スロヴェニア・クロアチア旅行記_5/6(2022.9.22)
クロアチア滞在実質最終日。今日は最後の所用を済ませるため、朝食↓後、宿泊先のあるオパティヤ(プリモリェ=ゴルスキ・コタル郡)から車で30分程の所にあるリエカ(同郡)を訪れた。
予定通り秒で用事を終え、リエカの中心街を散策する。
昼食後、リエカの中心街は3年前にも訪れたためもう飽きたので、郊外の城を見に行くことにした。
城を見学した後はオパティヤへ戻り、浜辺を散歩することにした。
浜辺の散歩を終えるとホテルへ戻り、各自部屋で休憩したのち、夕食をとるため車で宿泊先付近の丘にあるレストランへ出かけた。
"spaghetti alla napoletana" を注文したら、これ↑ が出てきた。
普通はトマトソーススパゲッティが出てくるんだけど… だから、これはクロアチア料理であって、イタリア料理ではない。僕は外国でイタリア料理が恋しくなることなんて、断じてない。
ちなみに、こちらのパスタは、ベーコン入りのチーズと生クリームのソースに、さらにチーズが添えてある。
風変わりな "spaghetti alla napoletana" はとても美味しかったのだけれど、一口食べた瞬間、"ブレイスカ・クレムナ・レズィーナ" が頭をよぎった。
半分も食べないうちに胃もたれしそう...そう思い、慌ててサラダを注文すると、秒で届けてくれた。
今回の食事で給仕を務めたのはクロアチア人のシニョーラだったのだが、空になったパスタとサラダの皿を下げる際、彼女が僕に、
「シニョリーノ、パラチンカ?」と聞いた。
...パラチンカ?なに?クロアチア語?と思いつつ、それを完全無視して、
「豚肉の串焼きとポテトのオーブン焼きをお願いします」と伝える。
料理を平らげると、皿を下げにきた件のシニョーラが、また僕に、
「シニョリーノ、パラチンカ?」と聞く。
何なんだよ、パラチンカって...あ、もしかしてクロアチア語で、美味しかったですか?とか、お気に召しましたか?とか、そんな感じの言葉なのかな...と思い、
「どれもとても美味しかったです。ありがとうございました」と答えた。
彼女が去った後、アンドレアが僕に、
「パラチンカってなに?」と聞く。
「さあ?多分、食事の後の決まり文句かなんかだろ」
「しきりに君に勧めていたように見えたけど...料理の名前なんじゃない?」
彼にそう言われ、ネットでパラチンカを画像検索して、激しく後悔した。
パラチンカって、クロアチア風クレープのことなんだ...めちゃくちゃ美味そうなんだけど...
年上女性の助言は無視してはいけないと痛感していると、会計を終えた僕たちの所へまたあのシニョーラが来て、僕にあるものを差し出しながら言った。
「シニョリーノ、マグネット」
次回クロアチアに来るときは、またこの店で、今度はパラチンカを食べようと思う。