見出し画像

スロヴェニア・クロアチア旅行記_4/6(2022.9.21)

午前9時半。朝食後シボレーに乗り込み、スロヴェニアの首都リュブリャナを後にする。時折寄り道をしながらクロアチアへ向かった。

牛!
かわいい!
長い階段
りんごの木!
りんご
食ったわけじゃないから何とも言えないけど、甘酸っぱくて美味い… と思う。

スロヴェニアとクロアチアの国境で煩わしいパスポートチェックを終え、クロアチアへ入る。

海が見える!
写真中央の島の向こうにはイタリアがあるらしい。

クロアチアでも済ませなければならない用事があるが、時間の関係で、本日滞在するオパティヤ(プリモリェ=ゴルスキ・コタル郡)周辺の散策を先にすることにした。
この辺りはリュブリャナと比べて大分暖かい(日中の気温は20℃くらい)ので、とても過ごしやすい。スロヴェニアとクロアチア、どちらが好きかと聞かれたら、断然スロヴェニアだけどね。

海!
船がたくさん浮いている
公園の大きな花壇
あっ! こんにちは。

散策を切り上げて所用を済ませ、本日宿泊するホテルへ向かう。
いつもならここで部屋の取り合いが始まるのだが、今日はチェックイン後3枚のカードキーを受け取ったアンドレアが、そのうちの1枚を僕に渡しながら、
「君の部屋は、これ」と言った。

客室が並ぶ長い廊下を歩いていくと、最初にカルロの部屋の扉に辿り着く。そこで彼と「また後でな」と別れ、再び廊下を歩いていくと、次は僕の部屋の扉。しかし、「じゃぁ後で」と言っても、アンドレアは先へ進まない。
パソコンだのタブレットだのが入った重いバックパックを背負っていたので、早く荷物をおろしたいんだけど、と思いながら、
「どうした?」と聞くと、彼は、
「いいからドアを開けて」と言った。

なんで?と言い返そうと思ったけれど、どうせドアは開けるんだし、黙って彼の言ったとおりにする。部屋に入り、バスルームの脇を通って寝室に入って...戦慄した。

キングサイズのベッドがある。まさか...

そう思うが早いか、声を荒げていた。
「ふざけんな!お前と一緒の部屋で寝るなんて絶対に嫌だからな!しかもツインだったらわかるけど、ダブルってどういうことだよ!頭おかしいんじゃねぇのか?!他に部屋が空いてなかったとか、言い訳にならないからな!僕がここで寝るからお前は車で寝ろ!」

「違う、違う!落ち着け。俺の部屋はいつも通りシングルを取ってあるから、この部屋に泊まるのは君一人だけだ。俺だって君と一緒に寝るのはごめんだよ。男と一緒のベッドなんて想像するだけで吐き気がするし、ましてや寝相の悪い君の隣で寝て、夜中殴られたり蹴られたりしたら...明日の朝目が覚めるかどうかわからないしね」

「...シングル、2部屋しか空いてなかったのか。だったらお前がここで寝ろよ。僕たちの中で一番体でかいんだし」

「違うよ。わざわざ君のためにこの部屋を選んだんだ」

「...なんで?」

「スロヴェニアでは、君、すごく頑張ってくれたからね。そのご褒美だよ」

...その後、「偉い偉い」と頭を撫でられたのは癪に障ったが、僕に割り当てられた部屋の窓から見える景色は最高だった。

オーシャンビュー!
波音を聞きながらのシエスタは最高だ。

各自部屋で休んだのち、そろってシボレーに乗り込み、オパティヤ中心街へ夕食をとりに出かけた。

オパティヤ中心街
人の顔にモザイクを入れるのが面倒なので閑散としている場所を狙って撮ったが、本当はもう少し賑わっている。
船が見えるレストランで食事をする
ホタテ
注文時、ウエイターから「いくつにします?」と聞かれ、メニューに載っているのが1個あたりの値段だということに気付く。1個45クーナ(6ユーロ弱)もするので2個にしておいたけど、2,30個食べたいくらい美味かった。
ボンゴレ・ビアンコ
アサリのスパゲッティは国際的な料理だから、これはイタリア料理じゃない。だからクロアチアで食べても大丈夫。
食事を終えると、海は真っ暗になっていた。

ところで、レストランへ行く途中、書店に寄って絵本を一冊購入した。

僕はクロアチア語が全く分からないので、アルファベットの絵本を買った。
でも、文法がエグいことは容易に想像がつくので、クロアチア語に手を出すつもりはない。
9月22日(木)午前6時15分。部屋の窓からの景色。