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毎日note を阻んだ〝クレイジーX〟

Netflixにて配信されている『愛の不時着』を見終わり、次に私が選んだのは『このエリアのクレイジーX』。

(ほんの少しだけネタバレ内容含みます)

数ある韓ドラの中でこれを選んだ理由は、同じ精神科クリニックに通う身として、悩みを笑いに変えてみたい、前向きになりたいという思いと、このふたりが出会ってどういう展開になっていくのかを見届けたいと思ったのが理由である。

主演は〝チョンウ〟と〝オ・ヨンソ〟。

家が同じマンションの隣同士で、かかりつけの精神科医もたまたま同じな2人の男女。

男性は、何事にもすぐにイライラしてしまう〝憤怒調節機能障害〟のフィオ。

女性は、何事にも被害妄想が膨らんでしまう〝強迫性障害〟のミンギョン。

怒りを誘発する女と怒りを抑えられない男という、絶対に一緒に居ない方が良いふたりが出会ってしまう。

関わりをもたずにいる方がお互いのためなのに、なぜか事あるごとに顔を合わせる羽目になるという男女のヒーリングドタバタラブコメディーだ。

チョンウは、日本の俳優さんで言うなら〝大泉洋〟タイプ?

少しコミカルな表情をするかと思えば、めちゃくちゃカッコいい瞬間も沢山あり、私はこのドラマを見てすっかりチョンウのファンになってしまった。

なんといっても目力の凄さがずば抜けていて、刑事でもあるこの役は本当にピッタリだと思った。

ただのコメディードラマではないところが、韓ドラの素晴らしさ。

不倫、DV、ストーカー、女装癖、多重バイト、個人情報流出、中傷誹謗、母子関係、違法薬物などなど…。

なかなかの重いエピソードが随所に盛り込まれ、だからこそ主役のふたりは苦しみ続けるのだった。

ミンギョンがガス臭いと感じ、ガス漏れかもしれないと不安になるところなども、タバコ臭さを常に感じている私と少し被っていると感じた。

印象に残ったのが8話。

フィオがミンギョンに『実は俺たちには何も問題がなくて、他の人たちが変なのかも』と言う台詞だ。

個人的にこの言葉にはとても深い意味を持つように感じた。

問題があるのは心を病んだ人たちではなく、そうやって人を追い込んで傷付けた人たちの方なのだと…。

〝クレイジーX〟とは、憎しみや嫉妬に駆られ、一線を超えてしまった人達のことなのではないだろうか。

9話でミンギョンが、かつてDVを働いていた男の母親から罵声を浴びさせられるシーンがとても辛かった。

それはDVはなかったものの、離婚の際の財産分与で元旦那の叔母から散々罵られた過去の私を彷彿とさせた。

最終話である13話で、ミンギョンからもう会わないと言われフィオが号泣するシーンに心が揺さぶられた。

お互いを想い、自らを犠牲にするふたり。

最後までハラハラドキドキさせられたドラマでもあり、私の大好きな〝笑いあり涙あり〟の見応えたっぷりのドラマでもあった。

2日間であっという間に観終わり、やっぱり韓ドラは面白いと実感。

そこにオリンピックも重なり、半年以上続いた〝毎日note〟をまさかの更新忘れで終了させてしまうという失態。

しかし、これもひとつの経験。

無理なくマイペースで続けていくことを決意。

与えられた時間を有意義に過ごそう。

〝暗闇の人生〟ではなく〝バラ色の人生〟を過ごすために♪




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