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韓国料理#09.牛の焼肉とユッケ~シメは冷麺が決まり~
数日前、久しぶりに牛の焼肉を食べに行きました。
韓国で焼肉といえばやはりサムギョプサルが定番ですが、もちろん牛肉も人気があります。ただ牛肉は豚肉よりも高いため、どちらかといえば高級なイメージです。そのため学生の頃は友達と食事をする際も、牛の焼肉を食べるという選択肢はありませんでした。「安くてたくさん食べられる」が重要ですからね。
さてさて、今回注文したのはこちらです。
なんだかんだ色々と食べました。
牛肉の盛り合わせ500g(소고기 한마리/ 모둠)
ユッケ(육회)
ケランチム(계란찜)
テンジャンチゲ(된장찌개)
ご飯(밥)
ビビン冷麺(비빔냉면)
サイドメニュー(반찬)
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注文してすぐに、野菜や付け合わせ料理がやって来ました。基本的には、焼肉の脂っこさやしつこさを消してくれるような野菜中心のメニューです。
キムチは一般的な白菜のキムチと大根で作った水キムチのトンチミがありました。豆もやしで作ったコンナムルは塩味が効いたあっさりとした味付けです。個人的に好きなのは、サンチュとセリの韓国風サラダでした。セリの爽やかな香りはいつ食べても最高です。
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焼肉屋さんでサンチュは欠かせません。
お肉にご飯、キムチ、青唐辛子、にんにく、ナムルなどの好きな具材をのせ、サムジャンという味噌で食べると色んな味が楽しめます。
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韓国では、そのままの唐辛子が数本、付け合わせとしてよく出てきます。一見唐辛子ということで辛そうに見えますが、辛くない唐辛子もあります。
見分ける方法は、見た目と香りです。基本的に小さく濃い緑色をしているものは(かなり)辛いと思います。その逆で肉厚で大きい唐辛子はキュウリのようにみずみずしいオイコチュ(오이고추)の可能性が高いため、辛さはほとんど感じないでしょう。見た目では分かりづらいという場合は、香りで確かめます。半分に折って香りを嗅ぐと、辛いものはそれだけですぐに分かりますし、辛過ぎるものは咳まで出ちゃいます。無理だと思ったら、食べられる人にあげましょう。それか、ち~~~~~~っちゃく切って食べるか。
ちなみに焼肉屋さんでよく見掛けるのは、小さめで強い辛さが特徴のチョンヤンコチュ(청양고추)です。
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食事の際に汁物は必須です。
日本のお味噌汁のように、いつ出てきても、どれだけ食べても飽きないのがテンジャンチゲです。
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ケランチムも個人的に大好きなメニューです。
溶いた卵にだし汁を加えて作るので、味は茶わん蒸しに似ています。繊細な茶わん蒸しを豪快にして、でも、優しさはそのままな残した料理といったところでしょうか。
牛肉の盛り合わせ(소고기 한마리/ 모둠)
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主役のお肉の登場です。炭火焼でいただきました。
ちなみに左手前にあるのは油に入ったにんにくです。にんにくはお好みで生で食べることもできますが、焼肉の場合は、こうして油(特にごま油)でカリッとなるまで揚げることが多いです。これでにんにく独特の強い香りは和らぎ、代わりに香ばしさがアップします。普通はお肉と一緒に食べますが、美味しいのでこれだけでもパクパクいけてしまいます。
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味付けには、塩コショウと醤油ベースの酸味の効いたタレがありました。
醤油ダレには薄切りの玉ねぎを浸して、少ししんなりしたらお肉と一緒にいただきます。さっぱりとしていて、お肉の脂っこさも気にならないため、お肉がどんどん進みます。
ユッケ(육회)
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この日はユッケも注文しました。
下には千切りの梨が引いてあり、上には卵の黄身が乗っています。肉には下味が付いているので、混ぜ合わせていただきます。
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個人的には、ユッケはご飯と一緒に食べるのおすすめです。写真のようにご飯の上にのせても良いですし、混ぜて食べても美味しいです。
最初は、生肉とお米という組み合わせはどうなのだろうと思いましたが、全州(전주)という地域のビビンバにはユッケがのっているので決して珍しい食べ方ではありません。普通にとても、いや、かなり美味しいです。
ビビン冷麺(비빔냉면)
牛でも豚でも、焼き肉の最後は冷麺でシメるのが韓国での定番です。
今では慣れてしまいましたが。最初に来た頃はそんなことは知らなかったので、本当に驚きました。
韓国人、めっちゃ食うじゃん。
「え、今、肉、食べたよね? ご飯、食べたよね? ナムル、食べたよね? テンジャンチゲ、食べたよね? で、まだ食べるの?」なんて言ったところで、返って来くるのは「最後はやっぱり冷麺でしょ」という言葉です。
そのため、焼肉屋さんでは必ずといっていいほど冷麺を置いているのですが、実はシメ用に量が少なくなっています。つまり、焼肉を食べた後に冷麺を1人前食べるというわけではないのです。また、冷麺を食べる前提で最初から食事をしているので、そもそも量をコントロールしながら食べていますし、それでも多いなと思ったら、1杯を2人で分けて食べたりしています。
なるほどね。それなら食える。
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冷麺は水冷麺派とビビン冷麺派に分かれるのですが、私は断然ビビン冷麺派です。
写真は、麺をハサミで切ってもらった後の冷麺です。冷麺が来ると、お店の人が決まって「(麺を)切りましょうか?」と尋ねます。私は食べ易い方が良いので毎回切りますが、中には「冷麵たるもの切るべからず。そのまま食うべし」のようなこだわりを持っている人もいます。おもしろいねぇ。
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色々と食べて、満足度の高い食事でした。
ではでは。
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