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~虎に翼~番外編。 三つ揃えと中折れ帽、航一さんの「秘密です」に萌え

どうも。
こりーぬ、です。
初めての方も、また読んでくださってる方も
ありがとうございます。

今週の『虎に翼』は、
涼子様と玉ちゃん、稲さんの再登場
という大変熱い展開を迎えたのですが、
それよりなにより先に
どうしても語りたいのが、
航一さんのことなのです!

私ね、男性のスーツ姿が大好物。
勿論、どんなスーツでもいいわけがない。

そんなこと言っておいて、
あまり詳しくはないんだけど、
三つ揃えの背広、
今風にいうとスリーピーススーツに
中折れ帽、
持ち手が一本のビジネスバッグ。
(スリーピースは最近着てる方が
増えてて嬉しい)

ここまで揃えば、
靴は当然、皮革の紐靴。

それらを身に着け
足音をコツコツと響かせて歩く男性は
そらもう、
2~3割増しのハンサムですよ!
あくまで『イケメン』ではなく、
『ハンサム』なのです。

そうね、譬え少々ぽっちゃりで
脚の長さがちょっぴり短かったとしても、
ここまで揃っていて、
あまりドタドタしていなければ
私はハンサム認定します!

思えば、スーツの男性が
カッコいいと思ったのは
まだ3~4歳の頃。

うちは両親共働きだったことで、
昼間は、数駅先にある
父の実家である祖母の住む家に
預けられるために
母に連れられ電車で送迎されていたの。

最寄り駅から祖母の家に向かうまでの
徒歩の区間で、
毎朝すれ違うスーツの男性が
靴音を響かせて歩くのが
なんだか大人!って感じで
カッコよく感じてたんだよね。

決して顔を見ていたわけではないの。
ていうか、覚えてない。
たぶん、30代くらいのおとこのひと
だったと思うけど、
私もそんな風になりたいと思うような
それは、憧れだった。
だから、子どものズック靴(死語)
にもかかわらず、
わざと音を立てて歩いてみたりしてね。
(彼が三つ揃えだったかは記憶にない)

父は普段スーツを着ない人で
履物はスニーカーか下駄だったこともあり
余計に背広とか
ネクタイとか
ワイシャツとか
革靴のコツコツという音に
精悍さを感じたのかもしれない。

誤解のないように申し添えますと、
父のことをカッコ悪いと
思ったことはありません。
あくまで外身のはなし。

それもさ、
やっぱりスーツは三つ揃えがいいのよ!
事務所内では、ジャケットを脱いで
ベストだけで過ごしてるのとか
妙に色気を感じるしね!

例えば、『美味しんぼ』に出てくる
山岡さんのようなだらーっとした
着方は好きじゃないの。
あれはツーピースだしさ。
いや、
山岡さんが食の蘊蓄を語り出した時の
カッコよさはちょっと溜息でちゃうけど
そこは中身で勝負って感じで、
そうなると、葬式にも着ていける
あの便利な黒スーツは山岡さんを
構成する要素として
素晴らしいんだけども。

昔、私が働いていた職場の上司で
常に三つ揃えにカフスボタンを
付けていた人がいたんだけどね。
その人は、
なんだかマフィアみたいだったな。
多分、イタリアンスタイルの
ゆったりしたタイプのスーツ
だったんじゃないかと思う。
ガタイもよくて体に厚みのある人
だったから、
それはそれでおしゃれだったけど、
威圧感があったんだよなぁ

というわけで、
私のスーツの好みは
ブリティッシュスタイルの
シュッとした感じ、みたいです。

閑話休題。

星 航一さんは、
最高裁判所初代長官の
息子さんで、寅ちゃんとは
そのお父さんの著作の手直しを
一緒にしてた人。
戦時中に奥さんを病気で亡くした
イケメンいや、ハンサム!
だって岡田将生ですよ、
シュッとした甘いマスクのハンサムですよ。

今は新潟地方裁判所の刑事部で
判事として働いているので、
新潟の三条支部長として
働いている寅ちゃんと、
再び接点がやってきている。

「なるほど」を様々なトーンで使い分け、
そこに僅かな感情を滲ませるけど
イマイチ何考えてるかわからない人。

で、す、が!

金曜日の航一さんに、
改めて私は痺れました!

色々とひと悶着あって、
寅ちゃんが航一さんの様子を見て
聞きづらいけど聞きたくなってしまった
「戦時中になにかあったのか?」という
質問をしかけたのに対して、遮るように
人差し指をスッと自分の口の前に立てて

「秘密です」(フッ)
と軽く微笑んだんですよ!

いやー、もうあの仕草と表情だけでも
心臓ぎゅーーッと掴まれました!
めっっっちゃ、かっこよ。
ハンサムがやるその仕草、
心臓に悪いわ。
はかいりょくばつぐん。

その前までのシーンで、
寅ちゃんの娘の優未ちゃんとの
待ち合わせでね、
初めて彼女と顔を合わせたのに、
すぐに打ち解けて
寅ちゃんそっちのけで
二人で歩き出しちゃって、
なんだかいきなり親子みたいだった。
あの、すーっと
「溝を埋める」感じ、なんなの?
この人、素っ気ない雰囲気醸すシーン多いのに
どんな人なのかまったく読めないわー

優未ちゃんに挨拶するときに、
帽子を手に持ってるところも
そりゃあ当然なんだけど、その姿も素敵!
中折れ帽がね、超重要アイテム!
波平さんが通勤で被ってるやつよ?
マスオさんは被ってないの。

そしてまた、その歩く姿がね!
まさに昭和のハンサムなんですよ!
私が最初に挙げたパーツというか
ポイントが全部当てはまってるの!

その後、その3人で
三条支部でよく仕事をしてる
杉田(兄)弁護士が主宰する
麻雀大会の席にお邪魔するんだけど、
とある事情で杉田(兄)弁護士が
号泣しちゃうのを抱きしめる姿にも
ちょっと心臓をキュッとされたしね。
↑意図や発言の考察はまた別の機会あれば。

朝ドラって、戦前戦後辺りが
題材になるというか
場面として描かれることが多い。

このあたりの時代に出てくる男性の
『背広 + 中折れ帽』の組み合わせに
キュッとさせられることが
多いのには気づいていたけど、
私、こんなにこの組み合わせが
好きだったんだな、と
改めて思い知らされた
思わぬ、航一さん効果でした。

航一さんのことをどうしても
語りたい、と言ったわりには
私の「三つ揃え愛」のこと
ばっかりだったわ。

いえ、三つ揃えと
中折れ帽は
私の「キュン」増強アイテム。
欲を言えば
ワンハンドのビジネスバッグ
(アタッシェケースも可)に
黒バンドのアナログ時計も。

だって、その証拠に
杉田(弟)弁護士役の
田口浩正さんは黒太ブチの丸眼鏡で
ちょっとぽっちゃり系なんだけど、
「じゃあ!」って笑ってお座敷を去っていく時、
鞄とジャケットを手に持って
中折れ帽だけはさっと頭に乗せるの、
カッコいいなぁって思ったよ。
ベストは着てなかったけどさ。

書いてて思ったけど、
中折れ帽の方が、より好きなのかも。
帽子をちょっと取って挨拶する仕草とかも
キュンとするし。

昨日、甚平姿に中折れ帽を被った
年配の男性が前を歩いてたんだけど、
それだけでも素敵だったしね。
脚が少し不自由らしく、
歩き方は歩幅がかなり小さかったんだけど、
それでも素敵だと感じる。
紳士の嗜みってやつ、の象徴かもしれない。

昨今、帽子を被ってる
スーツの男性は少ないからなぁ。
今の時代、ちょいとスカしてる感じに
見えちゃうのは否めないから、
アイテムの選択肢として浮かびにくいのかも。
現代は荷物が多いのと
暑さがハンパないから
鞄も、服も、暑さ対策も
実用に振り切ってるもんねぇ

特に東京は外出先でのスペースも狭いから
帽子を被って出ると
扱いに困る場面があるのよね。
女の私だって、
外出先で短時間でも滞在する予定のある時は
被るか被らないか、ちょっと考えちゃうもん。
それでも被ってる人は
何かと余裕がある生活してるのかしら?

麻生太郎(さん)、
私はあまり好きじゃないんだけど、
車で移動する時もかならず
帽子を被ってる姿を
実は「紳士然としててイイナァ」と
思ったりしてるのは
秘密です。



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