5.8 バンコク、自炊


今日やったことと言えば、
食べて寝てを繰り返し、
夜に少しの自炊を試みたことだ。

予防接種の副反応なのか、
少し体がだるく、頭が痛い。

7時に起きるも二度寝、
次に起きたのは11時。

妹は注射直後の貧血とは打って変わって
ピンピンしており、絵日記を書いている。

お腹が空いたから
お昼を食べに行こうと言われ、
しぶしぶ起床。

お昼を食べて少しマーケットをぶらつく。
夜は観光客向けのレストランしかない通りも
昼間は果物を売ってる人や
屋台が並んでいる。

マンゴーを1つ買ってみる。
セブンの前の露店は、
他のお店より少し清潔感があって
その分少し高い。

人がたくさん出入りするからか、
観光客もよく出入りするからか、
セブン前は一等地なのかもしれない。

そろそろ自炊がしたいと
ぶらついてみるも、果物か
出来合いのものしかない。

猛暑でスーパーやマーケットを
探す元気はなく、
セブンで自炊に使えそうなものを
買い集めることに。

お米に米の乾麺に、
卵にインスタント麺。
お腹保護用のココナッツミルク。

野菜は売っていない。
これくらいあれば、そば飯くらいは
作れるだろう。

14時頃に帰宅。
やはり体は少しだるく、頭も痛い。
30分くらい横になろうと、ベッドにいくと、
起きたのは18時だった。

しかも、妹にまた、夜ご飯で
お腹空いたからそろそろ起きて、と
電話で起こされたから。

寝すぎにも程がある。

1階のリビングに降りて、
いざ自炊をしようとキッチンに立つ。

「、、、コンロ、ないなぁ、、、」

スッキリしたキッチン。
コンロがなく、シンクとレンジだけである。

落ち込んでめそめそはしない。
笑い飛ばしたあとは、とりあえずググって
レンジでタイ米が炊けそうと知り、実践。

体調が悪かったので、妹が調理してくれる。
あのセブンで買った自炊メンバーと
レンジとケトルだけなのに、
なぜか自信に溢れている妹。

「なかなか美味いもん出来たんちゃうん。」

不安である。

卵も溶いて何回かに分けてレンチン。
インスタント麺を砕いていれたら、
トムヤムクン味のそば飯の出来上がり、
だそうだ。

前菜のスープとして出てきた
米粉麺のインスタント麺が
普通にとても美味しい。

そして、謎そば飯も、悪くない。
このメンバーで、ここまでとは。
正直全然食べれなくて
またセブンに駆け込むのを想像していた。

味が濃いだけで、悪くない。

「敗因は、粉末スープを全部入れすぎたこと、
次はもっと美味しくできるな。」
と、すでに向上心を持って
再度挑戦する意志のある妹。
頼もしい。

それにしても、
あの米粉のインスタント麺が
当たりでめちゃくちゃ美味しい。

スープも、太めの米粉麺も美味しく、
日本にはない味。

当たりのものと出会えて
美味しい、美味しいと話していると、

「作ったそば飯の方褒めろし。」
と喝を入れられる。

たしかにその通りである。
どこの国にいても関係ない。
手の込んでいるものほど褒める、
手料理を頂いたときの鉄則である。


夜は少し回復してきて、
今後の予定を考えることに。

チェンマイ、ラオス、モンゴル、
フローレス島、ネパール...。

どの順番で回れば航空券が安いか、
いいシーズンに行けるか、
ノービザの日数は、
トランジットは、
予防接種の残りの日程は、、。

考えることが多くて
頭がパンクしそうである。

でも、憧れの土地まであと少し。
頑張りどころ。

とりあえず、モンゴル行きの
チケットは取れた。
今夜は草原の広がる夢を見るかもしれない。



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