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「私、無能かも」と思ったらすること(長期目線編)

自分が無能で何もかもうまくいかない、何か欠陥があるのでは?と思ったことが前職の時にありました。
その時の自分へのアドバイスを書きます。

本気で「実は私無能なのかも。。。」と悩んでいた


地方転勤し昇格もして立場が変わった後、それまでできていた仕事が全くうまくいかなくなりました。
毎日焦るばかりで何の仕事も前に進められず、上司も部下も信頼できず、成果も期待値に届かない日々でした。
毎日上司と部下両方から責められていると、「自分は本当に頭が悪くて仕事ができないんじゃないか」「人間関係を作る力もない。確かに昔から私は冷たい人間だし」とどんどん落ちこんでいきました。そして真剣に「無能 改善方法」「無能 生き方」など検索していました。

環境だけ変えたが超楽しい


結局私はそのあと転職しましたが、同じようなスタンスとスキルで働いてます。自分が無能かも、と考えることなんてほぼないくらい、周りの人にも仕事内容にも恵まれています。成果もきちんと出せています。結局は能力自体の問題ではなく、成果を出しやすい環境を選べていなかったことが問題だったと思います。環境を選ぶために次の2つが必要だったと思います。

①客観性を持って判断して!


当時は極端に客観性に欠けていて、自分を責めてばかりいて環境に目がいってませんでした。
上司も部下も感情的なタイプだったので、「もっと自分を追い込んでみたら?」「もっと自分のこだわりを出して欲しい (でも部下自身が気に食わない指示は出さないで欲しい)」などと言われていました。

全てまともに受け取ってその都度悩んでいましたが、離れてみてから冷静に考えるとそれら全て生産性のない八つ当たりに近い発言だなと思います。まともな職場なら悩んでいる人をさらに焦らせる発言は合理的でないためしません。環境のせいにしてはいけないとよく言いますが、着任初日からその場にいる人の性格を全て悪く変えられる力を自分が持っているはずはありません。元々できた人間ではなかったと考える方が自然です。それに気づかず自分を責めすぎたのは良くなかったと思います。

②「この仕事でダメならどの仕事もダメ」は嘘!


当時上司や先輩がよく「どこの部署も仕事の根本は一緒。ここで逃げたら他でもうまくいかない」と言っており、私もイメージがつかないながら信じていました。
結局他の仕事をしてみた私の結論として、それは嘘だなと思います。
確かにビジネスなので、「顧客満足を忘れたら儲からない」とか「目的と手段を履き違えない」などの普遍的な部分はあります。
ですが、「若手が出した案を聞く上司」「自由に発言しあえる同僚」「自分を理解しようととしてくれる部下」がいるかどうかによって普遍的な部分を達成する難易度は確実に異なります。グラウンドで走るか山の中を走るかで違うのと同じです。
しかもグラウンドで走る方が楽なのに、不思議なことに賃金は高かったりもします。(成果が出しやすいので不思議でもないかもしれませんが)
なので、そんな整ってない環境早く捨てた方がいい、と今は思います。逃げた先ではそんな苦労いらないことも多くあるのですから。
逃げた先でもし同じ課題にぶつかったら、その時初めて「自分が甘かったのかも」と思えばいいと思います。

「無能な人」はいないが「人を無能にする環境」はある


大学を出て1人で社会生活を送れている人が無能なわけがありません。話を聞かなかったり価値観を押し付けたりすることで人を萎縮させてしまい、能力を発揮できないような組織があり、そこにたまたま入ってしまっただけだと思います。
「無能」なあなたが抜けたところで会社は困りませんし、あなたもそんな環境にはノーを突きつけないと会社は変われません。次を早く探しましょう!



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