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本当はのび太になりたい

ドラえもんののび太くん、好きですか?

わたしは、ずっとずっと嫌いでした。
自分では何も努力しないで、ドラえもんの道具で悪戯だけして、
何か起こると、「ドラえも〜ん(涙)」

どこが一番嫌いかというと、自分で解決をしようとしないところ。
すぐにドラえもんに丸投げするところ。

いつも、どうして自分でなんとかしようとしないの!?とイライラ。
『ドラえもん』って、情操教育に良くない!と本気で思っていました。

先日、ライティングライフプロジェクト(WLP)を達成しました。
ファシリテーターさんに伴奏してもらい、自己認識を割と一人で深めていくワークです。


そこで、

「嫌いな人」はあなたの影なんだよ。
いないことになっている、あなた自身。

と教わりました。

以前から、心理学をかじっていて「シャドー」「影」という言葉は知っていました。

頭で知っていましたが、理解したつもりになっていました。

一人で頑張る方です。
めいいっぱいどうしたら役に立てるんだろう?と
限界まで自分を殺して、できる限りのことをしているつもりです。

白状すると、ちょっと期待しているかもしれない。
ここまでやってあげているんだから、助けてくれるだろう。
大事にしてくれるだろう。

でも、それは叶わなくて。
常に「誰も助けてくれない」という意識がつきまとっています。


助けてもらうといえば、ルフィ。

「おれは 助けてもらわねェと 生きていけねェ 自信がある」ゴーン!

尾田栄一郎さん『ワンピース』

助け合うといえば、炭治郎。

「一人でできることなんて、ほんのこれっぽちだよ。
だから、人は力を合わせて頑張るんだ」

吾峠呼世晴さん『鬼滅の刃』

助けてもらう、助け合う、、これはとても美しい行為だと思う。
一人でできると驕っていないし、分離していない。
つながっている意識。

ルフィや炭治郎の生き方は刺さります。

全力で自分でできることをやって、
自分でできないことは信頼して助けてもらう。

こんな風に生きたい。

ということで、「助け合う」ことに異論はない。
むしろ、そうありたい。

では、のび太くんにイライラするのは?

嫌いな人は影。
許していない自分自身。

いつもののび太くんが教えてくれました。

そうか、わたしは何もしないで「助けてよぉ」と叫びたいんだ。

だから、それができるのび太くんが大嫌いなんだ。

そうか、わたしは何もしなくて、ダラダラ昼寝ばかりして
漫画読んで0点取っても「助けてよぉ」といえるのび太くんになりたいのだ。


どこかで読みました。

年収1000万より、無一文でも誰かが助けてくれる人の方がしあわせ

のび太くんは、しあわせ。


最近の映画では、のび太くんは「人の痛みがわかる」「全力で助けようとする」と描かれています。

(ちょっと持ち上げすぎだろう、と思わないでもないですが)

環境は自分の内側が投影されるのだそうです。

「誰も助けてくれない」意識を持っていると
「誰も助けてくれない」世界が回る。

「誰かに助けてもらえる」という意識があれば、
「誰かを助ける」意識がある。

「助けてよぉ」と言えないわたしはまだ本気で助ける力を携えていないのかもしれない。


のび太くんになるにはどうしたらいいか。

ドラえもんは同居してない。

まずは、自分の中の「本当はぐーたらで何もしたくないんだなぁ」を
許すことか。

自分を許すと人も許せるようになるらしい。

家族に「お醤油とって」と言われて「え、自分で手を伸ばせよ」と
思ってしまうわたしを返上するために

頑張り屋さんをやめるのも、いいのかもしれない。

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