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【ワクワクするビジネス_No3~シーズンシートと経営戦略】

先日、東京ドームで野球観戦をしてきて、自分が観戦した試合のなかで、
最近では一番盛り上がる試合展開の末、中日ドラゴンズが勝って
テンション高めなイトケンです!!

みなさんご存じでしょうか!?

プロ野球にはシーズンシートと呼ばれるものがあり、
これを購入すれば指定された座席番号の席を
購入者専用の座席として1シーズン使用できます。

このシーズンシートですが、企業が事業活動のために
プロ野球のシーズン予約席を購入することがあります。

一般的には、接待目的で購入されることが多いと思います。
得意先を接待するためにシーズンシートを購入した場合は、
交際費として処理することになります。
ただし、大企業であれば交際費は経費にできないため、
シーズンシートを購入しても経費にはできません。

従業員の福利厚生のために購入する場合は、
福利厚生費として処理することになります。
ただし、特定の役員や従業員のために購入する場合は、
現物給与として所得税が課税されてしまうので注意が必要です!

シーズンシートは1年間使えますが、
どのタイミングで経費にするのかというと、
開幕日に一括で経費にすることになります。
シーズンの途中で解約しても
解約期間に応じて一部返金されるものではないことから、
開幕戦が行われた日の属する事業年度において経費にすることができる
と考えられています。

プロ野球の開幕は4月1日開幕ではなく、
3月末に開幕するため、3月決算法人の場合、
シーズンシートの購入費用は全額当期の経費にすることができます。
日本企業は3月決算の法人が多く、利益が出そうな3月決算法人は、
シーズンシートを購入することで節税対策もできますね!!

これは野球だけではなく、
サッカーも同じような日程設定になっていますね。
購入側に配慮した球団経営者の営業努力ですね。

シーズンシートというと、かなり高価な商品だと思いがちですが、
種類によって安価なものから超豪華なものまであります。

特にドーム型の野球場は座席が多いので、
シーズンシートの種類も多いです。

例えば、東京ドームでは、開催されるホームゲーム63試合から、
全10試合をピックアップしたもの権利を販売しています。
金額もリーズナブルで買いやすいですね。

6つのプランが用意されており、
日程や対戦相手を選ぶことができる。
『シーズンシートパック10』を購入すると、
座席エリア内の同じ座席で、毎試合観戦できるのもうれしいですね。
金額は36,000円~143,000円と手が出しやすい値段ですね。


逆に豪華なシートだと
やはり人気球団のジャイアンツがホームとする東京ドームにおける
『マススイート』という9人部屋の部屋となります。

こちらは、バックネット裏などに2020年から設置され、
日本の観劇・観戦における伝統的なグループ観覧席
「升席」をコンセプトとした、
プライベート空間で臨場感のある観戦を楽しめるボックスシートです。
室内にはカウンター席とソファセットを設置されています。
(写真はマススイート5人部屋のものです)

こちらのシーズンシートの金額は19,008,000円だそうです!!
約2千万円の部屋!!!

これは、なかなかすごい福利厚生になりそうですね笑

昨年からこんなVIP席を設置した東京ドームの
経営戦略もさすがです!!!

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