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近所付き合いがキッカケで始めたバレーボールが「経営者としての僕」に教えてくれたこと。

スポーツで学んだことが今の経営、組織づくりに通じている。
そんなことを感じたことがある経営者の方は多いのではないだろうか?
例にもれず僕も昔からスポーツの中でも「バレーボール」に青春(?)を捧げてきた人間。
最近、「経営者」になった今だから感じる「スポーツと経営の関連性」について考えることが増えた。
経営に対する考え方、組織やチームをつくる時に大事にしていること。
そのどれもがバレーボールを経験したことから、繋がっていると感じている。
今回のnoteは僕がバレーボールを通して学んだこと、そして「経営者としての僕」に教えてくれたことについて書いていく。


メジャースポーツの中でもルール変更が盛ん。その変化にこそ面白さがある

先日バレーボールの国際大会ネーションズリーグがやっていた。バレーボールだけはいつも全部録画して見るくらいバレーボールが好きだ。高校生の頃はよく現地まで試合を見に行っていたが、社会人になってからは全然行けていない。
現地に見に行くと、経験者あるあるで、他の一般の人(?)とは興奮するシーンが違っている。基本的にはアタックで盛り上がることが多いが、僕はどちらかというとスーパーレシーブとか凄いトスアップで騒いでいますね。レシーブで「すげぇ!超興奮!!」となりますw。

他のスポーツはあまり見ないので何とも言えないが、バレーボールはメジャースポーツの中ではルールの変更が頻繁にあると思います。僕が30年ぐらい前に中学・高校でやっている時はリベロというポジションはなかったし、サーブの打つ位置も決まっていた。そして、点が入るときもサーブポイントがないと点が入らなかった。あと、ボールが下半身に当たったら駄目だったが、今は足でボールを上げてもOKになっている。

このように色々とルールが変わってきていることも、バレーボールの1つのおもしろさだと感じています。(バレーボールをやっていた側からすると混乱することもあるが)

今年のネーションズリーグを見ていると、審判の人数も減っていました。なんとビデオ判定です!もちろん人がやった方がドラマが生まれるかもしれないが、正しい判断の方がいい。スポーツ界もデジタル活用が進んでいることは前向きに捉えるべきことかなとも思います。

近所付き合いの影響で始めたバレーボールにいつしか魅了されていた

中高はずっと必死でバレーボールしていた。特に高校の時はしんどかった記憶がある。毎日までとはいかないが、夏は合宿があって。かなりの頻度で「もう辞めたいな~」と思いながらやっていました。

これはあくまで僕の意見ですが、部活を辞める人は辞める人で、行動力と度胸があるなと思う。
そもそも「何かを辞める」って言いにくいに決心しにくい。僕も辞めたいとずっと思っていたが、結局辞めずに最後までやった。中学校3年間、そして高校も3年間バレーボールを続けた。あそこで辞めずに最後まで続けたおかげで今、こうして「バレーボールが今の仕事に繋がっていること」について文章を書けている。
都合のよい解釈かもしれないが、そういう意味では最後まで続けてよかったなと思います。もちろん途中で辞めて違う事をしていたら、それもそれで結果的には良かったかも知れませんが選ばなかった選択肢はそもそも分からないですしね。

バレーボールを始めたきっかけは、たまたま近所のお兄ちゃんがバレーボール部だったから。

小学校の時は僕の時代の多くの子供達と同じように野球をやっていました。野球は大好きだったので正直続けたかったというのがありますが坊主強制というのがイヤで続けなかったです。今でも意味のない強制が嫌いなのに思春期真っ盛りの時期に坊主強制は無理でしたね。そんなこんなで野球以外での部活を考えたのがキッカケです。

隣の家のお兄ちゃんが1つ上でバレーボール部、斜め前の家のお兄ちゃんも1個上でバレーボール部。
その二つ上の兄ちゃんもバレーボール部という繋がりがあった。それもあり、「バレーボールしてみようかな」と思ったのが始まり。そこからバレーボール部を見に行き、面白かったのでバレーボールを始めた。

中・高は必死でバレーボールに打ち込み、社会人になってからも20歳過ぎまで地元のチームに入り、同年代の友達を呼んでバレーボールを続けていた。バレーボールのいい所は、ママさんバレーもあったりするので、ある程度歳がいってもできるスポーツであること。
もちろん現役のときみたいに激しく飛ぶとかはできないが、気軽に楽しむ分にはずっとできるのかなと。

バレーボールをやっていて良いなと思うのが、接触プレーがほとんどない所。接触プレーがあるとどうしても「おい、何してんだよ!」とか、「あいつウザいな・・・」とか感情的な苛立ちが起きそうだが、バレーボールはそういうことが全くないスポーツ。もちろんフェイントとかで相手をだます(?)とかはあるが、反則が起きにくいスポーツだなと。他のスポーツだと「ファールをしても止めろ!」とかたまに耳にするが、そういうのも一切ない。少なくとも僕は知らない。

1つの球を繋ぎあって、点を取ることで生まれる”チームで勝つ”ことの大切さ

チームスポーツ。これは僕の性分にあっている。バレーボールはワンマンプレーができない。
そもそも連続でボールに触れられない。6人いて、1人だけがダントツで上手くても、他の5人が超下手だったら負けてしまう。そういうスポーツ。

極論、1人がサーブで25点とったら別だが、それは非現実的。
1つのボールをみんなで繋いでいくスポーツなので、それがとてもいいなと思っていた。
絶対繋がなきゃいけないし、1人1人が「次に繋げよう!」と思ってプレーしている。
バレーボールは人対人の関係の上に成り立つスポーツだ。

その中でも、バレーのヒーローと言われるのはアタックがすごい人。
バチンッとアタックを決める。これ自体はすごいことなのだが、例えばアタックする人の性格が悪いとどうだろうか?僕なんかは感情で判断するタイプ(笑)なので「こいつにはトスをあげたくないな」と思うこともあったりする。(あえて極端な例で書いています)

バレーボールはたかが1点、されど1点。ボロ負けした試合もいっぱいあるが、そんな試合でも1点入ると、コートの真ん中に集まって皆でワーッと喜ぶ。皆で良い雰囲気を作っていくスポーツなのです。(ガッツポーズが駄目なスポーツもあるので、一概には言えないが)せっかくみんなで繋いで1点取ったのに、性格が悪く、嫌われている人がいるとあまり盛り上がらないこともある。(究極のプロまで行くとそんな感情より上手さを優先させるかも分からないが)

何度も言うが、バレーボールは1人じゃ絶対勝てないスポーツ。チースポーツだ。6人のメンバーでやっていけば、試合中の役回りはコロコロ変わる。この人はアタックだけ、レシーブしなくていいとか。
サーブ打たなくていいとかはない(リベロとかピンチサーバ、9人制バレーとかは敢えて外して書いています)。それぞれの役割・期待みたいなものを認識した上で、チームのために動けるかが大事。
もちろん前衛・後衛があって、この人は、今はアタックラインより前で飛べないとかはあるけど。
細かい決まりはがあるが、基本的に6人全員で協力してやろうねというスポーツ。
試合に出ている6人で、もっというとベンチメンバー含め全員一丸となり一球を繋ぐ。
この過程がとても楽しかったし、みんなでボールを繋いで、1点入ったら喜び合う。1点1点に一喜一憂するスポーツ。それがバレーボール。なので、個人的には大好きなスポーツだし、自分には合っている。

昔から仕事はみんなでやりたいっていうのがあったし、これはバレーボールを通して学んだ考えなのだろう。
そして、「肩書は役割でしかなく、それぞれが助け合い、組織・チームを作っていく。そして全員で目標を達成する」という経営で大事にしていることに繋がっている。

自分で決めたことを最後までやり抜く。バレーボールは僕に大切なことを教えてくれた

現役時代は、上手くなりたいという気持ちがあったので、結構遅い時間まで練習していた。
屋外でなく体育館なので、日没とか関係ないという理由もあった。当時は、バスケ部や女子バレー部と交代でコートを使っていたこともあり、男子バレー部は遅い時間で練習することが多かった。
体育館が使えるまで外で走ったりしていた。当時を思い返すと、青春していたなと(笑)。

そして、今振り返ると、「1つのことをちゃんと最後までやれた」ということは大きかったなと。
スポーツを通じて、得たものはいっぱいある。今に通ずる部分もたくさんある。仕事はチームでやるということや、どんな時も声をかけ合うとか。スポーツはバレーボールだけではないが、僕はバレーボールをやっていて良かったなと心から思う。

バレーボールと一緒で、仕事は1人では何もできない。もしスーパーマンがいたら、その人が中心になるかもしれないが、スーパーマンだけでは勝てない。仕事も経営もチームスポーツも何でもそう。
他のメンバーが何もできなくても、自分がいれば何とかなるってことでもない。だからこそ、チーム内での役割に固執しすぎず、助け合うことが大切なのではないだろうか。

これは個人的な想いだが、将来は何かバレーボールに関連する仕事もしてみたいなと思っている。
スポンサーとか、セカンドキャリアのご支援とか。何かそういうのができたら、いいなと。

今回のnoteを書いていて思うが、「経営者としての自分」を形づくっている経験に時に目を向けてみることは悪くないなと。
それが僕はバレーボールだったにすぎないが、スポーツが教えてくれることはたくさんある。
これからも、バレーボールが「経営者としての僕」に教えてくれたことを大切に、経営に励んでいこうと思う。

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