仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(4)
前回までは教理面の説明が主でした。今回は、どのように法華経の実践をすれば良いかということについての説明します。
仏教というものはどのような宗派でもそうですが、いくら教理について学んでも、実際に実践しないと何も得ることができません。そして、ここでいう実践とは、「南無妙法蓮華経」の受持、すなわち口に唱え、心に保ちながら暮らすことにあります。
南無妙法蓮華経を唱える効果とは?効果というとやや俗的な表現になってしまいます。お題目を唱える目的は、究極的には「成仏すること」にあります。