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音のない世界と音のある世界をつなぐもの

大ブームとなっているドラマ『silent』。

脚本家の生方美久さんは、元看護師さんだとか。

目黒蓮が大好きな次女からの情報だった。笑

少し調べてみると、最も尊敬している脚本家が、あの坂元裕二さんだと紹介されていた。

坂元裕二さんと言えば、私も大好きな脚本家さんのひとり。

「東京ラブストーリー」に始まり、「Mother」「最高の離婚」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「大豆田とわ子と三人の元夫」などなど…。

天才としか思えない名作ばかりだ。

そうそう、つい最近「カルテット」を見逃していたことにようやく気付き、ネトフリで一気観したばかり。

今さらながら。笑

やはり、とても面白かった。

やはり、天才だと思う。

『silent』の脚本家の生方美久さん。

『踊り場にて』という作品で、昨年の第33回の「フジテレビヤングシナリオ大賞」の大賞を受賞。

脚本を書き始めたのは約4年半ほど前で、初めは映画監督になりたかったけれど、自分で脚本を書きたいと思うようになったそう。

なんと独学で脚本執筆にチャレンジし、3回目の応募でみごと大賞を受賞した、というのだから驚く。

そこからのこの『silent』。

彼女もやはり天才なのかも知れない。

ドラマ『silent』は、もう説明する必要もないくらい社会現象になっていて、この note の中でも記事にされている方を多く見かけるが、本当に素晴らしいドラマである。

登場人物ひとりひとりに感情移入できるし、それぞれの想いが痛いほど伝わってくる。

誰も悪くなくて、誰もが愛おしい。

とても丁寧に作られているドラマだ。

このドラマを観るまで、聴覚障害についてここまで深く考えたことがあっただろうか。

特に篠原涼子演じる、主人公・想の母親の気持ちがイヤというほど伝わってくる。

できることなら変わってあげたい。

寡黙な演技から、しみじみとそんな想いが伝わってくるのだ。

この『silent』を検索すると、このような記事を見つけ、とても興味深く、そして夢中になって読んだ。

小学4年で右耳を失聴し、中学から高校時代にかけて左耳も聴力を失った、ユニーバサルデザインアドバイザーの松森果林さんという方が、聴覚障害がテーマになった本作について語っておられる。

「なるほど」と、深く考えさせられた。

ひとりでも多くの方に読んでもらいたい。

さて、ドラマはいよいよ佳境に。

残すところ、とうとうあと2回に…。

皆んなに幸せになってほしい。

もう泣くのはなし。

そう願いながら、しっかり見届けたいと思います。

音のある世界に生きる私たち。

そして、音のない世界で生きておられる方たち。

このふたつの世界がどんどん交わり、手を取り合い、さらにもっと生きやすい優しい社会になっていきますように…。



最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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