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クラフトビールの「夢」と「そろばん」 第2話

2023年3月6日(月)

春限定の桜ラベルの三鷹ペールエールを作りました。

クラフトビールの最強のプロフェショナル集団になりたい僕たちは、
まだまだ「ひよこ」だけれど、個々の役割に寡黙に楽しく取り組んで
自信を持って手渡している。定番もあるし季節の限定品もある。

先日、定番商品×季節のお楽しみのアイデアを形に
「三鷹ペールエール」×2023年春限定桜ラベルをリリースしました。
僕たち自慢の揺るぎない定番を、春の間だけ桜色のラベルに変えて、
これまでに飲んだことのない人に広がって好きになってもらいたい……。
そんな思いを込めて。

第2話

1本1本、アナログなラベリング

ボトリングが終わると、瓶にラベルを貼る。
機械でダーっと貼ると思っていた皆さん、期待ハズレでごめんなさい。
OGAは超アナログ、手貼りしています。
冬の寒い日も、冷蔵庫(5℃ほど)に入って、ラベル貼り作業スタート。
ビールは冷蔵保存だし、保存温度が上がるとと瓶に水滴が付き貼れない。
だから、分厚いダウンコートを着て、白い息を吐きながら
寡黙に楽しく貼り続ける!

瓶をセットしてシールを剥がし、貼る位置を瞬時に決める。手早く貼る。
ペタッ、サッ、くるっ。リズム良く巻きつける。
瓶にしっかり粘着させて
できあがり。

写真は僕が貼ってますが、OGAのラベリング名手はスタッフのAさん。
誰よりも早くきれいに滑らかに貼ることができて、見惚れるほど。
Aさんのラベリングのセンス、いや才能のようなものは、類まれ!

Aさんの仕事ぶりに触れた時、僕のこれまでの経験値から、
本能的に安堵感があふれたんだよね。
この人に任せたら大丈夫。ありがとうよろしくね、と。
数字の評価なんかじゃない、肌感覚の手応えを感じた。

これを「暗黙知」と言うのだろう。
ビール造りも経営も、言葉では表現できない「暗黙知」がいっぱい。
 大切にしていきたい感覚です。

そして、この感覚は、僕自身がさらに経験を積んで成長し続けて
さらに研ぎ澄まされていくのかなあと考えているところ。

あれ、、、少し歪んでいますか?

デザイナーの血が騒ぎ、常にラベルに注力

このように常にラベルをどうにかおもしろくしたいと企ててしまうのは
デザイナーの血が騒ぐからかも。(過去note.プロフィール参照)
ビールラベルって自由に好きなように作っていいんです。
だからおもしろくってたまらない。
このおもしろさを皆さんにも体感してもらいたくて、今回初めて
「ビールラベルコンペティション」を開催(中)。
その名も「吉祥寺 目指せ!ジャケ買いプロジェクト」
クラウドファンディングにも挑戦しました。(募集は締め切りました)
コマーシャルが下手でクラファンからの参加者は少ないですが、
我が社に直接申し込みも合わせると初回にしてはまずまず。
今月は、集まった作品を審査させていただく喜びが待っています。


冒頭で「ひよこ」が出ていましたが、「ひよこエール」という名の
ビールもありまして。三鷹の人気店「焼鳥 山もと」のオリジナルで、
焼鳥に合うビールってどんなだろうと、山本さんとディスカッションして
柑橘系の華やかな香り、スッキリ飲めるキレのあるIPAが生まれました。
「焼鳥山もと」でしか飲めなかったのですが、数量限定でOGAでも販売。
地域の飲食店などと一緒にビールを開発するのも醍醐味です。


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