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読書記録『彼女は頭が悪いから』

こんにちは。リリーです。

今日は最近読んだ小説の中で特に衝撃を受けたものをご紹介します。

姫野 カオルコさん著『彼女は頭が悪いから』


深夜のマンションで起こった東大生5人による強制わいせつ事件の実話をもとに描かれたフィクションです。


最初にお伝えしておきます。

この小説、かなり後味が悪いです。

後味が悪い想いはしたくない、という方にはおすすめできません。

でも、人間の性や本質について考えてみたい方や、明るいハッピーエンド小説は苦手という方にぜひおすすめしたい1冊です。

印象的だったのは、被害者である女子大生の自己肯定感の低さです。

長女。周囲の期待に応えようとしてしまう。「どうせ」が口癖。
自分を大切にできない。

私自身の中にもこういう性質が埋め込まれてしまっているので、なんか共感。

また、この小説は男尊女卑の世界観が露骨に描かれているように見えました。いろんな解釈があると思うけど、私にはそう映りました。

この世界は女子に生まれるだけで、原則無理ゲーなのかもしれない。

あまり書くとネタバレになってしまうので、この記事ではここまでにしたいと思います。

ぜひ『彼女は頭が悪いから』読んでみて下さい。
もしご感想あればコメントいただけると嬉しいです。


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