94日目🇳🇵7.24 サランコット、カスキコットの船旅と宿

今日はサランコットから
2時間ハイキングすると着くという
カスキコットまで歩いてみることに。

道もハードではなく
舗装された平坦な道路で
道中に小さな村があって
ローカルな昔ながらの暮らしが
見えるよ、と宿のオーナーが教えてくれた。

1時間ちょっと歩いたころ
少しチャイ休憩、と思い
よさそうな場所を見つけて入ってみる。

そこは改装中のゲストハウスと
レストランがあって、
聞くとチャイも頼めるとのことで
ゆっくりさせてもらうことに。
ここも水と山が見渡せて
景色が抜群である。

ここのオーナーさんが
またカッコいい人生を歩んでいる人だった。
サランコットで出会うおじさんは
いろんな経験をして
いろんな世界を見た上で
大好きなポカラやサランコットで
自分で宿のオーナーになって
今の仕事をしている人が多いように思えた。

彼の人生がわたしの夢を
まさに体現したようなことをしていて、
アジアを中心にクルーズ船で
世界各地を旅しながら10年働いて
地元や惚れ込んだ景色で
今宿をやっているという。
その前は建設会社でも
働いていたらしい。

地元は近くの別の山だが、
カスキコットの景色に惚れ込んで、
観光地でもあるこの地で
オーナーになったという。
ネパールはたくさんの
飲料水のブランドがあるが、
今でも地元の水を愛して
買って飲んでいるという。

まだ宿は始めたばかりで
いろいろ改装中だったり
山の上にキャンプサイトを作ったり
ここにも新しくロッジを建てようと思うと
話してくれたりと、
ワクワクするカッコいい人だった。

長い人生、
やりたいことは全部やらなきゃ、と
思わせてくれた。
いろんなキャリアと
人生の積み重ね方があると思うが、
わたしは戦略的なタイプではあまりないので
心が躍るそのときにやりたいことを
ためらわずに挑戦していきたいなと思う。

建設会社にクルーズ船に
宿のオーナー。

一見繋がってないようで、
建設会社のときの知識で
改装は思いのままだし、
クルーズ船のときに
世界中のゲストと話して
おもてなしをする経験を積んでいるので
宿のオーナーにもぴったりだ。

同じ会社や近くの業界で
深掘りしていく人もいると思うが、
思いっきり違う業界や
体験をたくさんして
視野が広がるのが
とても楽しそうに思えたし
わたしの性に合っている気がする。

その上で人生の1番大きな夢である
世界一周をしながら、
旅ライターのお仕事もいただけて、
しかも手仕事がメインという
夢のような時間を過ごさせてもらっている。

思ったように旅できていなかったり
手仕事を見つけられなかったりと
落ち込むこともあったけど、
そうやって振り返ってみると
充分幸せに思えてくるし、
今の時間を大事にしようと思えてきた。

夜はあまりにも美しい
夕焼けを見ながら、
宿の屋上のテラス席で
ローカルワインとローカルおつまみで乾杯。

同じ宿に泊まっていた
1人旅の韓国ニキも
帰ってきて一緒に飲んで
幸せな夜だった。

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