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#108 股関節の運動にまつわる筋肉

前回の投稿にて、股関節の動く範囲や
重要性などを挙げさせていただきました。

そんな股関節ですが、
人体の他の関節に比べまして
圧倒的に多くの筋肉が関与しています。

股関節が動く方向としましては、
下記の種類になります。

・屈曲
・伸展
・外転
・内転
・外旋
・内旋
・分回し運動(屈曲・伸展・外転・内転が
組み合わさった、ぐるぐると回すような
複合的な運動)

これより、股関節の動く方向に関与する
筋肉を列挙していきます。

【股関節屈曲に関わる筋肉】
・腸腰筋
・大腿直筋
・恥骨筋
・大腿筋膜張筋
・縫工筋
・中殿筋
・小殿筋
・薄筋
・長内転筋
・短内転筋
・大内転筋

【股関節伸展に関わる筋肉】
・大殿筋
・大腿二頭筋
・半腱様筋
・半膜様筋
・中殿筋
・小殿筋

【股関節外転に関わる筋肉】
・大腿筋膜張筋
・中殿筋
・小殿筋
・大腿直筋
・縫工筋
・大殿筋

【股関節内転に関わる筋肉】
・恥骨筋
・長内転筋
・短内転筋
・大内転筋
・薄筋
・大殿筋

【股関節外旋に関わる筋肉】
・大殿筋
・深層外旋6筋(梨状筋、大腿方形筋、
上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋)
・腸腰筋
・縫工筋
・恥骨筋
・大腿二頭筋
・中殿筋
・小殿筋
・長内転筋
・短内転筋

【股関節内旋に関わる筋肉】
・中殿筋前部線維
・小殿筋前部線維
・半腱様筋
・半膜様筋

股関節の運動には、これだけの
筋肉が関わっております。

なお、分回し運動は、屈曲、伸展、
外転、内転の動きが
組み合わさったものとなりますので、
上記の動きで該当する筋肉を使うこと
になります。

該当する筋肉をピンポイントで
鍛えたりすることはできますが、
インナーマッスルの様な
役割を担う筋肉もありますので、
片足立ちトレーニングや
片足ジャンプ(前後左右)などを通して、
各筋肉の連動性や協調性を計っていくことで
パフォーマンスアップやケガの予防に
役立ちます。

特に、小学生や中学生を見ておりますと、
股関節の使い方がままならない子が
多かったりします。

大人でも思うように扱えていない方も
散見しますので、
今一度股関節を含めて身体の使い方などに
向き合っていただければ嬉しいです。