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なぜやめられない?ホストに貢ぐ姫たちを見て感じたこと【トラディション】鈴木涼美著

この話を読んで、ホストクラブの売掛金に関するニュースを思い出しました。

私は行ったことがないので、
どのくらいかかるのか知りません。
そこでGoogle 検索をしてみました。

調べたら初回と2回目以降で
料金体系が違うことが分かりました。
初回はハードルを下げるために
比較的安くしているようです。

今回のお話は、身の丈以上にお金を払っている女性たち(姫)が次々に登場。
ホストクラブの受付をしている女性がその様子を観察する話です。


・なぜハマるのか?

猫姫、苺姫、モデル姫、
ポルノ女優として売れっ子の姫など
様々な姫が登場します。
時々帯がついてる札束を支払うシーンが出てきます。

「こんな大金、どこで調達したんだろうか」と疑問に思うくらいです。

今回の作中では、詳細はわかりませんが、
ポルノ女優の姫がいたため、
何かしらそういう仕事を紹介された人がいても
不思議ではありません。

正直、私にはなぜハマるのか分かりませんでした。
しかし、離れがたいほどの魅力があることだけはわかりました。

・ホストクラブにないもの

作中では、
キャバクラ、クラブなどの男性がお金を払うお店と
ホストクラブのように女性がお金を払うお店との
違いについて触れられていました。

鏡や窓がないとのことです。

窓については、利用時間が夜なので、
外の景色が見える必要がありません。

しかし、鏡がないのは意外でした。
その理由はホストクラブに
鏡は合わないとのことです。

鏡は、よくも悪くも
自分の現実の姿をそのまま映し出します。

ホストクラブは、女性に夢を見させる場所です。
夢を見させる場所で、現実を映す鏡があるのは
場所に合ってないという理由に納得しました。

・縁を切るのは難しい

主人公の幼なじみ祥子は、
お気に入りのホストがいます。

主人公に「彼と縁を切った」と話すシーンが出てきます。
行かなくなれば、その分費用は浮きます。
浮いたお金で「エステや旅行に行きたい」と話していました。

しかし、実際は実現していなかったとのことです。

祥子に限らず、他の姫も
縁を切ると匂わせながら、
簡単に切れない様子が描かれています。

・感想

世の中には様々な娯楽があります。
ホストクラブについて、身の丈に合わせて楽しむのは難しいと実感しました。

素敵な男性にお姫様のように扱われる場所です。
心地がいいので簡単にやめられないと実感しました

売掛金は禁止になったものの、今度は立て替えになったとニュースになっていました。

ルールが変わっても、ホストにのめり込んで
身を滅ぼす女性は減らないと実感しました。

こういう娯楽にドハマリしないためには、
『7つの武器』で出てきた
「コントロール力」が重要だと改めて感じました。

以上、ちえでした。
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