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少し肌ざむい春の日差しと満開の桜を見上げて決意表明をした4月1日

今日は初出勤の日。

これまで病院のドクターズクラークとして長年勤務していたが、ストレスから適応障害になり退職。

そこから自宅療養を続けること2年。

この春、ようやく新しいスタートを切ることができた。

2年は長い。

2年も無職など、初めてのことだった。

もう働くことは無理なんじゃないか。

そう思ったこともあった。

病を克服し、こうやってまた社会に出ることが出来たのは、なんといっても家族の支えがあったから。

息子や娘たち、息子のお嫁ちゃんや娘のお婿さん。

そしてなんと言っても可愛い可愛い孫ちゃんたち。

みんなの愛が私に癒しをくれた。

そして徐々に徐々に、ボロボロだった心の傷がひとつずつ少しずつ治っていった。

家族がひとりもいなかったら、たぶん私は復活していないと思う。

2年という月日はかかってしまったが、今となっては前職を辞めてよかったと心底思える。

あんな過酷でギスギスした日々を、あと何年も続けていたらと思うと…。

なので私が次に選んだ世界は医療ではない。

福祉だ。

高齢者に特化した福祉施設。

そして今日は新しいお仕事の初出勤日。

と言っても、今日初日は本社というか本部へ行かなければならなかった。

それほど遠くはない場所。

初めて降り立つ駅なので、昨日ハローワークへ最終手続きに行くついでに下見を済ませておいた。

初日に迷子になっては洒落にならない。
心配性の私。

下見を済ませていたことにより、朝から気持ちに余裕が持てた。

満員電車は久しぶり。
なんだか新鮮。

駅に着くと、足早に行き交う人々。
それもなんだか懐かしい。

ぶつかりそうになるのをうまく避けながら、こちらまで早歩きになるのも不思議な感覚。

かつては私も毎日何かに追われてるかのように、毎日早歩きでそして時には小走りで、息切れをしながら街を歩いていたなと思い出す。

本部の館内の案内、採用の諸々の手続き、そしてお昼からは辞令交付式。

常勤嘱託採用である私にも、ちゃんと一番お偉い方から辞令を手渡しでいただけて、なんだかちょっと感動しちゃった。

他の部署の新人さんたちと皆んなで記念撮影もしていただき、ここでしっかり頑張っていかなくちゃと、改めて身が引き締まる想いになった。

辞令交付式が終わり、本部から勤務先へ移動する際に、近くの公園で満開の桜を見ることが出来た。

公園には春休みのたくさんの子供たちが、キャッキャと楽しそうに遊んでいる。

あぁ、始まったなぁ。

少し冷たい春風を全身に感じながら、しみじみとそんなことを思った。

本部で皆さんの前で紹介していただいた時に、自然とこんなことを口走っていた。

常に笑顔を忘れずに、毎日頑張りたいと思います。

人の死に直面することもあった前職と違い、新しい職場には悲しいとか辛いとかの感情は一切必要なく、楽しいや嬉しいばかりがギュッと詰まっている場所。

一緒にお仕事する方たちも、とても優しくて良い感じの方たちだった。

毎日笑いの絶えない職場。
お互い助け合いながらチームワークで支えあう。

私の理想の職場。

前職では叶えられなかったそんな私の夢。

笑顔が溢れる毎日。

今度こそは叶えたい。

私の周りの人々がみんなが happy になれますように。


最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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