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日本人にとって何よりも大切な物は「信用」である<在日韓国人の視点>

政治思想家フランシス・フクヤマは
日本を「トラスト(信用)の国」と
呼んだそうです。

「信用の国」では、
自分が相手を尊重すれば
相手も必ず自分を尊重してくれる。

自分が相手に少し譲れば、
相手も少し譲ってくれる。

そのような社会的合意が
日本では無意識の内に
成立しているのだと思います。

日本が「信用の国」であることに
普段の日本人は気が付いていない。

日本人にとっては
「信用」が空気のように
当然だからです。

日本人自身がそのことに
気付くのは日本国外に出た時です。

普通の日本人は
買い物でお金を払う時に
値切るということをしない。
(ただし大阪人は除く?)

相手の提示した価格が
適正価格であると
信用しているからです。

だけど、
日本以外の多くの国では
ぼったくると言うことは
むしろ当たり前なのです。

ある国では、
お金を持っていそうな
観光客に対しては
当然のように何倍もの値段をふっかけます。

適正価格を知らない
相手の無知につけ込み、
儲けようとするワケですね。

そして日本人は何も疑わずに
何倍もの値段を支払ってしまう。

「馬鹿なやつだ」と
日本人を馬鹿にする人も多かったそうです。

だけど、
その話を聞いた時に
私は全くそうは思いませんでした。

「どうして日本人だけが
そんなに他人を信用する文化を
築くことが出来たのだろう?」

そう思いました。

もしかしたら
日本の歴史にその理由が
あるのかもしれません。

王朝交代が起こらなかったこと。
ひとつの王朝が神話の時代から
ずっと継続していること。

その歴史の継続性が
日本人の「人を信用する」文化を
作ったように思うのです。

たしか
エヴァンゲリオンだったと思いますが、
ドイツ人の女の子が
「よくこんな鍵のない部屋で暮らせるわね!」
と言ってふすまを開け閉めしているシーンが有りました。

それに対して
日本人の女性が言いました。

「日本人の信条は察しと思いやりよ」と。

この日本人の性質も
ひとつの王朝が続いたことと
決して無関係ではないのでしょう。

近年、遺伝情報の解析技術の発展により
文字が残されていない時代の
人類の歴史が次々に明らかになっているそうです。

聞く所によると、
Y染色体を調べれば
その国が過去に侵略を受けたかどうかが
はっきりと分かるそうです。

なぜなら侵略を受けた国では
その国の人たちの
Y染色体に新しい系統が入り、
場合によっては総入れ替えに
近い状況にもなるからです。

侵略した側の男性が
侵略された側の女性との間に
子供を作るからです。

日本人のY染色体を調べた結果、
日本は大規模な侵略を受けていないことが
はっきりしたそうです。

余談ですが、
母系を調べるにはミトコンドリアDNAを
解析すれば分かるのだそうです。

Y染色体が父系で
受け継がれるのに対して、
ミトコンドリアDNAは
「母から子へ」という形で
母系で受け継がれるからです。

島国であること、
王朝交代が起こらなかったこと、
朝鮮半島ほどには中国の脅威に晒されず
安全だったことが
日本を「信用の国」にしたのではないでしょうか。

逆に、日本で信用を失うと
人生をやり直すのは非常に難しいと思います。

阿部恭子さん著「息子が人を殺しました」
という本を読んだのですが、
犯罪歴のある人やその家族にとって
残りの人生は地獄にも等しいそうです。

秋葉原通り魔事件を起こした
加藤智大死刑囚の弟は
自殺したそうです。

女児殺人事件の犯人である
宮崎勤の父親は自殺し、
家族や親戚も職を失ったそうです。

「在日コリアンは犯罪率が高い」
「在日コリアンは犯罪者予備軍」
と思われることの怖さはここに有るのです。

最後までお読みくださって本当にありがとうございました。