見出し画像

久しぶりのフリーデイ

昨日は一日なんの予定も入っていない「フリーデイ」だった。

朝のお仕事も夕方のお仕事もなし。

母はデイサービスで留守。

時間が空くと体を鍛えに行きたいところだが、毎週木曜はジムの定休日。

こんな日は珍しく、いつぶりかはわからない。

仕事と言っても朝の仕事も夕方の仕事も短時間。

フルタイムで働いていた医療機関を体調不良で辞めてから、2年ほど自宅療養。

再度フルでチャレンジするも、いろんな意味で相性が良くなかったのか…1ヶ月であっけなくリタイア。

瞬く間に体調は元の状態に戻ってしまった。

それからまたしばらく自宅療養し、次はフルではなくアルバイトに。

人とあまり接することのない短時間のお仕事を、今はふたつ掛け持ちしている。

アルバイト生活を始めてからは、体調はすこぶる順調。

収入面ではかなり不安はあるものの、身体的には今がベストコンディションだと実感しており、節約しながらしばらくはこの生活を続けるのが正解なのかなと思っている。

しかしそんな甘い生活をしていると、「本当にそれでいいのか?」と自分に問うこともある。

そんな時いつも頭によぎるのは、わずか1ヶ月でリタイアした職場の人に言われた言葉。

私の呪縛となっているその言葉。

この呪縛から逃れられる日は来るのだろうか…。

ふと思い出す瞬間、いつも心がモヤモヤし、全身の力が抜けていくような脱力感に襲われる。

そして「いや、今はこれでいいのだ」と自分に言い聞かせる。

「私は間違っていない。大丈夫」

そう思わないと、私はまたあの闇の世界に吸い込まれそうになるのだ。

なので、いちにちフリーの日があると、私はなんだか落ち着かない。

だから前日からどう過ごすのかを決めていた。

お買い物も済ませていたので、いちにち家の中で過ごすことに。

もちろんスッピン。

基本お化粧しないとやる気出ない人なんだけど、朝からやる気スイッチが入っていたのでスッピンのままで。

でも張り切りすぎちゃうと電池切れになってしまうので、そこはゆるゆると。笑

朝ごはんを終え、母を送り出したあとは、とりあえずは note を書いたり、録画したドラマを観たり。

そのあとスマホにメモしている to do リストを見ながら、片付けを始める。

片付けと言ってもなんてことのないことばかり。

娘の前撮りに使った和装小物を仕舞う。
母に頼まれていたベランダの植木の雑草を引っこ抜く。
兜と鯉のぼりの飾りを仕舞う。
お菓子ストックの整理をする。
などなど。笑

書いてみてお恥ずかしいくらいの大したことのない片付け。

しかし、これらのことを思った時に瞬時に消化できるほどの体力気力が私には欠けているのだ。

無理をすると必ず体調を崩す。

その恐怖が常にある。

ひとつ終われば少し休み、またひとつ終われば休み…。

to do リストの最後、お菓子の整理をしたあと、追加で孫ちゃん4人へのプレゼントをラッピングする。

今月、母の92歳のお誕生日会をすることになっていて、家族全員で集まる時に渡そうと思っている。

母のプレゼントはもう準備済み。

カードも手書きで用意した。

孫ちゃん1〜3号には、じゃがいものスナック菓子、ビスコの発酵バター味と焼きショコラ味、すみっコぐらしのグミを。

孫ちゃん4号はまだ小さいので赤ちゃん用のお菓子を別に準備する予定(生協で注文済み)。

保育園で原因不明の発熱が流行っているとか…。

どうか元気に皆んなでお祝いが出来ますように。

その日の片付けはそれで終わりにして、あとはゆっくり過ごすことに。

録画していた番組をいくつかまた観て、次は本を読むことに。

ドリップコーヒーをお気に入りのマグカップに一杯いれて、本を手に取る。

「エンジェルフライト」の作者・佐々涼子さんの「エンド・オブ・ライフ」という本。

この本の存在を知った瞬間、「これ読まなくちゃ」という気持ちになった。

その日に注文し、すぐに私の元へやってきてくれた。

しかし、いざ読み始めると嘘みたいなことが起きた。

しばらく読み進めていると、急に読めなくなってしまったのだ。

一旦本を閉じる。

涙を拭い、ふぅ〜〜っと息を吐く。

そしてまた読み進める。

そのあとまた本を閉じ、息を吐き目を閉じる。

「エンド・オブ・ライフ」という本は、「理想の死の迎え方」に真っ正面から向き合った本である。

終末医療の現場を綴ったノンフィクション。

覚悟を持って挑んだのだが、今の私には相応しくなかったのか…と、少し戸惑ったくらい、その内容は最初から辛すぎた。

頭を一旦落ち着かせるため、思わずテレビをつける。

警察24時間的な番組が流れており、しばらくそれを観る。

しかし頭の中には本のことばかり。

いや、今の私だからこそ読まなくちゃいけないと思ったのだ、と考えを改める。

夕食を済ませ、テレビを消してまた読み進める。

何度も本を閉じては開き、閉じては開きを繰り返す。

間に警察24時間を挟みつつ…。

半分弱ほど読み終えたところで、その日はもうやめることにした。

眠れなくなるからね。

本の感想については、また今度まとめて書こうと思う。

結局ゴミ出し以外、外にはほとんど出ず過ごした一日。

今日は夕方のお仕事のあと、次女が家に遊びに来てくれて一緒にご飯を食べる予定。

明日は朝のお仕事と、午後は長女の家に行き孫ちゃんのお迎えに行く予定。

たまのフリーデイも良いけれど、いつもの日常が私にはちょうど良いのかも知れない。

家族あっての私だから。




最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

この記事が参加している募集

休日のすごし方

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?