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ラストレター

ひょんなことから亡くなった姉・未咲と間違えられ、高校時代の初恋の相手・鏡史郎と再会を果たした裕里。姉のふりをしたまま彼と文通を始めることになり…。

出演:松たか子、広瀬すず、庵野秀明…その他

監督:岩井俊二

美しい映画です。

回想シーンでは広瀬すずと森七菜が姉妹、未咲に恋をする男子として神木隆之介、現在は広瀬すずと森七菜は従妹同士というかわいい2人がきゃっきゃウフフするシーンが眼福です。

未咲という圧倒的な光の妹裕里。

私も姉妹だから感じることがあるんだけど難しいんですよね。

姉妹って。妹としては出来のいい姉が常に前を走ってて絶対に越えられない存在だと思ってるんだけど、姉の視点だと妹はなんだかんだうまくやってて結局は幸せそうに過ごしてるな。と思っている。

ラストレターの中でも姉・未咲は生徒会長としてマドンナ的存在にも関わらず大学で得体の知れない男につかまり駆け落ち。妹・裕里は漫画家と結婚して豪邸に住んでる。そして人とすぐに仲良くなれる明るさも持ち合わせている。

的外れかもしれないけど、同窓会から帰ってきた裕里のスマホに鏡史郎からのメッセージが届いたのを偶然見てしまった夫がブチぎれてお風呂場まで怒鳴り込み、「なんだこれはー!!!もうスマホ禁止だぁぁぁぁぁ!!!」と言って湯舟にぼちゃんしたり、「次は犬の漫画を描こうと思ってるんだ」と言いながら超大型犬を2匹も飼うと言い出すところにいじらしさを感じた。

「世話をするのは君でしょ?」と言われて裕里は鏡史郎に「これは罰だと思います」と言っていたけどなんか可愛いやりとり。

とはいえ、動物を飼う環境を整えない状態で犬をやたらと飼うのはやめてほしいけど。

結局2匹は飼えなくて1匹は実家に預けるし。

子供たちも素直で元気に育っているのは母がちょっと緩いけどしっかりしている影響だと思うし姑との仲がいいのもとてもいい。

未咲を25年間愛し続けた鏡史郎。鏡史郎の愛を本を通して感じていた娘。

誰かに手紙書いたら驚かれるかもしれないけどお気に入りの便せん使って優しい気持ちで手紙書いてみようかなと思う作品でした。

あれ。ストーリーについては書いてないからこれはネタバレ要素ないのかな?

全体通してずっと美しい作品なので1回は観ておきたい作品です。

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