も極める楽しさを与える事ができれば解決するんじゃねえかなと思うわけです。

理由としては、そんなに深く考えなくてもハイファンタジーの世界なら物流の壁が銃の大流行を防いでくれるから。実際そんなような事が書いてあるツイートやエッセイも見かけました。

私も、人間が戦わなければならなくなった時に、一般市民が手に取れたり、超大群が装備を揃えるために量産できる武器として銃が候補に入らないという世界は簡単に作れると思うわけです。これで、まあ白兵キャラが基本であることは解決ですね。であれば、あとは同じ遠距離武器を扱う弓キャラと銃キャラを出した時に、弓キャラが食われなければ、物語としての面白さは保てるんじゃ無いかなと。

さて、この思想を基本として、一つずつみていきましょう。

ファンタジーで銃を出す問題点

これは簡単ですね。誰でも扱えて、撃ったら遠くの命を奪えるから。なんというか、剣も弓も銃で良いって感じがすごいですよね。日本人であれば織田信長がその威力を示した事例が小学生の教科書にも書いてあります。

ファンタジーで銃を物流に乗せない難しさ

これは物流だとか資源だとかがよく話題に上ってくると思うのですが、実際私がその時代の政治や商業を担っている立場だとしたら、さっさと鹵獲して調べて量産体制を作っちゃうと思うんですよね。

それでも、そういった上の立場の人達に「アレってそんなに魅力的じゃ無いな」って思わせないといけないと思うんです。

手段としては、鉄の確保の難しさや職人の数などが簡単かなあと思いつつ。高度なレベルでは兵器として禁止されているとかもやれるかもしれませんね。戦争が命の取り合いではなく、降参させるベースのファンタジーのみの話になりそうですが。ただそれも、一部禁止とかならやりやすそう?

さて、そろそろ本題。弓の利点

銃と比較した時の弓の利点ってなんでしょうね。

量産が簡単、外とかだと音が消えやすい。敵も同じ装備を使うのが当然であれば、敵地で矢の補充が出来るとかでしょうか。

狙って撃てば死ぬのは銃とあまり変わらないと思うんです。

こうしてみると、やはりどうしても弓と銃を比較すると銃の方が優っている部分だらけですね。

それでも無理やり捻り出す必要があるわけです。

うーん。矢文が出来る。矢に発光体を着けて合図が飛ばせる。矢の先を何か特殊なものに変える。特殊な矢で無くても、何かを塗る事が出来る。油を塗って火矢に出来る。木材だから魔法を介し易い。紐を付けたりして特殊な事が出来る。

この辺りでしょうか。ちょっとこれはおいおい考えていく必要がありそうですな。私もまだ甘い。

さて次。銃を極める楽しさを追加するって話。

銃のキャラクターを出したいとなった時、ただ単に銃を持っているだけだと、物語の中でカタルシスを回収できないわけです。

大した努力もしていない奴が、弓の達人の功績を奪うようなことは物語にしちゃつまらないでしょ。

というわけで、銃を使うキャラにも、そのキャラの面白さが必要になってくるわけです。

私の考えでは、三段階あるのかなと思っています。

まずは入手を極める事。弾など、山で取れるわけではありません。銃を扱うキャラクターは使う道具をどこかから取得する必要があるでしょう。その通商を確立して守らないといけません。

そして次に銃を作る段階。カスタマイズや整備も含めてこれでしょう。銃を扱うには銃を誰かが作らないといけませんからね。銃を扱う人と作る人がペアでも面白いと思いますし、同一人物でも燃える展開が作れるのではと思います。そしてここの作る段階は、銃の持っている欠点である、誰でもトリガーを引けば人を殺せる凡庸さが影響しない部分です。これは利用しない手はないと思います。

そして最後、銃を撃つ動作を極める必要があります。やっぱモブが銃もって強いってのはツマラナイわけです。極める理由は考える必要があるでしょうね。どう考えたって、弓で人を殺せるようになるよりも、銃で人を殺せるようになる方がハードルが低いので。

例えば、弾は少ないから慎重に撃たないといけないだとか、人を殺すことに制約を設けるのだとか。面白いなと思った制約では、人間が作った火薬などを使うと精霊の加護が減るというものも見かけました。

こうして、撃つ行為に何かしらの制約を設けることで、銃を扱うことにも極めるという道を作ってあげる事で、ファンタジーに銃が出てきても、盛り上がる話にできるのだと考えています。

さて、長くなったのでこの辺りにして、この長い主張のまとめ直しと行きましょう。

ファンタジーに物流の壁を作ることは簡単。銃と比較した時の弓に利点を残しつつ、銃を扱う側も極める楽しさを与える事ができれば解決するんじゃね説。

はい。

ではでは、皆様も良きファンタジー創作生活を送ってくださいませ。


生きるためになるべく頑張ります