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法華経信者。日蓮聖人御遺文検索というサイトを運営してます。https://www.xn--gmqx52bpnexk914iu0fkyv.net/ 以下の通りTwitterもやってるのでよろしくお願いします

最近の記事

仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(4)

前回までは教理面の説明が主でした。今回は、どのように法華経の実践をすれば良いかということについての説明します。 仏教というものはどのような宗派でもそうですが、いくら教理について学んでも、実際に実践しないと何も得ることができません。そして、ここでいう実践とは、「南無妙法蓮華経」の受持、すなわち口に唱え、心に保ちながら暮らすことにあります。 南無妙法蓮華経を唱える効果とは?効果というとやや俗的な表現になってしまいます。お題目を唱える目的は、究極的には「成仏すること」にあります。

    • 勝鬘経と法華経の二乗作仏の違い

      「二乗作仏は法華経だけの特色のように語られることがあるが、勝鬘経にも二乗作仏は説かれており、その点で法華経には優位性が無いのではないか」という議論がある。このことについて考えたい。 なお、この記事は、以前私がTwitter(現X)に書いた投稿を改めてnoteのためにまとめたものである。前後の議論も含め元々の投稿は、このポストから辿ることができる。 まず、勝鬘経において、二乗作仏を説いていると考えられる箇所として、一乗章第五の以下の箇所などが挙げられる。 これを読む限り、

      • 仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(3)

        この記事は、仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(2)の続きです。 前回は、あらゆる苦しみの原因が、無我であることに対する無理解にあるということを説明しました。では、無我であることを悟り、釈尊と同じ境地に達するにはどうすれば良いのでしょうか。前回までにお話しした「南無妙法蓮華経と唱えれば釈尊と同じ境地になれる」というのはどうしてなのでしょうか 釈尊のような悟りの境地を、涅槃と呼びますが、涅槃に至るのは、本来大変困難なことです。これは、仏教についてあまり詳しくない人でも、「なん

        • 仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(2)

          (この記事は「仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(1)」の続きです) 先日noteを公開し、何人かの親しい人たちに読んでもらったところ、ある人から「現実世界で生きることが修行であるという事は理解したが、修行にしても辛く耐え難い」というコメントをもらいました。 その気持ちは理解できます。釈尊も、「生存は本質的に苦である」という真理を説かれました。この真理は「苦諦」と呼ばれますが、「現実世界を生きるのはつらい」というその言葉はまさに苦諦を表していると言えます。 しかし、これは

        仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(4)

          仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(1)

          最近身の回りで仏教、特に法華経や日蓮聖人の御遺文に関心を持ったという人達が数名いたので、そういった人たちにとってより関心を深めてもらえればと考え、浅学の身ながら私にとって特に印象深い経典や御遺文の一節を紹介して行こうと思いました。 鎌倉時代に活躍した日蓮聖人の「報恩抄」と呼ばれる論書の一節です。「極楽」というのは、一般的に想起される極楽浄土、すなわち死後に赴く天国のような世界と考えて差し支えありません。対して「穢土」というのは、我々が現在暮らす苦しみに満ちたこの現実世界のこ

          仏教入門としての日蓮聖人の御遺文(1)

          自宅で仏教を体験できる、日蓮宗と法華経の入門の手引き

          概要仏教の代表的な経典である「法華経」の教えと、その修行に関心を持った人が、自宅にいながらにしてそれを学び、実践するための資料をまとめています。 法華経を奉じる宗派は数多くありますが、ここでは鎌倉時代より伝統的に庶民に信仰されてきた、日蓮宗の教えに関わるものを中心にまとめています。 自宅でも行える修行の実践日蓮宗では伝統的に「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と唱える「唱題行」と呼ばれる修行法があり、これは広い意味での瞑想にあたり、「身心調和、人格向上に効果が

          自宅で仏教を体験できる、日蓮宗と法華経の入門の手引き