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意外と知られていない“みてみて期”の大切さ


2歳になった娘が事あるごとに「みて、みて〜!」と見るように求めてくるので調べてみたら「みてみて期」というのがあることを知りました。

「イヤイヤ期」(=2歳前後の子が「ダメ!いや!」と自己主張が強くなってくること。“魔の2歳児”と言われることも)は有名ですが、みてみて期は知らなかったので調べたことと自分が心がけていることをまとめました。

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みてみて期とは?


「みてみて期」=「大好きな人と価値観を共有することで自分の存在を肯定する時期」


時期ははっきりと〇歳!というのは定義されていませんが、2歳前後から3,4歳くらいまでに多く見られるそうです。

自分が見つけたことや、発見したこと、できたこと、などをママパパ先生などに見てもらうことで“自分自身の存在を認めてもらいたい”という気持ちの表れです。

どんな対応をするのが大切か?

ではどんな対応をするのがいいのでしょうか。

「自分が見つけたことをママにも見てもらいたい」「できたことをパパに見てもらいたい」「感じたことをママにも感じてほしい」という欲求を大人に求めているので、大人はそれを「愛を持った共感•承認で満たしてあげる」のが大切。

幼少期のみてみて期にこの欲求を満たせなかった子供はもう少し成長してからこのような行動する「こっち見て行動(=アテンション•アスキング•ビヘイビア)」ex.学校で問題行動を起こしたり する場合もあるのだとか。


「みてみて!」と言われたら、指差す方や子自身を見て反応をしてあげる。「見てるよ、共感してるよ」というのを示してあげることがいかに心に影響しているかがわかります。

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例えば我が子の場合、

「アンパンマンいたね」
「アリさんが歩いてるね」
「花が咲いていて綺麗だね」
「小さいのによく見つけられたね」
「靴自分で履けたね」
「上手に手洗えたね」

などと反応してあげます。すると、「うん!☺️」「ね!」などと言って満たされたお顔•得意げなお顔をします。


そんなみてみて期真っ只中な娘への対応として私が心がけていることは2つあります。

心がけてること ①質問する

反応するだけでなく、質問しています。

「お花綺麗だね〜、何色かな?」
「アンパンマンいたね、他には誰がいる?」
「アリさんが歩いてるね、何匹?」
「靴履いてどこ行くの?」
など。

ただ反応するよりも、親がしっかりと反応してくれて子供はより「共感してもらえた」実感が湧いて嬉しそうにします。
さらに娘が興味を示したことに関する語彙力がグッと上がるのもいいなと思うところ。

1日に何回も何十回も「みてみて」の瞬間があるので、その度に簡単な質問を繰り返すことでかなり多くの言葉のシャワーを浴びることができます。

パパもママも園の先生も行えばそれが2倍、3倍に。

(↑私が書いたnoteの中で1番読まれている記事です。よかったら併せて読んでみてください。)



心がけてること ②目線を合わせること

余裕があれば、娘の目線を合わせることも意識しています。

私の子育ての中で基本的に「子供と目線を合わせること」大切にしています。

「子供はお母さんお父さんが同じ体勢(目線)になってくれるのが好き」というのを以前本で読んだのがきっかけで、赤ちゃんのときは一緒にゴロゴロしたり、ハイハイの時期は一緒に四つん這いになってみたり、並んで同じ動作をよくしていました。実際、同じ体勢で横に並ぶと子供ってとても嬉しそうな笑顔になったことを覚えています。

2歳の今も大人が立っているとどうしても物理的に上から目線になってしまうので、話すときはしゃがんで娘の目線に合わせて話すことを意識しています。

それをみてみて期にも応用して「みてみて!」と言われたら、娘の目の高さに合わせて一緒に見てあげる。

すると「ママが一緒に見てくれた」「気持ちを共感できた」という気持ちがより感じられると思うのです。

子供の目線になることで、土の匂いやアリの動きなど、普段の生活では見逃してしまうような細かいことにも気づくことができます。娘の香りや表情も近くで感じられて幸せな気持ちにもなるのでお勧めです。

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まとめ

「みてみて期」=「大好きな人と価値観を共有することで自分の存在を肯定する時期」

自分の存在を無条件に受け入れてくれる存在がいるというのは安心感や自信、自己肯定感にも繋がります。

1分毎、30秒毎に「みてみて〜!」という娘。毎回見てあげるのは大変.. なんて思ってしまうときもありますが、娘の自己肯定感の土台を作っている大切なときなんだということを心に留めて、できる限り付き合ってあげようと思います。


毎日子育てを頑張っているママパパにとって少しでも参考になれば幸いです。

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