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ぽっかりと
取り残された静寂のなかで
ただ寒さに凍えるようなこの世界で
瞼が重たい
目を瞑ってしまおうか
ぼんやりと願う私のすぐ横を
ついっと魚が
通り過ぎていく
頬にざらりとした痛みを感じた
指先が触れた頬が
赤く赤く熱をもつ



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