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今日のラブリー!ウチの小鳥の初七日が過ぎた。

愛鳥のばなちゃん(ばなな・オカメインコ♀・12歳10ヶ月)が、光の世界へ旅立ってから1週間。

昨日、初七日が過ぎた。

今日は大寒。空気が冷たい。
30℃の部屋で、Tシャツで過ごしていたわたしは、この寒さに震えている。

最後の数ヶ月は、明け方目覚めると、隣にいるばなちゃんが息をしていることを確認する日々だった。

今は朝、目覚めると、その存在がそこにいないことが悲しくて泣いてしまう。

いのちの存在感。

それは、物理的な大きさと全く関係ないのだ。

真夜中に見送り、朝まで一緒に寝た翌朝、
元気だったばなちゃんがいた「いつもの場所」に移して、しばらく一緒に過ごした。

スイートピーで、花のおふとんを敷いてあげた。優しい香りで癒されますように。

ただ寝ているみたいで、かわいくてずっと撫でていた。
不思議とばなちゃんの身体は固くもならずに、最後までふわふわとしていた。 
「もう起きないの?」と、何度も声をかけた。

翌日、少し暖かかった日の朝に、庭のデッキの下にお墓を作って、目に見えるばなちゃんとお別れをした。

あたたかくて明るい、冬晴れの朝だった。

「天の羽衣」という、ばなちゃんみたいに黄色くてかわいいフリルのパンジーを植えた。

もう会えない、触れられない。

悲しみにくれながら、いつもいた場所に小さな祭壇をしつらえた。

写真とお花を飾り、好きだった餌やおやつ、お水などを供えているうちに、まるでいつものばなちゃんのお世話をしているような気持ちになり、だんだんと心が落ち着いてきた。

このような儀式はすべて、旅立った存在のため…きっとそれ以上に、残された人が、生きていくためのものなのだろう。

父を亡くしたあとの、母を思い出した。

オカメインコは、鳥の中でも特にヒトが大好きな性質だと聞いていた。
感情表現もとっても豊かで、撫でられるのも大好き。

ばなちゃんと触れ合う時間はわたしたち夫婦の癒しの時間だった。

いろんな表情で、訪れる友人たちやお客さまをいつも楽しませてくれた。
みんなにたくさん可愛がってもらった。

いつも「今ここ」しかないばなちゃんは、私たちの先生でもあった。

引っ越しも一緒にした。 
3.11の震災の時も、
その後の辛くて大変な時も、いつもずっとそばにいてくれた。

12年と10ヶ月のあいだ、どれだけわたしたちを癒し、笑顔にし、くつろがせてくれたことか…。

まだ、家の中のそこここにいた思い出が目に浮かび、気配とぬくもりが恋しくてたまらない。

最後の最後まで、かわいくてかわいくて。
子どものいない私たち夫婦にとっては、たった1人の子どものような存在で。

ただただ、かわいいだけだったので孫かな?

愛おしむこと、愛でること、大切にすることをたくさん体験させてもらい、たくさんの愛と癒しを与えてくれた。

ペット、愛鳥をこえた家族の存在だった。

ママさんの最後の願いをかなえてくれてありがとう。

今は、あの暑い部屋で過ごした日々が夢みたい。あの濃厚な時間が恋しくてたまらないよ。

この世のすべての存在が愛でできていること。 
世界は愛でできていること。
ほんとうに大切なこと。

今も、ばなちゃんがおしえてくれている。

「Rest In Peace」って、なんて優しい言葉だろうね。

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