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水族館の魚は幸せか。

水族館の魚たちは、幸せなんだろうかと考える。
海とは、比べものにならないほど小さな水槽の中で泳ぐ魚たち。

窮屈には感じないだろうか?

決まった時間に餌がもらえ、体調管理も万全。敵対する者はいない。競争社会に身を投じ、殺される事もない。
こう考えるとメリットだらけだ。

だけど、広い海を泳いでいた時との大きな差は、移動の自由が制限される事。
水槽の中に入れられたら、自らの意思で出る事は出来ないし、一生同じ場所をぐるぐる泳ぎ続ける。
透明で外の景色は良く見えるのに。

どちらがいいか。
私は魚ではないからわからないけど、きっと、その水槽の中で涙する魚もいるんじゃないかな、なんて考える。

水族館に来て魚が泣いているかもなんて誰も気にしていない。水の中の涙は見えないし、見えた所で何も出来ない。
だって、彼らは展示物だから。

それに本当は、水族館の魚って野生だったものはごく一部で稚魚の段階で水槽で育てられるの。だから外海を知らない。

だから、水族館の魚たちは泣かないかもしれない。
だけど、もし、水族館の魚たちが外海を知っていて水槽の中に入れられているとしたらという前提で聞いて欲しい。

私は、外海を知ってから、水族館の水槽に入った魚のようなもの。

私は、もう少しで車イスユーザーになって1年が経つ。
今まで、意識していなかった小さな事につまづきながら、移動制限付きの生活を送っている。
どこかに行く時に、エレベーターの有無、トイレの場所の確認、会場の段差の確認、動きのスムーズさ、自分の居場所を確保できるかを確認する。
だいぶなれたよ。
けど、電車に飛び乗ったり、突然の予定変更について行く事は出来なくなった。
ちょっとここでお茶しようとか、気軽に行動が出来なくなった。
歩けていた頃の友だちとは疎遠になりつつある。
状況が変われば付き合い方も変わる。
当然だよね。
優先順位が変わる。結婚すれば、夫が。出産すれば子どもが最優先になる。ライフスタイルの変化で生活が変わる。
仕方ないよね。でも、車イスだと行けるとこ限られるしと言われると、グザッと来るの。

私は、健常者から車イスになった事で大きく生活スタイルも変わった。
ヘルパーさんに来てもらって、用事を済ます事も増えた。
出来なくなった事が増えるから手伝ってもらわなきゃ生活出来ない。
ネットで何でも出来る時代。買い物、Zoomやteamsを使ったコミニュケーション、本当にありがたいし便利。

ネットで知り合った友だちはみんな大好き。今の私をまる事受け入れてくれてる。
だから今の生活が嫌なんて贅沢だと思ってる。水族館の魚たちのメリットと一緒。きちんと、仕事があり、友だちも彼もいる。何も不足はない。

だけど、移動の自由がないの。
これは、水族館の魚たちのデメリットね。
同じ。涙の見えない水の中で泣かないようにしなきゃね。

私、実際に会うことでしか得られない何かが絶対ある気がしてる。
だから、今、綿密な計画を立ててネットで知り合った友だちや推しに逢おうと計画中~✨
そのためには、夏の🌈イベント必須なんだけどなぁ。やるかやらないかお知らせください。
他の方法も模索中😊
会いたい人には会いに行く。
私の勝手な計画発表でした😊

~おしまい~





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