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これからやりたいこと(+ご挨拶)

昨日は「やるべきこと」について考えたけれど、今までの人生においてそうであったように、僕はきっとこれからも「やりたいこと」を優先して生きていくのだろう。
そこで今日は、これからやりたいことについて考えていこうと思う。

noteを始めて、あと2か月弱で丸3年になる。
これまで色々なものを書き、色々なものを途中で投げ出してきた(中には悠久の休載期間を経て奇跡の連載復活を遂げるものもあるかもしれないけれど)。
完結したものはとりあえずそれでいいとして、途中で諦めたものについては、そこから学ぶことも多いだろう。というわけで、今回は、「なんか飽きた」「それより書きたいものができた」以外の理由で頓挫した2作品にフォーカスを当ててみようと思う。

まず、『エミリア街道中歌合
投げ出した理由は、❶一話の執筆に膨大な労力がかかる ❷歴史大好きアンドレアがロマーニャ地方をこの上なく愛しており、僕が作品を仕上げるのにかかる時間を全く考慮せず次から次へと名所を回るから、もう何が何だか全然わかんねぇ...からの記事が書けない ❸ロマーニャ大好きアンドレアがエミリア地方を徹底的に嫌っており、ボローニャから先へ足が進まない。
この手の作品は、「一か所訪れたら、その後すぐに記事を書き上げる」という手順を踏まないと完結させられないということを学んだ。
再開は、イタリアに長期滞在できるようになってからかな...

そして、『マドリガル
こちらはnote上では完結しているが、実はその先に「紙の本を出す」という計画があり、詩のモデルになった人物にその許可と、当該の本に併せて載せる自作の詩をもらってから先に進んでいない。
その理由は、編集作業がめんどくせぇから。

ほんとはさぁ、ただアンドレアを喜ばせたかっただけなんだよ。あいつ昔から、僕が何か書くたびに「よし、出版しよう!」って楽しそうに言うから...
最近は紙でも電子でも、本くらい誰でも出せるようになったとはいえ、マフィア...じゃなかった、他人まで巻き込んでこんな大ごとになっちゃって...

「かたちに残す」とか、全く興味ねぇんだよ。
書き終わったらさらにすごいものを目指すんだから、書き終えたものなんかひとまずどうでもいいだろ。死ぬまでどれが自分の最高傑作か分からないのに、かたちに残す意味ってなんなの。
記念品的な? 10年後に見たら駄作かもしれないのに? 駄作の記念なんていらねぇだろ。

...と、僕は思うけれど、一方で詩のモデル、ドン・アンジェロは詩集ができるのを楽しみにしている。
実現しなかったら酸のプールで溶かされるか、炭化するまで燃やされるのではないだろうか...というのは冗談だが、実現しなければならないとは思っている。しかも、なるべく早いうちに。
...というのは、詩の基になる話をしてくれた翌日、彼は心筋梗塞で救急搬送されたのだ。今は元気に暮らしているけれど、できるだけ早く現物を持って会いに行くに越したことはない。詩集を墓に供えても、何の意味もないからな。

編集作業は日本にいてもできる。
でも、完全に言い訳だけれど、持ち時間は限られていて... 他にやらなきゃいけないことや、やりたいことが...

やりたいこと。

...自分が究極の自己中だってよく分かってるのに、なんで他人を喜ばせたいなんて思っちゃったんだろう。

『マドリガル』からは、自分がやりたくないことは最初からやらないほうがいい、ということを学んだ。

そんなわけで、これからも苦労から逃げ、恩を無視して我が道を行く。
子供の頃から小説(と呼ぶに値するかは謎な文章)やエッセイなどを書き続け、自分が本当に書きたいものが何なのか分からないままnoteを始めて約3年。やっと気づいた。僕が書きたいのは俳文だ。
そのための武器も取り急ぎ揃えた。まだ最弱レベルではあるけれど。

しかしながら、僕は、やるなら一番になりたい。それも最初から。
アンドレアに「はじめから上手くできるわけがないし、できないから練習するんだ」と何千回言われようと、第一試合からダンテや小野篁に勝ちたい。そこで僕は考えた。
漢詩や和歌だったらダンテに勝てるし、イタリア語詩だったら小野篁に勝てるんじゃね?

note 4年目以降は連戦連勝していきたいと思っている。


あとがき
note 3周年を迎える今年の9月はきっと忙しいので、前回の投稿に引き続き、今のうちに節目のエッセイを書いておくことにしました。
また、8月も少しやることがあるので、noteにアクセスする機会は減るかと思いますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

気象予報によりますと、来週は灼熱週間とのこと。その後も暑い日が続くと思いますので、お体に気をつけ、楽しい夏をお過ごしください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

240728

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