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風の時代のリテラシー:セルフヒーラーを目指す

表参道のウェルビーイングスタジオNative Stellar Alchemy(通称:館)のオーナーNaokoです。

2年近く前ですが、館を立ち上げた頃に、こんな記事を書いていました。

館の「風の時代のリテラシー」講座では、学校教育では教わらない、しかし古代から世界各地で受け継がれ使われてきた知恵や知識にも触れながら、VUCAな時代を生き抜くために、一人ひとりが感度を高め、何より自分の価値を知って、自分の才能や能力を活かせるようになるためのプログラムを提供していきます。

館のnote「LOVE IS MEDICINE」

風の時代に大切なこと

風の時代。

去年、一昨年、あまりにもトレンドワードになってしまったがゆえに消費しつくされて、すでに古ささえ感じてしまいますが、200年以上にわたって続く時代は始まったばかり。

一昨年も去年も少し講座やイベントをやったりもしていたけれど、2022年は、改めて館でやりたかったことに立ち戻ろうかなと。

それがなにかということを深く色々考えてみると、この「風の時代のリテラシー」のなかで大事なのは、実は「セルフヒーラー」になることじゃないかなと思ったのです。

健康法でも、トレーニング法でも、栄養でも、ハーブでも、星でも、ありとあらゆる情報がネットにあふれている時代。

有名な人が発信すれば、多くの人がそれに共鳴して「そうだ」という時代。

コトの真偽を自分で確かめることもせず、もちろん悪意もなければ大した意図もなく、なんとなくそうかな…と感じて、流されている。

今までも存在していた事象であっても、一度そこに名前(ラベル)がつくと、ひとまとまりに「そういうもんかな」と思考停止してしまう。

「風の時代」という言葉もそう。

「陰謀論」という言葉もたとえばそう。

時事ネタで言えば、ワクチン賛成派、反対派、色々いて、それぞれの事情もあって、どういう選択をするかは個人の判断に委ねられるわけだけど、自分の主張を正当化するために、対立する主張に対して「それって陰謀論だよ」と発言するようなケース。

ひとたび相手に「陰謀論だよww」と言われれば、「自分の考えは浅はかだったのかもしれない。そうか陰謀論であって、自分の主張は正しくなかったのかもしれない」と考えてしまう。

元々思考を巡らせて自分なりに思い至った主張にも関わらず、「陰謀論」と言われただけで、なかったことにしてしまう。

極端な例かもしれないけれど、そういう状況って実はたくさんあるように思います。

ちなみに、Wikipediaには

「陰謀論」という用語自体も陰謀論の対象となっており、陰謀論の支持者(特にウォーレン委員会の批判者)を嘲笑の的にすることで、人々から信用されないようにするために、CIAの工作員によって広められたという主張もある

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AB%96

というくだりもあり、陰謀論という言葉を使うこと自体が陰謀論みたいな、メタっぽい話があるのでややこしいww

話を元に戻すけれど、情報が溢れ、事実かどうかよりも影響力のある人やメディアの意見が大勢を支配するような時代のなかにあって、自分の主張や信念が揺らぐことってたくさんありますね。

でも本当は、一般的にそうだからといって、自分に必ずしも当てはまるとは限らないですよね。

であれば、自分にとって良いこと、正しいと感じられることがなにか、ということを自分でちゃんと考えられるだけの知性を持つことは、とても大切だと思うのです。

人体解剖にみる個体差

人は生体的個体差が大きく、また生まれ育った環境や置かれている状況もすべてが違います。

私は、ここ半年ほど、オンラインのストリーミングで人体解剖のクラスを取っていました。

解剖学の本での勉强ではなく、そう、生身の人間を解剖するクラス。

アメリカ・コロラド州にあるラボで解剖マスターによって行われる、ホルマリン固定されていないご献体を用いた解剖です。

驚くべきほどの高精細カメラを駆使したストリーミング映像は、まるですぐそこに、生身の人間がいるかのように体の内部の組織や臓器を映し出していきます。

皮膚の最表層からメスを進めて、体を切り開いていく。

そうすると、その瞬間から、解剖学の本で見る景色とは全く違うものが見えてきます。

解剖学の本では、あるいは医療ドラマのオペシーンなどでは、まるで空中にわかりやすく浮いているように見える心臓や肺も、実際には、ぐちゃぐちゃと一緒くたになっていて、どこからどこが肺でどこからが心臓なのかパッと見でわかるようにはなっていません。

血管も骨も全部そうです。

匠の技による見事なメスさばきで切り離していって、ようやく、確かに別の構造体であるということがわかるのですが、そこに現れる臓器のサイズ感やサイズ比率は、解剖学の本から自分が想像していたのとはかけ離れていることが多くあります。

また、それら臓器を覆っている脂肪の量だってまるで違います。

解剖学の本を見ただけでは、盲腸がこんなに存在感のあるパーツだとは思っていなかったし、虫垂の大きさがこんなにも人によって大きさが違うということも知りませんでした。

腎臓がいかに体のなかで守られているように存在しているかも、解剖学の本には書いてありません。

「あー、この人にはここにこれがないね」「この人の場合は人よりもこれの数が多い」「普通はもっとこういう形をしているけれど、この人は生前の生活習慣や手術による動き方の変化でこう変わったようだ」

人体解剖の最中はそんなセリフがたくさん出てきます。

本に書いてあることとはまるで違うのです。

ここで言ってる解剖学の本というのは、Amazonで普通に手に入る一般的な本であって、お医者さんが使うような専門的な解剖学の本ではありません。それでもその帯には「多くの医学部、看護学校で教科書として採用されている」と書かれていますから、決してでたらめなことを書いている本というわけではありません。

解剖学に載っている事柄は、約400体前後のご献体の平均をまとめたものにすぎないと言われています。

パーソナライズドサービスの限界

わたしたち一人ひとりは、みんなそんなに平均なのでしょうか?

平均を元に語られている一般論よりも、個性豊かで地上にたった一人しかいない自分という特別な存在のために、特別な対応、特別な処方、特別な何か、それを求めることは不自然なことなのでしょうか?

私はそうは思いません。

一人ひとりに合わせられる方がよいはずです。

でも、現実的にそれらが可能なのかといえば、やはり合理性や効率の面から難しいと言わざるを得ない。世の中すべてのサービスを完全にパーソナライズドすることは不可能です。

もちろん、世の中にはテイラーメイドなサービスはたくさんあって、経済的に余裕があれば、全てをそうしたサービスで埋めることは可能かもしれません。

それでもそうしたサービスでさえも、物質的に検知でき、測定できるものに対しては自分に最適化されたものを取り入れることができたとしても、自分が本心でどう感じるか、自分自身でさえも気づいていない、あるいは忘れている心の奥底にしまい込んだ記憶と結びついた時にどうなるのか、単純に心地よいかどうか、要は自分に本当の意味で最良かどうか、そういう五感で判断する部分に関しては、理論上最適化されているかどうかではなく、本当にそう感じるかという自分の感覚、直感で判断するほかありません。

最終的には自分の感覚と直感

そう考えると、適切なサービスを選択できるかどうか、適切にサービスを受けることができたかどうか、採用したものに本当に効果があったかどうか、要は自分にあっているかどうか、を判断できるのは自分しかいません。

一緒にサービスを受けた人が、一緒にイベントに参加した人が、有名な人がどう発言しているかは関係ありません。自分が本当のところどう感じたのか。

「自分と同年代の周りの人はたくさん残業している。自分もそうしたほうが良さそうだ。自分だって同じぐらいの年齢なのだからできるだろう。でも、何日か続けてみたけれど、疲れを感じるような気がする。」

些細なことでも、その感覚に気づくこと、何を選ぶと、あるいは選ばないと、自分に良さそうかという自分だけの直感や感覚。

当たり前のことだけど、結局そこに行き着くように思います。

そして、自分のための経験や体験を抜きに、それらを語ることはできません。

「セルフヒーラー」になること

直感を信じられること、感覚をちゃんと保てることは、自分が自分のヒーラー、つまり「セルフヒーラー」「パーソナルヒーラー」になれるということでもあります。

私は子供の頃からアトピーがあり、常に最悪の状態というわけではないものの、タイミングによっては重症化することもあって、悩まされてきました。

そして、アトピーがひどい状況を見て、

「卵とか牛乳減らした方がいいんじゃない?」

「お肉は食べないほうがいいよ」

「保湿をちゃんとした方がいいよ」

「鍼がいいよ」

周りの人は心配して、いろんなアドバイスをくれます。

本当に本当に心配して、何かしてあげたい、力になってあげたい、そういう親切心からであったのは間違いありません。

その気持ちはありがたく、役立つ情報もあったりしましたが、それでもそうやって周りから言われるたびにに内心、「そんなことは分かってる。それで治ってるなら苦労してないし、色々やっても今こうだし!!」と思っていたものです。

アトピーに限らず、持病を持っている人や何かで困っていて人にアドバイスされたことがある人は、きっと似たように感じたことが一度はあるのではないでしょうか。

「彼氏ができない?結婚できない?だったら、もっと積極的に出かけて、知り合いを増やした方がいいよ」
とかね。

試してみても自分には効かない、直感的に違うように感じる。

私の場合、結局、どうやってアトピーの危機を脱したのかというと、一意にこれだ、と断言できないけれど、「星読み」と「潜在意識」と「オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)」と「ホ・オポノポノ」が私にとっては一番効果的だったと感じます。あ、あとREIKIか…。

一般的に考えれば、「オーソモレキュラー」はともかく、星読みや潜在意識など、アトピーと何の関係があるのかと感じる人もいるかもしれません。

元々スピリチュアルなんて興味ないし、星読みどころか、雑誌の星占いすらも読まない。

潜在意識、インナーチャイルドなにそれ?

そういう私が、その時はなんとなく、ご縁があって飛び込んでくるそれらの情報になんとなくピンときて、やってみようかなと思ったのです。

当然のことながら、信じてもいないものだから、「アトピーを治したい一心で…」とか「藁をもすがる気持ちで…」とかでもありません。

冷やかし程度のつもり。それでも、普段だったらスルーするような領域のことであっても、ピンときたからやってみた、直感に従った。ただそれだけのこと。

私自身、メディカルフィトテラピストであるにも関わらず、「ハーブティーで治しました!」「フィトのクリームで改善しました!」じゃないところが我ながらウケる。

でもそうなのです。

もちろん日常的にハーブを摂っているから長期的な体質改善ということはあるかもしれないけど、フィトテラピーでアトピーが治るわけではないのです。

一般論では、ハーブティーも漢方もいいと言われるし、実際良い。

けど、それで効くかどうか、あるいはそれらがちゃんと働けるように体や思考側の準備ができているかは別問題。

一般常識で考えたら因果関係がなさそうなのに、直感で拾ったもののなかにヒントがあって、それで解決できちゃった!

そういう世界はあり得る。

そういう不思議。

だからこそ、自分に何が最良かを、自分で探して、見つけて、取り入れてあげる。

「こんなこと考えたらおかしいかな。気のせいかもしれない。」

そんなふうには思わないこと!

ちなみに、数年前アトピーで絶不調の時に、まいこ先生のところで、メタトロンでの測定を受けてみたことがありますが、相性のよい食べ物(周波数・波動的に)の筆頭は「ヨーグルト・乳製品」でした(爆)

誰ですか、私に「牛乳減らした方がいい」とか言ったのは!!

ほらー、私の直感の方が一般論より正しかったじゃん!

専門家や友達、家族…頼れる人は周りにたくさんいるかもしれないけど、自分のために、世界最高峰のパーソナライズドなサービスを提供してあげられるのは自分しかいない。

いろんな情報があふれる現代では、自分の思考や信念に雑念が入ることが多くなる。

雑念はメンタルに影響を及ぼす。

メンタルな(思考やマインドも)不調は、体にも不調として出てくる。

そうやって、いま自分に出ている不調の根本的な原因を追求すること、そしてそれを癒せるということ。

それがセルフヒーラー。

そしてそうやって自分らしく元気でいることで、才能や個性を発揮するところにもフォーカスできる。

風の時代をうまく生きていけるよう、セルフヒーラーになりましょう。

というわけで、2年ぐらい前から「風の時代のリテラシー講座」をやるやる言ってて、イマイチやれてないですが、館では、「セルフヒーラー」を目指す「わたしぐすりの教室」的なことをやっていこうと思います。

本当は、何をやるかを書こうと思っていたけど、長くなったから今日はここまで。


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