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子供のためのオルセー美術館(12)モネ・フランスでピカピカと言われている鳥

知ってる?
「ピカピカ」っていう鳥

ぼくのことさ
フランスのなまえさ

La Pie bavarde (Pica pica) Le monde

「ピー」とか「ピカピカ」っていうんだ
うたうのがだいすき
みんな「おしゃべりピー」
なんてよぶんだよ

春になれば
パリのこうえんにもいく

マロニエの葉っぱが 
やわらかくてうすいみどりで

ちょうど いま 
葉っぱの上でゆらゆらゆれているところさ

だけどね ぼく
じつは

雪の中のぼくが
ばくはつてき人気なんだ

ばくはつてきだよ


さあ 
ぼくがどこにいるか

わかるかなあ

また冬に あおう


Claude Monet
Paris 1840 - Giverny 1926
La Pie 1868-1869 Huile sur toile
クロード・モネ
かささぎ 1868-1869

1860年代後半、モネは、人間の感覚をとらえること、その効果を表現することの必要性について、自然界のあらゆる場面、さらにはほんの一瞬の出来事にまで探究を広げるようになった。ピサロ、ルノワール、シスレーを引き連れ、モネは、クールベが大成功を収めた雪景色という大きな課題に挑んだ。クールベの表現する抒情性を静めた上で、モネは森や狩りの世界よりも、まるで五線譜のように門にとまるカササギの音符のように弱々しい姿を好んだ。

Musée d’Orsay

お読みいただきありがとうございました。
モネの雪の色の表現、彼は雪に虹色を表現しました。
静寂の雪の中の黒一点、そして雪に落とすカササギの影もご覧になれましたでしょうか。
オルセー美術館でも人気の名作です。


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