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#106 スポーツにケガはつきもの?

運動をなさっている方やアスリートの方で
悩みとしてつきないことは
「ケガ」だと思います。

ケガをすることなく、
長期間ハイパフォーマンスを
維持することができることが何よりも
理想的ではないかと思います。

ただ、パフォーマンス高く、1シーズンや
シーズンの半分ぐらい活躍した選手でも
翌シーズンでは一定数の選手が
ケガをしてしまっている印象を受けます。

近々では、日本代表クラスの
プロサッカー選手では
三笘薫選手、冨安選手、
田中碧選手、中山雄太選手などが
ケガによる離脱を余儀なくされています。

また、メジャーリーガーでは
ダルビッシュ投手、千賀投手などが
ケガによる離脱を余儀なくされています。

さて、ハイパフォーマンスを求める上で
ケガというものはつきものなのでしょうか?

接触による直接的なケガに関しましては
どうしても避けられないものはあります。

ただ、肉離れ、膝関節・足関節の靭帯損傷、
股関節痛、アキレス腱などの炎症、
肩関節、肘関節の筋腱靭帯損傷、腰痛など
列記しましたら、キリがないくらいの
ケガの多くは未然に防ぐことが
できることができます。

現代ではケガをしてしまった後に
いかに早く強く戦列に復帰できるかに
重きを置いてリハビリがなされる傾向が
みられるのではないかと思います。

そもそも、部分部分の筋肉などを強くすれば
全体が強くなるという考え方で進めている
こと自体に疑問点を抱いております。

身体は連動、連鎖することで
物事を円滑に遂行するようにできています。

出発点として、身体がスムーズに力感なく
動かすことができていなかったり
人としての原始的な動きが習得できて
いなかったりしている場合、
動作のイレギュラーが
起きてしまっています。

全体としての動作のイレギュラーを
解消しないまま、先へ進もうとしてしまう
大人や子どもたちがとても
多く見受けられます。

この動作のイレギュラーが積み重なることで
列記した多くのケガが、偶発的、必然的に
発生する可能性が存在します。

動作のイレギュラーの解消には、
感覚的、神経的トレーニングや
ファンクショナルトレーニング、
コーディネーショントレーニングなどを
継続、反復、並行して行っていく
必要があります。

これらのトレーニングは、
ウエイトなどの筋トレなどに比べて
地味だったり達成感を得られにくく
感じられるため、
敬遠される傾向があります。

これらのトレーニングこそ
メインになっていくことを願っております。

ハイパフォーマンスを求めるとともに
ケガをしないためにはどうしたらよいかを
スポーツ界やこれからの日本を背負っていく
子どもたちと一緒に考えていくことが
大切かと思っております。