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独断でつけた7月期ドラマランキング

最終回が次々と放送され全て終了したので、2021年1月期のドラマ以来、久しぶりに7月期のドラマランキングをつけてみることにした。

今回観たのは8作品。

前回同様、私なりの感想と独断でつけたランキング!

今回は1位から順に書いていくことにする。

第1位『TOKYO MER』

脚本・黒岩勉
原作・なし
主演・鈴木亮平

堂々の第1位はやっぱりコレ!
私的には圧倒の第1位。
お金のかけ方とスケールの大きさに脱帽。

毎回絶対あり得ない内容の中にもリアルがうまく盛り込まれ、臨場感と緊迫感が凄かった。

〝MER〟とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で重大事故や災害、事件の現場に駆け付け、迅速に救命処置を施す、というMERチームのストーリー。

このERカー、架空のものなのだが、戦隊モノに出てくるようなメカ感を醸し出しており、とにかくカッコいい!

ドラマ用にTBSの大型中継車を6ヶ月かけて改造したという話だが、実際に走行可能で、車内には本物の最新医療機器が設置されているという。

スーパー救命救急医役として鈴木亮平。
その他には賀来賢人、中条あやみ、要潤、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子などが出演。

このドラマ、一言でいうと〝医療モノ〟ではあるのだが、実は医療従事者だけではなく、災害現場にいるレスキュー隊、事件現場に駆け付ける警察など、日々市民の命を守る仕事の方々にスポットライトを当てているという。

ドラマに登場するすべての人が、一つの命を救うために奔走するという作品作りを目指して作られたらしい。

最終回は特に最初から最後まで泣きっぱなしだった。

つくづく鈴木亮平って演技が上手だなぁと思った。

敵対する賀来賢人の演技も素晴らしかった。

こんな世の中だからこそ生まれた作品。

私の中では圧倒的1位である。

第2位『緊急取調室』

脚本・井上由美子
原作・なし
主演・天海祐希

天海祐希の他には田中哲司、速水もこみち、工藤阿須加、小日向文世などが出演。

密室である取調室で度々起こる過剰な取調べと自白強要問題に対処すべく警視庁は取調室に監視カメラを設置。
その中で決して自白しない、供述が二転三転する訳アリの容疑者を落とすべく取調べ専門のチームが結成され容疑者から真実を暴こうと奮戦するストーリー。

それが緊急事案対応取調班、通称キントリ。
今回はなんともうシーズン4。

なんといっても毎話内容が面白い。

特に第1話から大御所・桃井かおりの演技に圧倒され、最後までキーマンとなっていたところが良かった。

大谷亮平も嫌な政治家役を見事に演じきっていた。

ラストはキントリが解散となりドラマも終了。
続編はもうないのだろうか。

いや、最後に「同等職務の新設又は継続については現時点未定である」とのテロップが流れ、どちらとも取れる終わり方をしているところが憎い。

第3位『家族募集します』

脚本・マギー
原作・なし
主演・重岡大毅(ジャニーズWEST)

脚本はマギーで、この方、俳優さんだと思っていたのだが、俳優業の他に脚本や演出もされているとのこと。

妻に先立たれたシングルファーザー役にジャニーズWESTの重岡大毅。
他には木村文乃、仲野太賀、山本美月、石橋蓮司などが出演。

一人親家庭となったばかりの主人公が、幼馴染がSNSに投稿したハッシュタグ「#家族募集します」に巻き込まれ、そのハッシュタグで集まった大人4人と子供3人が一つ屋根の下で共同生活を送る姿を描くホームドラマである。

なんといっても重岡大毅の泣きの演技が上手で驚いた。

笑いながら泣くという難しい演技を難なくやってのけ、視聴者の涙を誘った。

ママが亡くなったという事実を幼い我が子にまだ伝えられていないという苦しさと悲しみが痛いほど伝わってきて、もうボロ泣きした。

このドラマのテーマはズバリ〝家族〟。

他の訳あり親子のそれぞれのエピソードも良かった。

このドラマに出てくる人はみんな優しくて良い人ばかり。

でも現実はどうだろうかと、野暮なことは考えたりしない。

血のつながりがなくても〝家族〟になれた人たち。
本物の〝家族〟であってもバラバラだった人たちまで、最後はちゃんと仲直りしハッピーエンドに。

今シーズン唯一無二のほっこりドラマ。

個人的には仲野太賀の演技が大好きである。

第4位『ボイスII』

脚本・浜田秀哉
原作・韓国ドラマ『Voice』
主演・唐沢寿明

警察署の緊急指令室を舞台に、愛する人を同じ暴漢によって失った刑事と女性ボイスプロファイラーが犯罪被害者からの110番通報に対して迅速に対応していく姿を描くストーリー。

今回はシーズン2。
唐沢寿明の他に真木よう子、増田貴久、安藤政信などが出演。

初め観た時は、1月期ランキング第2位のドラマ『24 JAPAN』の〝獅堂現馬〟の存在が私の頭からまだ抜けきれてなくて〝樋口彰吾〟て誰やねん、と思わず突っ込んでしまったぐらい。

同じ熱血刑事役で、キャラが被りすぎてちょっと混乱。

『ボイスI』では〝カチカチ野郎〟こと伊勢谷友介が犯人役。

今回は〝白塗り野郎〟と唐沢寿明がいきなり犯人のことを呼んだのにちょっと笑えたのは私だけではないはず。

そしてその犯人役が安藤政信。
最終回の涙の演技はネットでも反響を呼んだ。

s**t kingzのメンバーのひとり、増田昇太(NOPPO)も今回出演しており、犯人が犯罪を犯している際にユラユラと踊るのだが、その踊りをNOPPOが考案したらしい。

安藤政信演ずる犯人には悲しすぎる生い立ちがあり、最後死ぬ直前に樋口刑事に話した『お前が思っているより人間は腐ってる』という言葉が私的には印象に残った。

最終話の最後の爆破ボタンを押した謎の女性役に趣里が出演しており、これまた一瞬頭が混乱。

「レッドアイズ」つながりか?との声が出ており、続編の期待も高まっている。

原作の韓国ドラマは『ボイス4』まであるらしいので、続編の可能性はかなり大きい。

第5位『ナイト・ドクター』

脚本・大北はるか
原作・なし
主演・波瑠

医療もの、しかも救急医療の話しとしては『TOKYO MER』と被ってしまい、完全に持って行かれた感が否めない。

夜間救急専門医のナイト・ドクターとして招集された医師らの青春群像医療ドラマで、昼夜完全交代制を試験的に導入した病院を舞台に、個性の異なる医師たちが命と向き合い成長する姿を描いたドラマ。

波瑠の他に沢村一樹、田中圭、岸優太(King & Prince)、北村匠海、真矢ミキなどが出演。

『医師の働き方改革』を根本にした『夜間専門医』を基本的なテーマにしており、ストーリーは『コンビニ受診』や『無保険』、『ドナー』『幼児虐待』『救患患者受入拒否』など多岐にわたる。

天然のキンプリ岸優太くん。
しかしこの方演技が上手でビックリ。
内科専門医で救急医療に悪戦苦闘しながらも成長していく姿を見事に演じ切った。

最後には現在のナイトドクターチームは解散となり、系列の拠点病院にバラバラに送り込まれ、それぞれの病院にナイトドクター制度を広めていくという終わり方。

そして、指導医を演じていた沢村一樹が今後の提案として発言したのが以下のふたつ。

ひとつめが未回収の医療費を減らすため〝夜間専門の医療支援ワーカー〟を設置すること。

もうひとつは容態の安定した患者を周囲の病院へ「くだり搬送」するプロが必要なため〝調整役〟の人材を設置すること。

このふたつが今の夜間の医療現場の問題点といったところか。

ナイトドクター制度ができると当直がなくなり、医師の激務が和らぐのは確か。
しかし問題点も山積みだろう。

『TOKYO MER』と同じく、現実的ではないお話なのかも知れない。

第6位『推しの王子様』

脚本・阿相クミコ、伊達さん(大人のカフェ)
原作・なし
主演・比嘉愛未

比嘉愛未の他には渡邊圭祐、ディーン・フジオカ、船越英一郎などが出演。

〝乙女ゲーム〟を手掛けるベンチャーの女性社長が、衝撃的な出会いを果たすも無作法・無教養・無気力な青年を自社で雇用し、理想の男性に育てるべく奮闘する日々を描くストーリー。

同年1月期に同枠で放送された『知ってるワイフ』の制作陣が再集結して制作されたという。

当初、主演には深田恭子が予定されていたが、適応障害と診断されたことから療養のために降板となり、比嘉が代役として主演に抜擢された。

私的には普通に楽しめた作品。

しかしタイトルで期待したのか〝王子様感〟をもっと出して欲しかったかなと。

またストーリーとは別にディーン・フジオカの男前な立ち位置がどうしても気になり、渡邊圭祐の王子様感が薄れてしまったような気もした。

第7位『僕の殺意が恋をした』

脚本・徳永友一、三浦希紗
原作・なし
主演・中川大志

中川大志の他には水野美紀、藤木直人、新木優子、鈴木伸之などが出演。

5歳の頃に両親を失い、父の親友で伝説の殺し屋である男虎丈一郎に引き取られた青年が主人公。
育ての親・丈一郎を何者かに殺害されたことから、仇を討つために殺し屋家業を継ぎ殺し屋になることを決意するのだが、そのターゲットが初恋の相手だったというストーリー。

殺し屋にしてはキャラが普通の良い人すぎて、絶対殺せないだろう感がありサスペンス的な要素がかなり薄かったように思う。

私的には鈴木伸之がツボで、出てくるたびに笑いが止まらず、とにかく最初から最後までカッコ良かった。

第8位『漂着者』

脚本・秋元康、神田優、ブラジリィー・アン・山田
原作・なし
主演・斎藤工

斎藤工の他には白石麻衣、野間口徹、生瀬勝久などが出演。

海岸に全裸で漂着した記憶喪失の男性「ヘミングウェイ」の周辺で起こる不可解な事件を描くミステリー。

企画・原作・脚本ともに秋元康が担当したドラマということで期待していたのだが、ラストがいまいち面白くなかった。

ハッキリしないところもあり、続編があるのかないのかも不明なまま。

秋元康が結局何を伝えたかったのか、いまいち分からずモヤモヤしてしまった。

少し期待し過ぎてしまい、最下位という残念な結果に。

さいごに

以上が私が勝手につけた2021年7月期のドラマランキング。

戸田恵梨香×永野芽郁ダブル主演の『ハコヅメ』が娘がすごく良かったと言っていて、観ていなかったことを後悔。

漫画が原作のドラマはやはり面白いのかなという印象を受けた。

今回観ていたドラマは、原作なしのオリジナルストーリーがほとんど。

このようなオリジナルドラマが最近増えてきているのには何か理由があるのだろうか。

まぁしかし、一視聴者としては面白ければそれで良し。

原作があろうがなかろうが、そこを観る基準としていない私。

ドラマ制作に関わる方たちをリスペクトしながら、これからも娯楽のひとつとして思う存分楽しんでいきたいと思う。




最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)

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